
2022年、つまり3年前に野生のイチゴを畑に移植しました、スーです。
詳しくは去年のブログに書いたけど、今年は3000個ぐらい収穫できたよ(>▽<)

苺は、3年前に植えただけで、放置状態。
つまり、農薬、肥料、除草剤を一切使わず、水もやらず雨のみ。
いわゆる自然農なんですが、草刈りさえもほとんどしなかった苺の畝は、もはや放置農と言ってもいいかもしれない。
自然農で完全放置の苺を3000個収穫

2025年は、5/11が初収穫で、6/13までの1か月で約3000個収穫しました☆
どのくらい採れるのか、毎日イチゴを数えながら収穫したよ。
最初と最後は、数が少ないけれど、5/18~6/2の2週間は、爆なり♪
というか、収穫だけで1~2時間かかるという(^^;
| OK | ダメ | 計 | ダメ率 | |
|---|---|---|---|---|
| 5/11 | 5 | 0 | 5 | 0.00% | 
| 5/14 | 20 | 0 | 20 | 0.00% | 
| 5/15 | 20 | 0 | 20 | 0.00% | 
| 5/16 | 50 | 0 | 50 | 0.00% | 
| 5/18 | 130 | 0 | 130 | 0.00% | 
| 5/19 | 116 | 10 | 126 | 7.94% | 
| 5/20 | 130 | 31 | 161 | 19.25% | 
| 5/21 | 107 | 15 | 122 | 12.30% | 
| 5/22 | 240 | 21 | 261 | 8.05% | 
| 5/23 | 135 | 12 | 147 | 8.16% | 
| 5/24 | 247 | 21 | 268 | 7.84% | 
| 5/26 | 351 | 49 | 400 | 12.25% | 
| 5/27 | 186 | 10 | 196 | 5.10% | 
| 5/28 | 362 | 15 | 377 | 3.98% | 
| 5/29 | 546 | 31 | 577 | 5.37% | 
| 5/30 | 30 | 0 | 30 | 0.00% | 
| 5/31 | 56 | 4 | 60 | 6.67% | 
| 6/2 | 136 | 27 | 163 | 16.56% | 
| 6/4 | 78 | 23 | 101 | 22.77% | 
| 6/5 | 28 | 4 | 32 | 12.50% | 
| 6/6 | 12 | 2 | 14 | 14.29% | 
| 6/7 | 10 | 3 | 13 | 23.08% | 
| 6/8 | 6 | 0 | 6 | 0.00% | 
| 6/9 | 3 | 1 | 4 | 25.00% | 
| 6/11 | 3 | 0 | 3 | 0.00% | 
| 6/12 | 2 | 2 | 4 | 50.00% | 
| 6/13 | 1 | 1 | 2 | 50.00% | 
| 合計 | 3010 | 282 | 3292 | 8.57% | 
3292個中、ダメだったのが282個で、食べられたのが3010個!
ダメ率8.57%って、結構凄くない!?
カウント基準
OK苺は、どんなに小さくても形が悪くても、全く傷んでいないもの。
ダメ苺は、どんなに形や色やサイズが良くても、小さな穴一つでも空いていればダメとした。

例えば、この苺は、形色サイズともに申し分ないが、アリさんによる、一点集中ホリホリにより、ダメにカウント。
こういうイチゴちゃんには、「がんばったね」「ありがとうね」と声かけをして、可能そうなら反対側を一口かじり笑、エサ場行きとなる。
イチゴ収穫の記録写真

5/11 – 5個
初収穫の5個は、野草酵素を作るのに一緒に混ぜた♪

5/14 – 20個
気持ちがはやり、まだ薄い色の苺ちゃん達収穫。

5/16 – 50個
気持ちがはやり、白い苺ちゃんも収穫。
基本的に、赤くなるまでなかなか待てない(^^;←来年は我慢しよう!

5/18 – 130個
この日から、苺100個以上収穫しだす。
ナメクジに食べられる前に!と、白いものまで収穫してしまうんだけど。。←来年は我慢!

5/19 – OK 116個 – ダメ 10個 10/126=ダメ率 7.94%

5/20 – OK 130個 – ダメ 31個  31/161=ダメ率 19.25%
この日まで、収穫以外何もしなかったけれど、ダメ率が高いので、苺を地面から離すことにする。

5/21 – OK 107個 – ダメ 15個  15/122=ダメ率 12.3%
地面から離したおかげで、ダメ率減少!
できるだけ赤くなったものを収穫♪
当然だけど、赤い方が甘くて美味しい!
ついでに、草いっぱいだったけど、収穫するのに邪魔なのと、風通しを良くするため、間の草をとる。

5/22 – OK 240個 – ダメ 21個  21/261=ダメ率 8.05%
昨日、間の草をとったおかげで、見晴らしも風通しも良くなり、イチゴ大量収穫☆

5/23 – OK 135個 – ダメ 12個  12/147=ダメ率 8.16%
昨日、たくさん収穫したので、少し赤いぐらいのものは残して収穫。

5/24 – OK 247個 – ダメ 21個  21/268=ダメ率 7.84%
赤くなるまで待った苺を収穫、売り物でもおかしくない一級品!?

5/26 – OK 351個 – ダメ 49個  49/400=ダメ率 12.25%
前日は、一日中雨だったので、ナメクジに食べられたダメ率高くなった!
でも、それ以上に、完熟苺が大量に収穫できたので問題なし(>▽<)
ていうか、収穫に2時間ぐらいかかる!

5/27 – OK 186個 – ダメ 10個 10/196=ダメ率 5.1%
前日は曇りだったので、あまり赤くならなかった。
夜に雨も降ったみたい。

5/28 – OK 362個 – ダメ 15個  15/377=ダメ率 3.98%
苺が大量に収穫できる割に、ダメ率がむちゃくちゃ少ない!
これも、日々の地面離しと野草整理の風通しのおかげ♪
ついでにカラス被害も全くなし!
しかし、苺もだんだん小さいものが増えてきた。

5/29 – OK 546個 – ダメ 31個  31/577=ダメ率 5.37%
天気予報で、明日から4日間雨マークだったので、もう白いのも小さいのも全部収穫した。
4日間も雨が降ったら、苺が腐ってしまうと思ったので。。
でも、結局1日のみ雨だったので、それなら白いのは残しておけば良かったよ(>△<)
白い苺はジャムにしたので、別にいいんだけど。。
しかも、数日間、雨とか曇りとかで、さえない天気だったけど、苺は3か所植えてあって、1か所は実験用に残しておいたら、全然問題なかった。。
来年は、4日間雨マークでも、未熟な苺はそのまま残しておこう!
5/30~6/1は、少量(30~60)しか収穫できなかったし、もう終わりだと思ったので、写真なし。

6/2 – OK 136個 – ダメ 27個 27/163=ダメ率 16.56%
実験用に残しておいた1か所から、普通に収穫。
雨でも強いんやね!さすが自然農!(>▽<)

6/4 – OK 78個 – ダメ 23個 23/101=ダメ率 22.77%
天気が雨と曇りのみで、もうほぼ終了(涙
5/29に無理して全部収穫しなければ。。天気予報のバカー(>△<。
あとは、6/13まで、収穫の数はどんどん減って行き、2025年のイチゴ祭りは終了~。
いやー、しかし1日200~400個は、収穫するのもほんと大変だったよ(^^;
完全放置の苺栽培でやったこと
完全放置でやったこと、って変な表現やな(^^;
完全放置なら、何もやってないってことじゃーん!
いやいや、完全放置、というのは、去年の苺を収穫した後は完全放置、ということで、今年の苺を収穫しだしてからは、上にも書いた通り、結構やったよ!
苺園の紹介
完全放置していた苺園、というか苺を植えた場所は、3か所。
さぁ、見て驚け~!笑
第1圃場 メイン

メインの苺園はコレ。
3年前に野生の苺3~5株を移植して、ほぼ放置で勝手にここまで増えた。

拡大すると、こんな感じで、ヒメジョオン、カラスのエンドウ、スギナに埋もれている。
写真には写っていないけど、ヨモギ、アメリカフウロ、ゲンノショウコも、ちょこちょこいるよ。
ちなみに春にはヒメオドリコソウちゃんが間からヒョコヒョコしてました。
去年の苺を収穫した後、完全放置した結果、色んな野草さんが間から生えてきて、苺ちゃん達も頑張って競争したから強くなったのかな?

これは、去年の8/5の状態。
暑くて、ほとんど雨が降らなかったけど、水もあげてない。
枯れて死んじゃうかな、、と心配もしたけど、野生の子やから大丈夫やろ、と信じて放置。
結果は、上の通り、爆なり♪
第2圃場 サブ

ここは、20株ぐらいあるのかな?
2年前に1~2株移植したのが、こんな感じに。
こんなに増えると思ってなかったので、上にはトウモロコシが、右上にはニンジンが植えてあります。
こちらの方が日当たりと風通しがバツグンにいいので、大きくて形の良い苺ができた♪
ランナーは、通路に出ないように適当に伸ばしているので、来年はもっと増えるであろう。
第3圃場 原種&実験

えっと、いったいどこに苺が…?
って感じだよね(^^;

草をかきわけ近づくと、ホラ!
セイタカアワダチソウ、ギシギシ、ヨモギ、ヒメジョオン、ドクダミ、スギナ、カラスノエンドウ、スズメノカタビラのでかいヤツ(オヒシバ?)に紛れて、いる!!

もっと近づいて上から見ると、こんな感じ。
これは5/16で、こんな状態じゃ、受粉してないかな~。。と見に行ったら、花も咲いていたし、その後苺もたくさんできたよ!
さすがにコレじゃ、カラスも(人間さえも)気づくまいて、ふふ。

しかし、収穫しずらいので、苺がなりだしてからは、少し草を整理した。
まぁ、私が歩く場所だけって感じだけど。
誰もここにイチゴが大量になっているとは思うまいて。

そして、収穫が終了した6月に、イチゴ苗だけを残して全草刈。
あとは、このまま来年イチゴの実がなるまで、ほぼほぼ完全放置。
あいや、近所の目もあるので、草丈が高くなってきたら、少しは草刈するかな?(^^;
1年間完全放置後にやったこと
去年の苺を収穫した後は、完全放置なので、草は生えっぱなし、水は雨のみで、こういう状態。
これまでの観察で考えると、苺は、弱酸性~酸性の荒れ地で元気に育つぽい。
いわゆる地下茎の強い雑草、ドクダミ、スギナ、ヨモギと共存している。
もともと、このイチゴは、セイタカアワダチソウが茂る中で見つけたので、苺スゲ~!とビックリした。
さて、苺が収穫できるようになってから、やったこと。
収穫するまでは完全放置だったけど、収穫をはじめてからは忙しくなる。
まずは、生い茂る草を少し整理。

地面についているイチゴは、周りの雑草を利用して上にあげた。
苺が宙に浮くことで、ナメクジ被害が激減♪
この作業は結構大変だけど、一度やってしまえば、後は楽なので、苺を収穫しつつ、地道にせっせとやったよ。

ナメクジやアリに食べられた苺、傷んでしまった苺は、数か所に集めた。特に苺がたくさんなっている近く。
こうすることで、エサ場ができ、わざわざ面倒な上のイチゴを食べず、下の傷んだ苺を食べてくれる。
ちなみに私は、畑にいる虫もナメクジも一切獲らずに放置してます。
ていうか、なんなら見つけたら、こんにちは~☆とか、ドモドモ~☆とか挨拶してるし笑

イチゴを収穫する時には、「ありがとう」「頑張ったね」「すばらしい!」と声をかけて収穫。
これで、苺ちゃん達もますます赤くなってくれるであろう♪
カラス被害が全くなかった
去年は、赤く熟すまで待つと、カラスにつつかれたりしたんだけど、今年は全くなかった!
写真の通り、ネットとか一切かけてないよ。
考えられることは、やっぱり草をある程度生やしたままにしておいたことかな?

それと、これはメインの第1圃場だけど、ミントやパクチーの香りが予防になったのかな?
ミントは禁断の地植え笑
それと、エンバクがちょうど種になる頃で、スズメちゃん達がこっちに向かってアタックして種を食べていたから、苺には見向きもしなかったのかも?
あと、苺の間にコンパニオンプランツとしてニンニクを植えているけど、これはあまり意味なさそうなので、来年はやめようと思う。
サブも実験場もニンニクなしで、全く元気に育ってるし。
自然農、ほぼ放置の苺栽培まとめ

- 苺苗は荒れ地、弱酸性~酸性で元気に育つ
- 周りに草があっても、草に埋もれても育つ。むしろ競争して大きく育つ
- 実がなりだしたら、草をある程度整理する。収穫のしやすさ、風通しのため
- 実は、地面につけず、できるだけ宙に浮かす。ナメクジ、アリ予防
- 傷んだ実は、赤くなり始めた実の下あたりにまとめて置くことで、ナメクジ被害激減
- 赤く熟すまで収穫を我慢する
- まわりにある程度の草があるとカラス被害なし
- 収穫が終了したら、周りの草を刈る
- 来年の収穫まで放置
来年実験すること
- 収穫時に、苺の茎、軸?を2~3cmつけたまま収穫すると、長持ちするかも?
常温でも3日ぐらいは全然平気だけど。
収穫時に、パツン!と、空気が抜けるような音がするので、軸でふさいでおけば、長持ちする仮説。
ただ、軸をつけたままの収穫はちょっと面倒くさい。
ハイ、長くなりましたが、農薬なし肥料なし、雨のみで、苺をほぼ放置栽培したい方の参考になれば(^^ヾ
次回は、3000個のイチゴで作ったものを紹介しまーす☆














































 
               
               
               
               
               
               
               
              



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





 


コメント
今橋さんラープロ in Fukui からきました。見てびっくり、すごい情報量のブログですね。
あとでじっくり見るのにも楽しそうです。
勉強になります。ありがとうございます。
読みにきていただきありがとうございます^^
私のやり方が参考になれば幸いです☆