網走~宗谷岬

昨日網走に来た。
ずっと一緒に来た(わけでもないけど)アンティが今日、宗谷岬に到着する。
私たちはいつも喧嘩ばかりしていたので、「一人で歩きたい、一人でゴールしたい」と言っていたアンティの気持ちを汲み取り、さっさと遠く離れた網走まで来たのだ。
でも、本当は最後ぐらいは一緒に歩きたかったし、それが駄目でもゴールで待っていたいと思った。

あぁ、やっと到着するんだね~。。
やっぱりしばらく稚内に滞在して、宗谷岬で迎えるぐらいしても許してくれたんじゃ・・・、いやいや、明日は鶴間さんが摩周湖やら屈斜路湖やら色々連れて行ってくれて、その後また知床まで連れて行ってくれるんだから、私は私の旅を楽しもーっと!!

しかし昨夜アンティからメールが来た。

・・・・・。

・・・・・。

どうしよう、今、網走。
宗谷岬まで300km。
今からでも稚内に戻りたい・・・。。

電車で行く? 簡単に金額を調べる、一度札幌まで出てそこから稚内・・・ってむちゃくちゃお金かかるやん!! しかも時間もかかる!

いや、行くならヒッチハイク!

宗谷岬から網走までは興部で一夜泊まってきたけれど、もともと一日で行こうと思っていたし、私なら行けるハズ・・・!!

いや、行ける・・・!! 行こう!

行かなかったら絶対後悔する!!!

すぐに鶴間さんに電話をかける。
夜遅く帰ってきたノブコさんに伝える。

「すいません、明日宗谷岬に戻ることにしました」

アンティは鹿児島の佐多岬から3ヶ月かけて2000kmを歩いてきた。
その間に様々な素晴らしい出会いを経験し、私もその一部を一緒に体験できた。
それが今日、終了する。
きっと彼は、宗谷岬でその出会った全員の人に迎えられたいに違いない。
でも、そんなことはできない。
それができるのは、私だけ。

ヒッチハイクで300km、スムーズに行けても8時間かかる。行けるかどうか分からないし、行けなかったら意味がないけれど・・・

「もし行けなかったらごめん」
「キミはプロだからできるよ」

そうだね!!

そして今日の朝、7時に起床、
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ノブコさんから朝食をいただき、

8時、鶴間さんが近所まで迎えに来てくれて、網走からの郊外のヒッチハイクできそうなポイントで降ろしてくれた。

鶴間さん、どうもありがとうございました!!
今日は天気がいいから摩周湖もきっと綺麗に見えますよ!

「いや、知床に向かうことにしたよ」

・・・ありがとうございます。。(涙)
では、よい旅を!

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さて、ここからヒッチハイク開始!
一度に宗谷岬まで行くのはほぼ不可能なので、小出しに行くぞ。

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まずは、「サロマ湖」までっ!

はい! 2人組のおじさんの車、10分で停まってくれました!
今日はサロマ湖の周りで100kmマラソンがあるとのことで、それのお手伝いをしにいくとか。

そうして佐呂間の町はずれで降ろしてくれました。
ありがとうございます!

降ろしてもらったところは、あまりいいヒッチポイントではなかったのだけれど、とりあえずトライ。
でもやっぱり全然停まらない。
20分すぎても、停まってくれる気配がなく、ちょっと不安になってくる・・・。
どうしよう、今日中に宗谷岬に行けないかも・・・。。。

すると、マラソンの整備で立っていたおまわりさんが教えてくれた。

「そこだと、町の方へ行く車も通るから、橋の向こう側でやったほうがいいよ」

ありがとうございます! てこてこ歩いて、トライアゲイン!

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「紋別」

はい! 10分で、紋別へ法事に行くおじさんの車が停まってくれました!

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100kmマラソンの人が4000人ぐらい走っている道沿いをゆっくりスピードでブロロロー。

途中の道の駅でトイレ休憩したら、なんと!
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おじさんがソフトクリームを手に持って私に一つくれました、ありがとうございます☆☆☆

紋別の町中をぐるっと案内してくれた後、またまたいい場所にて降ろしてくれました。

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さて、次は「枝幸」!(えさし)

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はい! 5分でなんと、初のトラックが停まってくれました!

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うわーお! 目線が高くて面白ーい☆

トラックのおじさんは、枝幸の道の駅で降ろしてくれました。

道の駅は進行方向の反対側道路沿いにあるのでちょっとやりにくいかな~?
ま、出口前でやればイケるでしょ。
とりあえずお昼なので昼食をとろうかな。

てこてこてこ。

「あ、何か落としましたよ!」

・・・ん??

後ろを振り返ると、バックパックのサイドポケットから小物が落ちていた。

「あ、私のです! ありがとうございます!」

小物を拾ってお礼を言うと、おじさんは車が停まっている方へ歩いていった。

・・・ん? 福井ナンバーの車があるなぁ。
あのおじさんの車かな??

そう思っていると、おじさんは福井ナンバーの車のドアを開けた。

「・・・あの、福井からですか?」
「あぁ、そうですけど」
「私も福井からです~!」
「ええっ!」

そうして話を進めると、同じ福井県のしかも同じ市からだった。
おじさんは自分の車で寝泊りしながら2週間の北海道旅行に来たとのこと。

「実はヒッチハイクで来たんですけれど、こっちの方向行きますか・・?」
「あぁ、今日はそっちの方向から来たんですよ」
「そうですか・・じゃあ反対ですね~。。。では・・」

反対方向では乗せていってもらうことはできない。

「ちょっと待って! せっかく同じとこから来たんだから、話も聞きたいし、乗せてってあげよう!」「ええっ! 宗谷岬までですか!?!? 遠いですよ!!」
「大丈夫大丈夫、僕も予定ないんだから(笑)。とりあえずそこでご飯でも食べてきなさい」
「あっ、ありがとうございます!!!」

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ということで、食堂にて「ホタテ貝柱ラーメン」850円、ちょっと高いぜ。。。

昼食を終え、トイレに行ってからおじさんの車へ戻ると、車が発進しようとしていた。

「ちょ、ちょっと待って~!」

手を振るとすぐに停まってくれた。

「いやぁー、食堂探してもいなかったから、もう行っちゃったのかと思ったよ」
「行きませんよっ! トイレ行っていたんです~!」
「あはは、そうだったのかい」

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それではお願いしまーす☆

ブロロロー。

写真
写真
う~~~ん! 天気が良くて、超サイコー☆☆☆

一昨日、宗谷岬から興部まで鶴間さんの車で乗せていってもらった時は、曇りで、景色もそれほどでもなかったのだ。
でも今日は雲ひとつない快晴!!
まさかこの道を再び通るなんて思っていなかったので、こんなに綺麗な海沿いを走れてラッキー!!!

写真
途中、最北端の道の駅「道の駅 さるふつ公園」に寄る。
もうこの辺りは、何でも最北端である。

さて、アンティは今日の4時半ごろに宗谷岬に到着予定と言っていた。
私は300kmのヒッチハイクがうまく行ってギリギリ間に合うかどうかだと思っていた。
なので、「どっちが早いか競争だ♪」と勝手にゲームにしていた。

結果・・・、、、

3時半に宗谷岬に到着~!!!

うーん、、、さすがヒッチプロ(!?)、私。。。

同郷のおじさんは、宗谷岬で私にホタテの串焼きとソフトクリームを買ってくれて、枝幸の道の駅に戻っていった。

ありがとうございました~~~!!!

・・・さて、ホタテも食べたことだし、ちょっと歯磨きでもして待とうかな。。。
4時ちょいすぎ、、、アンティが早く来ることも十分考えられるし、せっかくの到着時にいなかったら意味がないんだけど、、、ホタテの筋が歯につまったまま迎えるのもヤだよな~。。。

宗谷岬にアンティが到着する瞬間は、格好良く座って待っていたい。

・・・よし、歯磨きするぐらいの時間はあるだろう、ゴソゴソ。

バックパックのフタを開け、歯ブラシを取り出す。

カバンのフタを閉めて、トイレの方へ、と・・・顔をあげると、

ん・・・? げっ!!!

あ、アンティさんが到着しとる~~~~!!!!(冷や汗MAX)

そ、そして私のこのマヌケな写真を遠くから撮っているではないかっ!!!!

ア~~~~~~!!!! アホーーーーーーーー!!! アアァァアアァアアア!!!!!!

は、早くこの歯ブラシをカバンの中に閉まって、アワワワ・・・ごそごそ・・・!!!

ああっ、このホタテの入っていたパックも中に入れなければ!! ごそごそ・・!!!

焦れば焦るほど、カバンのフタがうまく閉まらない。

私から50mほど離れたところで、「何をやっているんだアイツは・・・」と見守っているアンティさん。。。

うぅっ、ううっ・・・ウエーンウエーン!!!(涙)

ゴソゴソとバックパックのフタを閉め終わると、てこてこアンティさんが寄って来た。

ちょっと挙動不審ぎみに、「おめでと~!!!」パチパチパチ!! と手を叩く私。

あーあ、コメディかよほんと・・・。。。

3時半に着いていたのにっ! アンティよりも早く着いていたのにっ!!(涙涙涙)

はいはい、これが私ですよ~~~っと、あらよっと。

「4時半ごろに着くって言ってたじゃない(汗汗汗)」
「電車じゃないんだから、正確な時間に着くわけないじゃない(笑)」

そ、そうですよね。。。

ってことで、、、、気を取り直して、

写真
おめでと~~~~!!!!!
そしてお疲れ様~~~~!!!!
やっとゴールだね!!!!!
日本縦断2000kmの旅、達成したね!!!
凄いね!!!!!!!!!!

写真
バンザーイ☆

写真
ワーイ☆

写真
てこてこてこ。

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本物の最北端はここだぜイエー!

え? なになに? あなた鹿児島から歩いてきたの!?

写真
観光客の皆さんのアイドルになるアンティさん。

さて、と、今夜はどこに泊まりますか・・・。

宗谷岬で泊まろうと考えているアンティ。
まぁ私も、いくらヒッチプロとは言え、これから網走に帰るのはどう考えても無理。

宗谷岬にも数件の宿があるので、まずは「最北端の宿」と謳っている所へ行ってみる。

2食付で1人7500円。

・・・うーん、、た、高いけど、こんなもんか。。

「あの~・・・7000円にしてもらえませんか??」

苦笑いをする受付のおばさん。

ま、仕方ないか。じゃあ、別々の部屋でお願いします。

部屋を2つ用意してもらい、案内してもらうと・・・
1つの部屋にシングルベッドが2つ、その間に人が一人通れるぐらいの通路。
めっちゃ狭い・・・!!!
これで7500円だと~~~!?!?!?

1つの部屋にシングルが2つなら、わざわざ部屋を2つ取ることもないし、また聞いてみる。

「あの~、同じ部屋に泊まったら2人で7500円になりますか??」
「いえ、お一人の値段です」

おばさんの表情はずっと苦笑い。

・シングルベッドが2つある部屋に2人で泊まる。
・シングルベッドが2つある部屋にそれぞれ1人1人が泊まる。

これが同じ値段。
へんだよね~。

私の表情が微妙なのを見たアンティが、「ここ、やめよっか・・?」と聞いてきた。

うん、、やめよっか。。

「すいません、やっぱり他へ行くことにしますね」

外へ出ようとすると、おばさんがまた苦笑いでこう言った。

「あの~、7000円にしますから、泊まりますか・・?」

いえ、他行ってみます。ありがとうございました。

さて、次のペンションへ行き、部屋を見せてもらう。
先ほどよりベッドが大きく、部屋も広い。
海も見えるし悪くない。
値段交渉し、素泊まり4000円を3500円。

でも次も見てみよう。

民宿へ。

素泊まり4000円を・・・

とりあえず、部屋を見せてもらう。
和室で、広いしテーブルもある。
今まで出会った人たちに手紙を書きたいというアンティにピッタリ!
そしておかみさんもいい感じ!
ここに泊まろう!

写真
(・・・今日のカメラは露出補正をうまく設定していなかったため、全体的に白っぽい写真になってしまっています。。。(汗))

お宿が決まったら、夕食を食べに行きまーす!

宗谷岬に唯一ある(?)食堂へ。

ウニ丼が食べたいというアンティ。
私は一番安いものを注文しようとしていると、予算以上をアンティが出してくれて、2人でウニ丼!

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ウニ丼 2500円~!!!
うみゃーい!!!!!!

夕食後、お店の外へ出ると、おおおおお!!!

写真
夕日タイム!!!

すごい! やっぱり宗谷岬に泊まることにして良かった!!!

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日本の最北端で沈む夕日を見れるなんて・・・。

手を合わせてこう言った。

「ありがとうございました・・・!」

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