早朝4時半ごろ、軽食がバスで配られた。
カップケーキとドーナツ。
これはありがたい・・・。
そして朝5時半ごろ、ヤンゴンのバスターミナル(アウンミンガラー・バスセンター)に到着~。
降りたらこんなとこでした。
え~と・・・ゴールデンロック行きのバスはどこでしょうか~、ウロウロ・・・。
とりあえず、事務所っぽい所に行き、聞いてみると、ここではなく、向こう側だと言われた。
言われたっぽい方向へてこてこ・・・、本当にこっちでいいのかなぁ??
エクスキューズミー、キンプン行きのバス、チャイティヨー、ゴールデンロックのバスはどこですか~?
3人ぐらいに聞いて、言われた方向へ歩く。
最後に聞いたおっちゃんが、「おう、こっちだ、ついてきな!」と、親切に案内してくれた。
てこてこ、てこてこ、、、結構遠いんですね~!
これ、案内してもらわなかったら、分からなかったかも!
バスを降りた所から、10分ぐらい歩いたよ。
これがそのバス。
外にいた切符売りに、「キンプン、チャイティヨー、ゴールデンロック」と言うと、8000k(約1000円)と言われ、払った。
確かに地球の歩き方には、7000~8000kと書いてあるけれど、地元の人が払っているのは2000kだった。。(←このライターも全部騙されていたんじゃないかと思うんだが。。。これって公式料金じゃなくて、外人用の全員グル料金っぽい。ま、仕方ないけど。。)
地球の歩き方にも掲載されている、ウィン・エクスプレス。
写真では普通に見えても、実際オンボロでっせ。
そして私以外誰一人外人旅行者のいないバスは、時間通り朝の6時半に出発。
バスは所々で停まり、3時間後に、ランチ休憩~。。。
ほんと、この時間、無駄すぎる・・・!!
ここはバスが停まる食堂らしく、何台ものバスが停まっていた。
すると、あっ! 白人の旅行者がいる!!
旅行者を見つけると、本当にホッとする。
ハロー! ゴールデンロックに行くの?
「違うわ、私達ゴールデンロックから来て、今からヤンゴンに行くのよ」
へー、そうなんだ! ゴールデンロックの前はどこにいたの?
「インレー湖よ」
えっ!? インレー湖!? 私も昨日インレー湖からバスでヤンゴンに来て、ヤンゴンからここに来たんだけど・・・」
「私達は、インレー湖からバゴーで降りて、そこからゴールデンロックに行ったわ」
えーっ!!!!(>△<)
それ私が最初に考えていたルートじゃん!!
バゴーって朝の3時に着いたんでしょ? 危険じゃなかった??
「いえ、全然、だって他の旅行者もたくさんいたもの」
ガーン・・・!! やっぱりインレー湖からバゴーで降りるべきだった~~!!
インレー湖の旅行代理店の人の親切な(無知な?)言葉に従ってヤンゴン行きにしたお陰で、6時間ぐらい、時間の無駄してるんですけど。。。(涙)
そうしてショックを受けていると、「ゴールデンロック?」と後ろから声がした。
振り返ると、粋な髪形をした有吉似のミャンマー人がそこにいた。
「この車に乗り換えて」
え、あの大型バスで行くんじゃないんだ!?
全然、ヤンゴン→キンプン直通バスじゃないじゃん。。。
そして運転手が座り、私が座席に乗り、有吉は後ろに乗り、車は出発。
なぜか途中で車は停まり、有吉は民家のような所で降りて入って行った。
スタッフの相乗りだったのかな・・・?
そして車はキンプンの旅行代理店の前で停まり、帰りのバスを予約していけと言うではないか。
旅行者に別の安い手段でヤンゴンまで帰らせないためらしい。
帰りのバスは2時と4時にあって、7000k(約850円)
現在12時だったので、2時のバスにしようとすると、間に合わないから無理と言われ、まずは4時のを買っておいて、もし間に合ったら2時にしてもらえることに。
ついでに荷物をウィン・エクスプレスの事務所(というか誰かの家。)で預かってもらう。
時間もないので、ゴールデンロック行きのトラック乗り場へ走った。
あそこが乗り場。
ててててー。
このトラックに乗るのか・・・。
前の座席は3000k(360円)で、後ろは2500k(約300円)、そしてなんと生命保険付と書かれている・・・。
ぎゅうぎゅう詰めのトラックは、満席になってやっと出発~。
ジェットコースターかのように、もの凄いスピードで走る、ぎゅうぎゅう詰めのトラック!
生命保険付は、そういう訳か・・・、っていうか本当に生命保険付いてるのかな。。。
しかも、途中から雨が降ってきて、私はカッパを持っていたからいいものの、他の人はずぶぬれ。
まっすぐ頂上まで行くのかと思いきや、途中で謎の20分ほど停車。
奴隷船だよこんなの・・・。
パゴー経由で朝早く来ていれば、まだマシだったかも。。。
そして頂上に着くころには晴れてきて、40分後ぐらいに頂上に到着。
チャイティヨー(ゴールデンロック)の入場料 6000k(約720円)
ミャンマー人は無料なので、ミャンマー人のような格好をして、ミャンマー人の団体にくっついていけば、多分払わなくても入れますよ・・・。
お金を払った場所より、更に少し歩いて、ここが入口。
ゴールデンロックまでは結構遠い。。。
横から見えるかな? と、踊り場のようなつき出た所があったので、そこへ行ってみると、ステーン!!
なんと、大理石の上に生えたコケ&雨で滑りやすくなっていて、盛大にコケた!!
スカートにどれだけ長い間生えていたか分からない緑のコケはこびりつくし、泥だらけで、呆然。
それを見ていたお寺入口にいた何かしらの団体のスタッフさんが、「大丈夫!? あら、日本人? ほら、この水で洗いなさい」とドラム缶からくみ出した水を汚れにかけてくれた。。。な、なんでこんな目に、うぅぅ(涙)
とにかく怪我をしなかっただけでも良かった。。。
早くタイに帰りたいよぅ~~。。
お尻イタタ・・・とさすりながら、長い道を歩いて行くと、あっ! あれじゃ!!
ついに来た!
落ちそうで落ちないゴールデンロック!!
別の角度から見るとこんな感じ。
絶妙なバランスやね~。
見ての通り、観光客がほとんどいなく、それでも何とか声をかけて記念写真を撮ってもらいました~☆ちなみに持っているビニール袋には自分の靴が入ってます。
(え? 服が昨日と同じ・・・? いや~、夜行バスだし着替える暇なかったんすよ~。しかし、昨日の夕方にホテルでシャワーは借りてるっす。)
どうやら、この山の天候は非常に変わりやすいらしく、もうこんな。
時間もないし、さっさと山を下りよう。
あっ! こんな所にもボーミンガウン親分がっ!
(ポッパ山観光参照)
さてさて、バスの時間もあるし、トラック乗り場へ急ぐ。
なのに、帰りの人数がなかなか集まらなくて、20分ほど待つ。
本当に、このゴールデンロックに来るには無駄な時間だらけである。。
そして、下り坂のため、帰りのトラックは超怖い。
反対側から車が来ると、ぶつかるんじゃないかと思う。。。
しかも、また途中の検問(?)みたいな所で謎の20分待ち。。。
早くタイに帰りたいよ・・・。
さて、時間ギリギリの2時にトラック乗り場に到着、バスに間に合うんじゃないかと、ウィン・エクスプレスの事務所へダッシュ!!
「2時のバスに乗りたいんだけど!! ハァハァ」
「もう行っちゃったよ~」
うぅぅ・・・、せっかく急いで戻ってきたのに、こんな何もないとこであと2時間待たなきゃなんないなんてえええ(涙)←キンプンに行った人だけが分かる、この町の何もなさ。
とりあえず、ご飯でも食べるか・・・てこてこ。
マジで何もない、キンプンのメインストリート。
結局、トラック乗り場の近くに戻り、シーサーゲストハウスのレストランで食べることに。
ポークカレー 1500k(約180円)
カレーと言うより、豚の角煮が油に浮いているだけのような料理。
凄くしつこいけれど、味はまぁおいしかった。
そうして、レストランでくつろいでいると、「ちょっと! ヤンゴン行く人!?」と声をかけられる。
はい、そーですけどー??
「バスの時間がないから急いで!!」
へ? だって4時でしょ?? まだ3時半なんだけど??
「もう来てるから!! ほら、そこ!!」
なんだって~!?!?(>△<)
見ると、相乗りのピックアップカーが村人達を乗せている・・・!!
すぐにお会計を済ませ、ウィン・エクスプレスで預かってもらっていた荷物を取りにダッシュ!
てゆーか、待って!! トイレ行きたいし~~!!(>_<)
「分かった、じゃあ俺のバイクで連れて行くから、トイレ行ってきて!!」
わお、融通利くじゃん!
すぐにトイレに行き、待っていたスタッフのスクーターにまたがって、村人達を乗せたピックアップカーを追いかける。
途中で停まって待っていたピックアップに追いつき、スタッフにお礼を言って飛び乗った。
は~、ミャンマーの旅、ほんと疲れるわ~。。。
そしてピックアップカーから、町で下ろされ、ここで待てとの指示が。
そこで待つこと40分・・・って、ほんとに何なのこの無駄な時間!!
急いだの、何だったの!?
ヤンゴン行きの大型バスに乗り換え。
そう、結局このバスに乗ったのは5時。
しかも、他の地元の乗客はそこ(チャイトーという町)で、バスの受付をしていて、なんとヤンゴンまでの料金が2000k(約240円)だった。
私がウィン・エクスプレスに払ったお金は7000k(約850円)。
キンプン→チャイトーの乗り合いピックアップなんてタダみたいなもんだし、ウィン・エクスプレスは外人目当てに5000k(約600円)もボッていることになる。。。
そう、キンプンに着いた時に、帰りのバスの切符を予約させたのは、自分で安い手段で行かせない為だったんだ。もー、ほんと、地球の歩き方に書いてあるお陰で、皆ウィン・エクスプレスのカモだよ、これじゃ(>_<)
そうして、指定の席に座ると、誰も私の隣に座ってこない。
しかしバスは満席で、最後に乗ってきた女性が私の隣に座った。
しばらく無言でいたけれど、私の席に、前の乗客が置きっぱなしにした食べかけのフルーツが前にかかっていたので、それがずっと気にかかっていた。
「これ、私のじゃないんですよ、外の人に渡してもいいですかね?」
そう言って、隣の女性に聞いたのがきっかけで、私達は話し始めた。
彼女の名前はシュエワ・アウン、なんと英語がペラペラで、聞くとインターナショナルスクールの女医さんだった!
アウン先生は、チャイトーの町で医療ボランティアをした帰りで、ヤンゴンに帰る所だった。
途中でバスは、またご飯休憩で停車。(ほんとこれやめてくれないかな・・・)
私はさっきのポークカレーでお腹が膨れていたので食べるつもりはなかったのだけれど、アウン先生と通路を挟んだ隣に座っていた女性がおごってくれるので、一緒に食べましょうと誘われた♪
モヒンガー、ありがとうございます☆
そして再びバスに乗り、ヤンゴンへと走るのだが、運転が荒いのでヒヤヒヤしていたら、ゴガーン!! と凄い振動が!!
なんと、牛をひきました・・・。
バスは一旦わきに停車、問題ないかチェックし、30分ほど停車した後、なんとか発車。。。
怖いよー、今回の旅、ほんと怖いよー!!(>_<)
そうして、ヤンゴンのバスターミナルに到着したのは暗くなった9時すぎだった。。。
・・・どうしよう、もうバスないかも、、高いけどタクシーで移動するしかないのか。。
ヤンゴンではホストの家まで行かなければならないのだ。
「・・・ねぇ、私の家に一緒に来る? 私の車でホストの家まで乗せて行ってあげましょうか?」
アウン先生が素晴らしい申し出をして下さった~!!
是非ともお願いしまーす!!(>▽<)
アウン先生がタクシーを拾い、一緒に先生の家へ。
そこでお茶をいただいて一息ついた後、アウン先生のトヨタ車に乗車。
ホストの家は、なんと偶然にも先生の学校の近くで、先生の同僚も多く住む地区だった!
なんてラッキー!!(>▽<)
アウン先生の車は日本の中古車だったのだけれど、ミャンマーでも車は物凄く高いらしい。
先生の同僚が、20年ほど前にパジェロを買ったのが、なんと2000万円だったとか!!!!
高っ!! ってか、それを買える先生の同僚、凄っ!!
そんなの普通の日本人にも買えないよ!!
そんな話を聞きつつ、ホストの家に到着。
アウン先生にお礼を言って、今日のホスト、フィリピン人のライカの家に入れてもらう。
夜の10時すぎていたけれど、ライカはパーティで帰っていなくて、ルームメイトのフランシスがいて、家の説明をしてくれた。
それで、早速シャワーを浴びさせてもらおうと、バスルームに行くと、想像以上の酷さ。。。
部屋は広くて綺麗で安心していたのに、バスルームがミャンマー仕様なのだ。。。
しかも水シャワーのみという。。。
しかし今日シャワーを浴びないわけにはいかないので、覚悟してシャワーを浴びた。
は~、ま、水も最初は冷たいけど慣れる慣れる~、、と頭を洗っていると、ん? あれ??
なんか、手が汚れてる??
シャワーで流そうとするのに、だんだん汚れてくるのだ。。。
え!? なにこれなにこれ!?!?
手がだんだん緑になっていく。。。
なんでなんで!?
え! もしかして、これ、シャワーの水!?!?
しかも、頭を洗っている途中で、なんと水が止まった。
嘘でしょ~!!(>△<)
洗い流したくても、この緑まみれの体をどうすることもできない。。。
ど、どうしよう・・・(涙)
仕方ないので、タオルで緑の苔のようなものを拭いて、服を着てフランシスを呼ぶ。
エクスキューズミ~!! シャワー止まったんだけど・・・。
「オー、ソーリソーリ! 多分、貯水の水がなくなったみたいだね。少し待てば出てくるから待って」
貯水の水が無くなった~!? ってことは、この緑の苔みたいな奴は、貯水タンクにこびりついていた垢かぁ!!!(ムンク)
待ってれば水が出てくるっていうか、緑の苔がシャワーから出てきたんだけどっ!!(涙)
「オー、ソーリーソーリー!! 僕達このバスルーム使わないから知らなかったよ~。じゃあこっちのバスルーム使って」
そして案内されたのは、ライカの部屋のバスルーム。
こっちの方は使用に耐えうる綺麗さで、シャワーにもフィルターがついている。
そしてお湯も出た。。。
なんでゲストには、あの恐ろしいバスルーム使わせるんだよ~~(涙)
そしてお湯のシャワーで頭を洗うと、緑の苔がどんどん髪の毛から流れ出てくるではないかっ!!
ギェヤアァア~ッ!!!
明日、ここを出よう。そう決心したのだった。
コメント
凄まじい観光旅行ですね!私はアジアへは殆ど行ったことがないので,驚きの連続です.
ヤンゴンからゴールデン・ロックへのWinExpressのバスは,日本の中古車のようですね.
[千曲バス]などの表示がそのまま残っていて微笑ましいです.
楽しんでもらえて嬉しいです!(^^)
ミャンマーでは、日本バスの中古車も良く見かけましたが、韓国のバスもたまに見かけたような?
アジアでは、トラックなどもよく日本の宣伝が入ったまま見かけるので面白いです。