ホテルの無料朝食会場へ行くと、テーブルはこのようにセッティングされていた。
ちょっと期待できるかも!? と思ったけれど、実際は全然大したことなかった。。
うぅ、バガンのSNSゲストハウスが恋しい~。。
さて、今日は、昨日バスで出会ったプロカメラマンのさんだたかひろさんと一緒にインレー湖のボートツアーを申し込んだのだ。
天気が懸念されたものの、曇りでまぁ大丈夫そう。
他の宿泊者の皆さんも申し込んだらしく、ホテルに船頭さんが2人、迎えにきて、彼らの後を皆でついてインレー湖まで15分ほど歩く。
ボート乗り場に到着すると、私達についたのは、若い船頭だった。
他の宿泊者グループには年配の船頭さん、、どちらかというと年配の人の方が良さそうな感じがしたけれど、若い方が体力もあっていいのかな、と前向きに考える。(※この直感は当たっていた。)
船乗り場にずらりと並んだボート。
このボートの上を9台ほど渡って歩き、
これが私達の乗るボート。
本当は前に乗りたかったけれど、サンダさんはいい写真を撮るために高いカメラ持って来ているのだから、前の席を譲ってあげた。
一日ボートチャーター代15000k
インデインに行くので+3000k
合計18000k(約2100円)を2人で割る。
インレー湖のボートツアーに出発~!
エンジンがかかり、トトトトト・・・という音とともに川を上っていく。
サンダさんに前の席を譲ったので、私は終始このような風景である。。
やっぱり譲るのやめとけば良かったかな・・・同じ金額払ってるし。。。
せめて途中で変わるとかすれば良かった・・・。
舟は、地元民の足や輸送手段としても使われているようです。
観光客はこんな感じ。
水しぶきが結構凄いので、近くを通ると、少しかかったりします。
トトトトト・・・。
ご覧の通り、サンダさんが邪魔でしょうがありません。
シャッターチャンスが訪れると、立ち上がって撮影するサンダさん。
おぉ、さすがプロカメラン、ちょっとカッコイイぞ。
川から湖の方へ出ると、あ、なんだあれは!
何か近づいてきました!!
あっ、いつの間にか2人に増えた!!
パフォーマンスです! 観光客向けパフォーマンスです!!
これは、どうやらインレー湖の伝統的な漁業らしいです。
獲った魚を見せてくれます。
獲った魚は、船底のいけすに入っています。
が、どうやらチップをもらう為にパフォーマンスしているようです。
ちなみにこちらは、多分本物の漁師さんで、インレー湖独特の片足漕ぎも見れました。
本物の方は、観光客には近づいてこないし、服もTシャツです。
湖に網をしかけようとしている所です。
インレー湖の真ん中に生えた草?野菜?葉っぱ?を採る人達もいます。蓮?
トトトトト・・・・。
湖にポツンと浮かぶ、水上レストラン(多分)。
湖にポツンと浮かぶ、祠。
舟でわざわざお参りに来るんでしょうか。
水面をバシバシとオールで叩いてます。
気絶して浮かんできた魚でも獲るんでしょうか。
インレー湖に浮かぶ藻(?)を大量に運んでいます。
食べるのかな?
少年が足でボートを漕いでいます。(エンジンなし、人力)
ボートは湖から水路に入り、集落にやってきました。
長いボートの末、最初にやってきたのは、機織工場。
なんと、蓮の茎から繊維を取り出し、それで糸を作って織るらしい。
だから大量に舟で運んでいたんだね。
次にやってきたのは、五日ごとに市がたつ、五日市。
地元の人のボートが凄い。
えーっと、、、結構汚いです。。
魚、地べたに置いて売ってるって!?
そんな横でスヤスヤ眠る子供、、カオス。
ななんと、驚いたのが、野ブタ(!?)が市場の周りで、ゴミを漁ってる!?
しかもデカっ!!
いえいえ、汚い所ばかりじゃありません、綺麗な布地も売られていましたよ。
サンダさんの提案で、市場で軽くお昼。
とうもろこし200k(約25円)、シャンヌードル500k(約60円)。
食べるの不安でしたが、大丈夫でした。
向こう側のテーブルで、ご飯がめっちゃ大盛りなのが気になる。
ご飯、凄い食べるんだね。。。
買い物が終わり、帰っていく地元の皆さん。
さて、船頭の所へ戻り、私達も舟に・・・と、船頭がどこかへ行ってしまって見当たらなかった。
やっと見つかったかと思うと、「アイムベリーソーリーね~、私英語がうまくないですからソーリーね~」と、ひたすら謝るのだけれど、もういいっつーてるのに、何度も謝ってきて、多分他に英語ができないから、その言葉しか言えないのだと気づく。
しかも、クチャクチャと常に口の中で噛んでいる赤い実(仁丹?)が私のガイドブックに彼のツバと一緒に飛んできて、もう、グェーッ(>△<)・・・である。。。
この若い船頭が、ハズレだったのは、後で思い知ることになるのだが・・・。
舟に乗り、その船頭が次に連れてきたのはタバコ工場だった。
頼んでないけど。。
工場内に入るのに、このような階段を川の上に横付けされた舟から上るので、ヒヤヒヤ。
少女達が手作業で作っているタバコ工場。
サンダさんも私も吸わないので、作る過程を見ただけ。
紙でなく、葉っぱの巻きタバコで、タバコを吸う人には面白いかもしれない。
私達は、もういいと言うのに、なぜか船頭は、工場の人と一緒にお菓子を食べて茶をしばいている。
「奥にボート製作工場があるから見てきたら?」
と言われたので、そこへ行く。
ここ通るんかい!
いつ抜け落ちるか分からないのが怖い。
たいしたことないだろうと思っていたら、大きな木彫りの船を作っていた!
サンダさんは大学時代にボート部だったらしく、テンションがあがる。
安い物は20万ぐらい、高いものは100万ぐらいで販売しているとか。
この物価のミャンマーにしたら、結構高いよね!!
地元の人は一体どうやってボートを買うんだろうね。
多分、外国人値段で、地元の人はもっと安く買えるんだろうけど?
ちなみに大きなボートは、作るのに3ヶ月ぐらいかかるらしい。
そこにあった古いミャンマーのお札。
トトトトト・・・舟で集落内を進む。
水上寺院と、伝説上の鳥カラウェイの船が見えてきた!
ハトがたくさん!
何かの拍子で、ハトが一斉にバササー!! と飛び立って、寺院の屋根をぐるっとする様が圧巻!!
お寺の周りには、三脚を立てて、撮影する人もちらほら。
写真と映像ではイマイチ伝わらないけれど、実際に見るとかなり凄いよ!
それでは寺院の中へ。
ファウンドーウー・パヤー
Paung Daw Oo Pagoda
500k(約60円)
良心的な入場料に、ポストカード付!
中に入ると、真ん中に金の石が。
これはもともと5体の仏像だったけれど、金箔を貼られ続けて、こんな団子みたいになったそう。
ちなみに男性のみ触れて、女性は台座にも上れません。。
サンダさんにカメラを渡して撮ってきてもらいました~。
歩いていると、あれ!? あの顔、見たことある!!
空港からのバスの隣に座り、マンダレーのウーベイン橋でも会った、韓国人の女の子だ!!
ハロー!! 声をかけると、あちらも驚く。
やっぱり旅人というのは、だいたい同じルート、日程で動くものなのです(笑)
挨拶だけかわして、サンダさんの元へ戻ると、サンダさんが「カックー誘ってみたら?」と言った。
なるほど、確かに!!
※「カックー」とは郊外の見所で、車をチャーターしなければ行けない。車一台50000K(約6000円)なので、行きたいけれど、サンダさんと半々で3000円か・・・う~ん、と覚悟していた。
サンダさんの話では、他にアテがあると、バガンの安宿で出会った日本人の女の子と連絡を取っていたみたいだけれど、彼女は1泊8ドルの狭くて汚い部屋に泊まっていて、ポーウィン山の写真撮影スポット200k(25円)さえもケチっていたそうなので、どう考えても参加するとは思えなかった。
もう一度、韓国人の女の子を探し、声をかけた。
「ねぇ、明日の予定ある? 一緒にカックー行かない?」
「カックー? どこそれ? 明日はレンタル自転車借りて、ワイナリーでも行こうかなって思ってるんだけど・・」
ガイドブックの写真を見せ、カックーのかっこよさについて説明。
すると、都合のいいことに、彼女は、宿で出会った韓国人の男の子と一緒だったので、ついでに誘う。
2人とも、「いいね」と話に乗ってくれて、カックー行き、4人確保~!!(>▽<)
彼女たちの名前は、女子がヒラで、男子がハンミョン。
それぞれ単独のバックパッカーで、私とサンダさんのように、途中で出会ったのだ。
そのまま一緒にカラウェイの方まで見学。
ついでに別れ際に一緒に夕食を食べる約束をし、電話番号を交換して別れた。
そして舟に乗ろうと船頭を探すも、また行方不明・・・。
やっと見つけたと思ったら、友達の露店でタバコを吸っていた。
お前な。。。
「アイムソーリー、英語がよく分からなくてベリベリソーリーね」
などと謝ってくるのだが、1度謝ればいいものを、これを10回ぐらい繰り返してきて、それも時間の無駄なのである。
しかも、頼んでもいないのに、今度はレストランに連れてきた。
確かに水上レストランで景色はいいけれど、こういう所は高いので、食べる気がしない。
でも何か食べないと次のポイントへ連れて行ってくれそうにないので、サンダさんと2人でビールを注文。3000k(約360円)、2倍ぐらいの価格かな?
ビールを飲み終わり、また船頭の所へ行くと、またそこのレストランの友人と飲み食いをしている。。
なんや、こいつが昼食食べたかったんかい。
というか、私達は、今日のボートツアーで行きたいルートをあらかじめ伝えていた。
なのにゆっくりしすぎじゃないか??
本当に行けるのか??
と、船頭に改めて聞くと、「無理無理、時間ないよ」と言うではないか!!
ちょっと!! こっちはこのルート込みでのお金払ってるんだから、行ってもらわないと困るよ!!
頼んでもない変な所つれてかないで、ちゃんと連れて行ってよ!!
「アイムソーリー、英語がよく分からなくてベリベリソーリーね」
分かったから、すぐに連れてけ~!!
ボートをスタートし、再び集落の水路を通る・・・も、水の少ない川を進んだせいで、なんとスタック。
船頭がそのままドボンと川に降り、舟を押すも一人の力では無理で、集落の人を呼びに行って3人ぐらいでやっと抜け出せた。。20分ほどのロス。
時間がないので心配していたけれど、何とか追加料金を払ったインデインという所に到着~。
「じゃ、ここをひたすらまっすぐ行ってください。50分後にまた会いましょう」と船頭が言うので、サンダさんと二人で歩いて行く。
が、あの~一体どこにインデインが・・・?
という感じで、小さな集落を進んでいくばかり。。
15分程歩き、やっと入口っぽい所に到着。
遠っ、何でこんな遠いの!?
入口でカメラ代500k(約60円)を徴収され、中へ。
すぐにあると思ったら、長~い通路が。。。
しかし人気もなく、土産屋もヤル気がないので、小走りである。
そう、私達は時間がないのでずっと走っている。汗だくである。
そしてヒーコラ言いながら、やっとインデインに到着~!!
ワーイ! インデイン楽しいぞー!!
ちなみにサンダさんのカメラで撮ってもらうとこうなります。
凄い広角!!
さすがプロ!! いいねー!!
あまりゆっくりもできず、インデイン滞在15分程で急いで走り帰る。
ハァハァ。。
そして、舟の置いてある所(カフェっぽい所)へ戻ると、なんと船頭がいないぢゃないかっ!!
店の人に聞くと、なんと船頭は、町の方へビリヤードをしにいったと言うではないか!!
ハァ!?!?
おめー、ふざけんなよっ!! 時間なくてこっちは走ってきたっていうのに!!
まだ行きたい所あるんだよっ!!
こっちはちゃんと時間通りに戻ってきたっていうのに、自分はビリヤード!?
店の人が船頭を呼びに行くと言って、私達は待つのみ。。
というか、そもそもインデインがあんなに離れているのがおかしい。
と、サンダさんが言い出した。
そうなのだ、インデイン入口まではボートでいけたのだ。
それをわざわざこんな遠い所に舟を停めて、私達を15分ぐらい歩かせて、、、自分がビリヤードしに行きたいためかよっ!!(怒)
大人しく船頭を待つこと20分、、、やっと帰ってきた。
「アイムソーリー、英語がよく分からなくてベリベリソーリーね」×10回
だまれ!! さっさと舟を出せー!!
さて、何とかガーペー僧院という寺が閉まる5時までに行きたいのだが、サンダさんが首長族を見たことないので行きたい、とのリクエストにより、首長族の機織工場へ立ち寄り。
観光客への見世物の為だけにここで機織しているのかと思うと悲しくなる。。
が、もうそれが生き残る為の運命なのかもしれない。
さて、もう無理かと思われたガーペー僧院へ急ぐ。
なんとか5時前に到着~!
この水上の僧院には、以前はジャンピングキャットと言って、ネコが輪っかをくぐる余興が見れたらしいけれど、2012年に僧侶が亡くなってからは、やってないらしい。
というか、僧院の中にもたくさん猫がいて、仏像の写真も撮ったのだけれど、カメラの調子がおかしくなり、ファイルが残っていませんでした。。。(涙)
結局、船頭が「無理、行けない」と言ったにも関わらず、全部行けた。
とにかくこの若い船頭は、基本的に休んでばかりで、楽をしたかったのだろう・・・。
さて、サンダさんがどうしても夕日をバックに漁師の写真を撮りたい!! と言うので、天気も良くないが夕日を待つことに。
しかし、観光客相手のエセ漁師は既に帰宅してしまい、誰も浮かんでいない。
雲っていて夕日も見れないし、だんだん暗くなってきたので、早く帰りたいよ~。。と思っていると、漁師がやってきて、サンダさんの為だけにパフォーマンスをしてくれた。
どうやら船頭が携帯で連絡して、漁師を呼んでくれたらしい。
サンダさんがチップをあげると、こっちの舟に乗ってみるかい? と記念に乗せてくれた。
漁師の舟に乗ったよーっ!
落ちそうで怖いけどね!!
辺りはすっかり暗くなり、町へ向って1時間ほどボートを走らせ、やっと陸に着いた~。
ほんとにアタシは、普通の旅ができないのか。。
さて、明日のバスチケットを買わねばならない。
予定では、バゴーという町へ行き、そこからチャイティヨーのゴールデンロックに行く。
なので、インレー湖→バゴーのバスの切符を買いたい。
それを言うと、船頭が、うちの親戚の家で買えるから、と誘導されたが、切符代が20000k(約2400円)。
その金額だとVIPバスに乗れるので、断り、バス乗り場へ向って歩く途中で旅行代理店発見。
ここ良さそう!
と、入って聞いてみると、バゴーまで18000k(約2100円)だった。
「ゴールデンロックに行こうと思うんだけど、このバスでいいよね?」
「え? ゴールデンロックならヤンゴンまで行ってからの方がいいですよ!」
「でもバゴーの方が近いし」
「バゴーからゴールデンロック行きのバスは少ないですよ。ヤンゴンからなら何本でもある。それに、バゴーには朝の3時頃着ですよ。女性一人だし危険です。ヤンゴンなら朝5時着でちょうどいい。あと、切符代も同じなので、ヤンゴン行きをおすすめします」
と、親切に言ってくれるのだ。
サンダさんはバゴーからゴールデンロックに行ってきたので聞いてみるも、状況が違うからちょっと分からないとの返事。
うーん、、、どうしよう。。。確かにバゴーに3時に着いて、周りに何もなかったら怖いし。。。
じゃあ、店員さんのオススメどおり、ヤンゴンに行くか。
インレー湖→ヤンゴンのバスの切符購入。
(※予定通りバゴー行きにしとけば良かったのが判明するのは後の話。。)
そうしてホテルまで帰りつき、明日のカックー行きの予約。
4人で車をチャーターしてカックーまで行くのだけれど、タウンジーという途中の町で少数民族のガイドを一人乗せるきまりになっているらしい。
ホテルの車で何とかなる、という話になり、それで決まったので、韓国人のヒラ&ハンミョンに電話。
すると驚きの返事が!!
「え? 明日のカックー? もう予約しといたから」
なんだってー!!
こっちから誘ったのに、もうそっちで予約してるってどゆこと!?
だったら連絡してよー!!
「あぁ、他にも韓国人5人一緒に行くことになったから、こっちで予約しちゃった」
えええ!? なにそれ!? で、いくらなの!?
「1人10000K(約1200円)ね」
マジで!? 安っ!!
・・・それって私達の人数も入ってるんだよね?
「もちろんだよ!」
他の韓国人5人って一体?
「あぁ、今日のボートツアーで一緒だった人達だよ。誘ったら行きたいってなって」
おぉぉ、さすが韓国人ネットワーク、凄いな!!
電話を切り、ホテルの人に謝って、こっちの予約を取り消し。
そしてヒラ&ハンミョンと待ち合わせし、一緒に夕食へ。
色々歩いてみたけれど、結局昨日と同じ串屋へ。
1人4000k(約600円)
いや~、今日も長い一日だった。。。
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