ロイヤルゲストハウスの無料の朝食。
卵をオムレツにしただけで、昨日と代わり映えなし。
あ、今日はコーヒーに油が浮いてなくて良かった~。
さて、今日はレンタル自転車を借りて周ろうと思っていたけれど、7000K(約850円)で、私の希望通りに連れていってくれるとのモモーさんの申し出により、今日もお願いすることに。
今日の午前中は、川を渡ってミングォンへ行くのだ。
朝8時半に待ち合わせ、モモーさんのバイクに乗って、外人用船着場へ。
9時半に船が出発するらしい。
外人用船の往復料金 5000K(約600円)
高いけれど、実際船に乗っているのが1時間ほどかかるので、まぁ仕方ないでしょう。
そして9時半前に船に移動、、、一番前に写っている船かと思いきや、「5番目の船ね」なんて衝撃の言葉がっ!!
船と船の間にかかっている板きれの上を、恐る恐るカニ歩きしながら、外人8人が無事に乗り込みました。。。
そして9時半に、時間通りに出発かと思いきや、隣の船のエンジンがかからず、なんやらガチャガチャと20分ほど・・・そしてやっと出発しました。
外人だけ高い料金とって船チャーターしてんだから、ちゃんとメンテナンスしておいてよっ!!
ドドドドドドー! と凄い音をたてて、やっと船が川を渡っていきます。
何故か分からないけれど、対岸からたくさんの土(砂)を積んで運んでいる地元民の舟がたくさんいました。
舟が沈みそうになると、舟から土を川に捨てていました。
ほんとうになんなんだろう?
そして船に揺られること約1時間後、なんか巨大なものが見えてきたーっ!!
ワクワク!!
再び、板きれの上を注意深く歩き、ミングォン到着~。
手や足が滑って、カメラとか海に落ちたらシャレになりません、ほんと。
Mingun Paya
ミングォン・パヤー
巨大な仏塔の台座です。
完成していたら、とてつもなく巨大なものになっていたとのこと。
中に入ろうとすると、どこからともなく現れた地元青年が「チケットカウンターで入域料を払ってください」とのこと。
そして、何人かの外人にそう言うと、どこへともなく消えた。。。
多分、みんな最初にここに足が向くと思うのだけれど、一人で後で来た場合などは、チケットカウンターへは、誘導されなさそうです。
ガイドブックにも書かれているので、仕方なく払います。
3000K(約360円)
船の料金も高いのに、さらに入域料とは・・・っていうか、なんで船代と一緒に徴収しないのよ。
ということで、地元民に見つからず、後から来た人は払わずに済んだっぽいです。
管理はしっかりしていなくて、取れる奴からだけ取っておこう、的な感じです。
そうして、入域料を支払い、さて中に入ろうかとすると、別の地元民の兄ちゃんが「ここ登れるよ! 凄く景色いいよ!」と声をかけてきた。
え、この階段登ってもいいの!?
階段の脇には、「危険なので、このパゴダには登らないで下さい」と、デカデカと掲げられているんですが・・・、確かに他の観光客も皆平気で登っている。
じゃ、登ってみますか・・・!
毎度ながら、裸足にならないと駄目なのだけれど、日にさらされたレンガが熱い熱い!!
やけどしない前に次の足を移動し、、と汗だくで登ります。
階段のてっぺんまで来たら、こんなとこ出ましたけど・・・。
「ホラ、こっちこっち!!」と、地元の兄ちゃんが先導する。
マジすか・・・、これ登るの・・・?
すると、凄く見晴らしのいい所に出た!!
ヒェ~、めちゃくちゃ高いっす!!
確かにこれは、登り甲斐があったわ~、と思っていると、さらに「まだまだこっちこっち!」と、声をかけられる。
はい!? そんなとこ登るの!?!?
写真ではそうでもないけれど、実際は足場がかなり狭く、ロッククライミングのように、よじ登る感じです。
カモシカのようにヒョイヒョイと登る、地元の兄ちゃん。
「早く早く!!」
は、はぁ・・・もう充分なんですけど。。。
落ちたらヤバそうだけど、はやしたててくるので仕方なく、よじ登る。
すると、今度は台座の正面に出た。
おーっ、川が一望、そしてライオンのゾウの後ろ側も見える。
「はい、写真撮ってあげるからカメラ貸して!」
は、はぁ・・・。
これがインドなら絶対についてこないけれど、ミャンマーだし大丈夫なんだろうか、とモヤッと考える。
パチリ。
風がものっ凄いです。
ゴォォオー。
「帰り道はこっち!」
と促され、下に下りる時に、「僕に勉強するためのお金、ちょうだい」と言ってきた。
やっぱりかー。。。
まぁ、言ってきたのは、途中から案内に加わってきた子供だったのだけれど、旅人が持っているであろう最小単位の紙幣1000K(約120円)とか、正直あげすぎ(バイクタクシーに3~4km走ってもらって1000Kなのだ。)なので、持っていたアメちゃんをあげると、不満そうにしていた。
それにしても、ほんとにアチアチアチ!!
下の本堂へ。
台座も凄く大きいし、ここに入ろうとした時にチケット購入を求められたので、どんなに中が広いんだろうと期待していたのに、超ちんまり。。。
入り口を入ったら、すぐにこの部屋があるだけで、一瞬で終了した。
さて、では通りを歩いて、他の見所へ。
Mingun Bell
ミングォンの鐘
ミャンマーで一番大きくて重い鐘みたい。
ミングォンでのタクシーは牛です。
Shin Phyu Me
シンピューメェ
正面からではなく、横から入ってしまったみたい。
誰も人来ないなー、と休んでいたら、他の人は正面から仏塔に入っていっていた。
めちゃめちゃ暑いので、塔の木陰で一休み。
独特な塔の形は、近くでみるとこんな。
正面に回り、細い階段を上っていくと、
ミャンマー人の皆さんがお祈りしていました。
人気が本当に少なかったので、誰もいないと思っていたのに、ミャンマーの人は本当に信心深いなぁ。
塔の上からは、さっき登った巨大台座が見えました。
あと、この塔の後ろ側に、金色のパゴダが見えたので、そちらへ行ってみることに。
てこてこ。
牛が普通に歩いています。
やっぱここはインドか。。。
さて、もう少しで到着! となった時に、なんとパゴダの前に犬がいて、こっちを見るなり、低い声でウーッ・・・!! とうなってきた!
あわわ・・・離れて進めば大丈夫かな・・・、とソロソロ歩くと、「ウゥー! ワンワンワンワン!」と叫び、犬が6~8匹さらにやってきて囲まれてしまった!!
ヒー!! どうしよ~~~!!
と、立ちすくんでいると、近くの地元民のおばちゃんが、竹のようなものを持ってきて、「静かにおしー!」ピシーッ!! という感じで、犬をなだめてくれた。
た、助かった~~~。。。
怖い思いをしたけれど、全然大したことなかったパゴダ。
そして、来た道を戻っていくと、今度は別の家から再び犬が2匹走り出てきて、敵意むき出しで追いかけてきた!!
キャー!!!!
マジで本気っぽいので、カバンから傘を取り出して、顔先に向けてホイホイと追い払うそぶりを見せたけれど、それがヤバかったのか、めちゃめちゃ追いかけてくる。
噛まれる~~!! 一体なんなんだよココー!!
そして、少し離れた所にいた地元民はニヤニヤと笑い、誰も助けてくれなかった。。。
もう、ミャンマー嫌いになったよ!!
あんなどうでもいいパゴダ見に行くんじゃなかった!!
結局、なんとか逃げおおせ、ニヤニヤする地元民を通り抜けて、元の大通り(?)へ。
トイレに行こうとすると、「300ジャッ!!」と、それまで店の裏で寝そべっていた愛想の悪いおばさんが叫んできて、仕方なく払う。。
トイレに35円払うとか高すぎなんですけど!!
(チャットという貨幣単位は、実際にはジャッという発音)
トイレにこんな高い金取る東南アジアの国ないよ!!
しかも、お金を取るからと言って、綺麗なトイレではないのだ。。。(←致命的ダメージ)
ほんと、ミャンマー嫌いになるよ。。。
Sat Taw Paya
町外れにあった、サットーヤ・パヤー。
そして、12時半の帰りの船で、マンダレーに戻り、1時半ごろ到着。
どこへ行っていたのか、少し遅れてきたモモーさんのバイクに再び乗り、KBZ銀行へ行ってもらい両替。
レートは1ドル=1131K
100米ドル→113,100チャット
空港と比べると、100ドルにつき1300K(約150円)もレートがいい。
やっぱり街中で両替する方がいいですね。。
そのまま次はマハムニ・パヤーへ。
モモーさんがバイクを停めて下ろしてくれるのはいつも裏口である。
何故なんだ・・・。
役人に見つかると、仕事がしにくくなるからか?
しかしカメラ代はしっかり1000K(約120円)取られました。
Maha Muni Paya
マハムニ・パヤー
マンダレー最大にして最重要な仏塔らしいです。
ていうか、金箔貼られすぎて、ブツブツになって、ちょっと怖い。。。
仏像付近は、女人禁制のため、女性は遠くからお祈りするのみです。
マハムニ・パヤーを外から見ると、こんな。
最大で重要だけど、別に普通。
マハムニ・パヤーの敷地内の隣には、こんな豪華(?)な建物が。
中に入ってみると、暗くて少し誇りっぽく、
中には立体的な仏教伝来図が。
わが国ジャパンも仏教国に入ってました。
というか、この施設のベランダ(?)の方へ出ると、そこは死角なのか、若いカップルがイチャイチャしてたんですが、お寺内でそんなことしていいのか。
若い人は信心深くないのかな。
そこのベランダからの景色。
裏から入ってきたので、ここもお寺の施設内なのか不明。
そういえば、ここ、お寺なのに、なんと両替所があって、さっき両替したKBZ銀行よりもレートが良かった!!(>_<)
今まで観光名所どころか街中にさえ両替所なんて見かけなかったのに、お寺内にあるとは、、どういうことなんだミャンマー。
モモーさんのバイクに乗って、ガイドブックに載っているレストランへ向う。
途中の踏み切り。
人力で、ゲートを閉めています。
ガイドブックに載っていたエビカレーがおすすめとの「トゥー・トゥー・レストラン」。
エビカレーを食べようと思ったのに、メニューにはなく、代わりにバターフィッシュ(イボダイ?)を注文。
副菜がたくさんついてきて、この通り。
一人で食べるには多すぎる!
サンキストジュースも頼んで4300K(約500円)
しかし、ミャンマーのカレーというのは、カレー汁の部分がほとんどなくて油って感じ。
このカレーは、分かりやすく言うと、魚の油漬けのような感じです。
油っこいけれど、まぁおいしかったです。
わざわざ食べに来るほどではなかったけれど。
次は王宮へ。
また、王宮に入る前に、「王宮にはバイクは入れないから、僕はここで待っている」と言って、下ろされた。
王宮の周りを囲んでいる、川のようなお堀。
そして、てこてこ歩いて行くと、チケットチェックがあり、中に入る。
すぐに王宮があると思ったら、なんと歩いて1km先!?
うわー、こんな暑い中歩いて行くのか、、、仕方ない。。。
と、歩き出すと、どこからともなくおばさんが現れ、「往復で1000K(約120円)」と言ってきたので、バイクに乗る。
なんだ、中にもバイク走ってるじゃん。
なんでモモーさんは一緒に来てくれないんだ。。。
ひょっとしてバイタクの縄張りがあるとか??
そしておばさんのバイタクで王宮中心へトルルルー。
王宮到着~。
ここでまたチケットチェックがあり、中へ。
とにかく、ただっぴろい王宮。
歩き回るだけでも、結構疲れます。
あの塔の上に上れるよ。
塔からの景色は、なかなかの絶景!
タイムスリップしたみたい!
王宮前で待っていたおばさんのバイタクで入り口まで戻り、歩いてモモーさんのバイクへ。
なんでこんな回りくどいことをしなければならないんだろう・・・。
今日の金額も安いし、モモーさん、休みたいだけかな。。。
モモーさんのバイクで次のスポットへ。
Shwenandaw Kyaung
シュエナンドー僧院
入り口でチケットチェック。
建物の外観も見るからにカッコイイけれど、彫り物が細かくて凄い!
これは確かに一見の価値ありです。
中はこんな。
けっこう地味。
シュエナンドー僧院の向こう側にある、アトゥマシー僧院。
ここでもチケットチェック。
建物は大きいけれど、中は広くて何もない。
シュエナンドー僧院の前に、立派な門があって、大学だった。
中に入ってみる。
時計塔。
講堂?
これが教室みたいです。
多分、学校の創始者の像。
なかなか綺麗な大学でした。
ハイ、これで今日の行きたい所はもう全部行ったし、今日の観光これで終了~!
「いや、まだ連れて行く所あるよ!」
えっ! ちょっとモモーさん、今日はお金も安いし、充分周ってもらったし、もういいよ!
「いや、綺麗な所あるし」
おぉぅ、観光客にできるだけマンダレーのいい所を見せたいのだな、いい人だっ!!
トルルルー。
Kuthodaw Paya
クドードォ・パヤー
あっ、確かにここまだ行ってなかった!!
入り口も個性的な装飾で面白いし、パゴダも綺麗だった。
モモーさん、ありがとう!!
そしてまだ連れて行く所があると言ってくれたけれど、ここの近くにある「サンダムニ・パヤー」と「チャウットーヂー・パヤー」は、一昨日自転車をレンタルしてマンダレーヒルに行ったついでに自分で周っていたので、今度こそ今日の観光終了~!
っていうか、今日はここまでしてもらうつもりなかったから、昨日のオファーの時点でお金値切ったんだけど、モモーさん、本当にいい人だなぁ。
今日も最後に、喫茶店(?)ナイロンコールドドリンクで下ろしてもらい、モモーさんに、今日のお金、7000K(約840円)を支払い。
モモーさん、それじゃ、明日もよろしく!!
お腹の調子が悪かったけれど、正露丸を飲んだおかげか、回復したので、今日もデザートを楽しむのだっ☆
地元民の人が食べていて美味しそうだった、メニューには載っていないスイーツ1200K(約140円)。
超おいしそ~~☆ と食べたけれど、やっぱり氷が入っていなくて、冷たさがイマイチ。
そして甘っ!!
まぁ、疲れはとれるし、いっか。
これで、もう思い残すことはないっ!
ホステルに6時頃には到着し、明日の出発に向けて準備するのでした。
※ロイヤルゲストハウスは、10ドルでファンの部屋に泊まったけれど、熱風が巡回するだけでとにかく暑くて寝られなかったので、エアコン付の15ドルの部屋にすれば良かったと思います。。(←ガイドブックのせいで20ドルと思っていた。)
いつ移動するか分からなかったので、毎日その日の朝にお金を払っていたし、観光漬けで荷物を移動する暇もなかったので、最初に選んだファンの部屋に3泊することになってしまったけれど、ロイヤルゲストハウスに泊まろうとお考えの人は、エアコンの部屋をオススメします!
コメント