前回の上海旅行で出会った男の子に会いに人生2回目の一人飛行機。 航空券結構高かったぞオイ!一体どうなるのかソワソワドキドキ旅行。
2006/6/30~7/4 (4泊5日)
半年前の上海旅行で、私は恋をしてしまったのです。
ふ・・詳細は前回の旅行記を読んでくれ。(目を伏せながら)
日本に帰国後もあの男の子の事が気になって凄くドキドキしていた。
CCBの「Romanticが止まらない」を毎日聴いては、ロマンチック止めてー!!と
周りの人間に叫んでいた(迷惑)
あの時連絡先渡して来れば良かったーっ!!とか、ちゃんと店の名前メモっときゃ良かったーっ!!とか思っても後の祭り。あははんははん。
しかし、そこはそこ、いつもの私、何とかしてしまった・・。(詳細は2006年3月11日~16日のスーめも)
つまり簡単に言うと、その後、私はその男の子(チャン君:仮名)と連絡を取る事ができ、手紙や電話やショートメールのやりとりをしながら、この胸のトキメキをだんだん育てていったのです。(妄想族)
いつも熱い手紙をくれるチャン君、その度にズギューン☆と心を打ちぬかれる私。
この胸のドキドキの正体を確かめる為には、会いに行くしかない!
いや、でも、会いに行くなんて・・・なぁ、、、と普通の人間として留まるも、
もし明日死ぬとしたら?と自分に問うてみる、やっぱ行くっきゃないっしょ!という答えを恐れながらも大胆に思いつく。
ま、本音を言うと、ちょーどまたあった職業訓練学校の5連休に、ちーとどこかへ旅行に行こうと誘ったら、ちーが仕事でどーしても休めないという事になってしまったので、よっしゃ思い切って一人でチャン君に会いに行くか!と思ったのでした。
という事で、一体どうなるのか、本当にチャン君に会えるのか、チャン君は中国を案内してくれるだろうか、等と色々不安に思いながらも、一人準備を進めた。
まずは航空券なんだけど、上海なんていつも安いツアー出てるし、航空券も2~3万やろ、なんて思ってたらこれが高いーっ!!
つー事で、色々電話したり問い合わせたりして一番安かったIACEトラベルに先払いした費用はコレ。
航空券代金 | 45,000 |
出入国諸税 | 1,400 |
航空保険超過負担料 | 1,000 |
空港施設使用料 | 2,500 |
燃油特別付加運賃 | 3,000 |
合計 | 52,900 |
他の会社は変な手数料取ってたり、燃油サーチャージが2倍以上あったり、成田乗り継ぎだったり、上海に夜着いたりと、変なのばっかだったので、やっぱりそれぞれちゃんと詳細を聞くのって大事だな、とあらためて思ったよ!
IACEトラベル、いいよ!
と、一番安くてもこの値段!ヒェ~!これじゃ北米行くのとあんまり変わらんやないの!
んでもって今回も中部国際空港(セントレア)を利用。
行きの交通費3,000円
帰りの交通費3,420円
たして、全部で59,320円が渡航最低金額だーっ!
更に今回は、泊まるホテルも自分で予約。
チャン君に絶対に会えるように、チャン君のマッサージ店が入ってた名前だけ覚えてるあのホテル、「好望角大飯店」に4泊しよう。
やるなら徹底的にやりますよ。
ありがたい事に、、日本から予約できるサイトがあったのでそこで予約。
中国元で1泊338元、4泊で1352元、日本円にして約20,000円。
さあこれで、渡航宿泊費全部で79,320円が今回の旅行の最低金額になったーっ!
安いツアーなら2人分の金額だぞーっ、ワーイワーイ(涙)
と、準備を全て整え、一人ドキドキうかれていた中国へ行く一週間前、
チャン君に彼女がいる事が判明・・・
はぁあぁあぁあ~。。。!?
ショックというよりも、魂が抜けたというか、がっかりというか、行く前に燃え尽きたというか・・。
更に、チャン君のその彼女の誕生日が重なってるとかで、誕生会に招かれてしまった。
わし、一体何しに中国行くんやろ・・・?
本当に一体何しに行くのか分からなくなってしまった不安だらけの上海旅行はこんな感じだったよ~ん。
※上記の一連のチャン君とのやりとりは簡単にしか書いてないけど、実際はもっと壮絶だったので、余力があれば詳しく書くよ、面白いから(涙)
毎度、朝7:00すぎに自宅を出発して、セントレアに10:30すぎに着
天気が良かったので、スカイデッキに出て飛行機の離着陸を見たり、忘れ物に気づいたので薬局で日焼け止めと美容液を買ったり、お昼ご飯を食べたりして時間をつぶす
余裕をもって出国ゲートを通過すると、その先に笹がっ!
そうかぁー、もうすぐ七夕かぁー。
やるなセントレア・・日本らしいではないか!
という訳で、私も何年かぶりに短冊にお願い事を書いてつるす事にした。
・お金持ち(年収800万くらい)になりますように!!
・素敵なダーリンに出会いますように!!
・ずっと(死ぬまで)健康で美しくありますように!!
スー
高望みはせず、現実可能な範囲で具体的に書いてみました。
そして搭乗ゲートの待合席へ向かう。
が、ん?全く人気がない。
平日やしこんなもんなんかな?
と、座る場所を探すと、日本人の青年が一人いい場所に座っていたので、
周りに人は全然いなかったけど、その向かい側に座る事にした。
待合の椅子に座ってからぼーっと飛行機を見たり、ガイドブックを見たりしながら、
前の青年も上海行くんかなー?一人旅かなー?声かけてみようかなー?
と、気になり、彼が地球の歩き方上海を読んでいるのを見計らって思い切って声をかけてみた。
こんにちは~。あの、上海行くんですか?
と、それからは話し上手の私、ベラベラと今までの経緯と何しに中国へ行くのか分からない状態だという事まで話し、彼を楽しませた。(ほんとか)
彼はタナベ君28歳、静岡から来てて、私より1日少ない3泊4日の予定で上海の友達の所へ遊びに行くという事だった。
ちょうど一人!寂しかったので、彼を上海までのお供にする事に決めた♪(こういう出会いが一人旅の醍醐味だねっ!)
14:45発エアチャイナCA406便に搭乗してしゅっぱーつ!
私はチェックインの時に、通路側でトイレの近くと指定しておいたら一番後ろの座席で、ガ~ラガラの3人席!思いっきり羽を伸ばせるーっ!ワーイワーイ。タナベ君と席は離れたけど、この飛行機全体的にガラガラだった。
離陸して、50分後に
機内食
そば
海苔巻き(具なし)
魚、小さいカニ?
メロン
春巻きみたいなおもち
デザートの餅以外あんまりおいしくなかったんですけど・・
てか、具のない海苔巻きって・・
そして、約2時間半後に上海浦東国際空港に現地時間16:00すぎ着(日本との時差は-1時間)
飛行機から降りて空港へ向かうバスの中でタナベ君を見つけて、両替まで一緒に行こう!(両替は一番最後)と誘う。彼は快くオッケーし、両替所までの仲間ができホッとする。
飛行機はあんなにガラガラだったのに、入国ゲートがめちゃ混み!お揃いのTシャツを着た韓国人の青年達の後ろに並び、なかなか進まない列に1時間程ずっと並んだ。これ、一人で並んでたらキツいけど、タナベ君がいてくれたので色々しゃべっていい暇つぶしになりました。
旅は道づれ~♪
出国ゲートを出た後は、荷物。
私はいつも荷物を待つのが嫌なので機内持ち込みにしかしてないんだけど、タナベ君は預けていたのでその荷物を待つ。
が・・・なかなか来なーいっ!!!
来たのはタナベ君の持ち物の一つ、箱入りの梅だけ。
赤い私のボストンバッグとカナダ旅行で買った黄緑のデカバッグ、
そしてタナベ君が友達に頼まれたとかいうデカい箱に詰められた梅だけが佇む
梅と一緒に預けたのに、何故来ない、タナベケース!!
ちなみにその大量の梅は、友達が中国で梅酒を作るらしい・・・梅酒!?
結局40分程待っても来なかったので、これはロストバゲージなんでは??と不安に思っていたら、タナベ君がどこかへ行ってしまった。
20分程してスーツケースを抱えたタナベ君が戻ってきた!
話を聞くと、カウンターに聞きに行ったら(彼は英語が少しできるのだ)カウンターの横に置いてあったそーな・・・。何でも、別の所を周ってたんだって。
これ、英語ができて、カウンターに問い合わせに行ったから良かったものの、英語ができなくて旅慣れてない人だったらどうしていいか分からんよな~、怖い怖い!
つー事で、無事に検疫を通って、やっとこ中国だーっ!
タナベ君は、梅の友達の友達が迎えに来てくれているとかで、到着口の所でその人を発見!
到着時間から2時間もたってるのにちゃんといてくれて良かったー!(もちろん私もお世話になる為だ。)
そして両替を・・・と聞くと、空港は手数料取られるから少し持ってるなら明日銀行で換えたほうがいいよとその友達(ノジマさん)が言うので、日本で5000円だけ両替してきていたタナベ君は両替せず。私だけ1万円両替する事にする。
手数料・・・前回の上海旅行では3000円両替のうち手数料50元(750円)も取られたのだ。
今回はどうなんだー!!!と見たら、どうやら一律手数料50元らしい。
1000円両替しても手数料750円・・・恐ろしか事ですばい!!
つー事で、1万円が621元になった。
10000÷621=16.1
つまり1元=16円、ふむ、これなら日本で両替するよりちょっとお得やね。
さて、両替も済んだ事だし、リニアモーターカーに乗って地下鉄乗り継いでホテル向かうか~、と思ったら、ノジマさんに、どこ行くの?と聞かれたのでジョカカク(徐家匯:ガイドブックにジョカカクと書かれていた)です、と答えた。
ジョカカク??と言うので、ガイドブックを見せると、あーシュジャホイね!
と言われる。そーか、中国語ではシュジャホイって言うのかぁ~。
するってぇーと、ノジマさんは、ハイじゃあこっちね、と私をバス乗り場まで連れて行ってくれた。
いや、あのリニア乗ろうと思うんですけど・・(ていうか乗りたい)
と言うと、あーバスの方が安いからこっち乗った方がいいよ。時間もあんまり変わらないし。
バスに乗ったら、おばさんに「シュジャホイ」って言ってお金渡せばいいから。
・・・という事で、思いがけずバスに乗る事になってしまった。
しかも一人で。(大丈夫かよ~っ!!)
待合席からの旅の友、タナベ君とはここでお別れだ。
写真を一枚撮らせてもらって、バイバイ!良い旅を!と言って別れた。
ついでに、中国でなんかあったら頼りたいので、ノジマさんに連絡先を教えて下さい、と言ったら、名刺をくれた。いい人だ!上海で8balanceというバーをやっているらしい。かっけー。(だから梅酒造るのか・・)
さぁ、ここからは本当の一人旅ですよ!
バスが到着すると、凄い勢いでバスに乗り込む人民の皆さん。つぶされる私。
負けじと席を見つけてすかさず座る!
と、隣には中国人の青年が座りました。
いつお金払うんやろ・・?と思っていたら、バスが動き出してしばらくしてからおばちゃんが来た。隣の青年がお金を払うのを見て、私もマネしてお金を払う。
すると、代わりになんか薄っぺらい紙切れをくれたので、きっと切符だろうと思い、大事にとっておく事にした。
最初は黙ってバスに乗ってたんだけど、隣の青年に話しかけてみようかな~、どうしようかな~・・?と少し考え、100均で買った中国語の本を取り出し、「どこへ行くんですか?」という箇所を指差しながら青年の肩を叩いてみた。私と同じ所で降りるならいいのに。
最初青年は驚いたが、どうやら私の次の駅で降りるらしい事を教えてくれた。
そして、彼は日本語が少し分かるらしく、しばしコミュニケーション♪
日本語が分かる人が隣に座ってくれるなんて、なんてラッキー!
彼(黄さん)はコンピュータのエンジニアで、日本に出張に行っていたらしい。
若いのに、結婚もして子供もいるって事で、へー、と思っていたら、ななんと、鞄の中からA4サイズの写真を取り出して見せてくれた。
そんなデカい物を常時持ち歩いてるなんて凄いな~・・さすが一人っ子政策、子供を溺愛する中国!ちょっと尊敬しちゃたぜ。
ちなみに黄さんに、最初にもらった薄っぺらい紙切れの事を聞いてみたら、切符じゃないみたいで、捨てても構わないとの事だった。お金を払ったレシートみたいな役割なのかな?
目的地に来た所で、私ここで降りればいいの!?と聞くと、そうだよ!と教えてくれた。
という事で、黄さんのお陰で無事に徐家匯で降りれた~。両手で握手をしてサヨナラ!
さぁ、徐家匯に着いたっつー事で、次はホテルだ!
・・・一体ここはどこなんだ?
どっちへ行っていいか全く分からーんっ!!誰かに聞かなければ・・
と、見つけたのが交通整理っぽい服を着たおじさん。公共の人っぽいのでこの人にしよう!
地図を広げながら、すいません、今どこにいるんですか?と中国語で聞いてみる。
するってぇーと、おじさん、ベラベラベラ~!と中国語で何か言ってくれてる~!!
が、全く分からーんっ!!(汗)
とにかく私は、今どこにいて、どっちの方向へ歩けばホテルに着くのか聞きたかったんだけど、おじさんが一生懸命何か教えてくれてるのに全く分からず、そんな私を見たおじさんは親切にもタクシーを止めて私を乗せ、中の運転手に何か言ってくれた後、ドアを閉めてくれた。
やはり最初からタクシーに乗るべきだったのか・・
タクシーの運ちゃんに、ホテルの住所を見せると、車はUターンして出発した。
反対方向だったのか・・アブネー、下手に歩かなくて良かったぜぃ。
っていうか、おじさんにありがとうっていうの忘れた!!
タクシーの外の景色を見ながら心の中でシェイシェとつぶやいた。
10分後くらいにホテルに到着。歩くと30分くらいかかった訳です。
ほんと、最初からタクシー乗るべきでした。
と、さぁ!!いよいよやってきましたチャン君のいる「好望角大飯店」!!
入り口すぐにフロント!
ほ、ほんとに予約入ってるんやろな~・・?
大丈夫かな大丈夫かな~・・!?
と、ドキドキしながら予約メールを印刷した紙を無言で見せる。
その紙に目を通すと、無言でルームキーをくれるカウンターのおねーさん。
こっちが無言ならあっちも無言だ(笑)
一体どんな部屋かなぁ~?
フロントとロビーはめちゃ綺麗だったけど、ネットで調べたら壁にゴキブリがいた、とか書かれてたしなぁ~・・・三ツ星ホテルって言っても私の部屋は一番安いビジネスシングルルーム(一泊5000円)だしなぁ~・・・
と、多少の不安にかられながらルームキーを挿してドアを開ける、電気をつける、中に入る、、、
お・お・おーーーっ!?
なかなかいいやないの!!
わーっ!!!
パソコンまであるーっ!!!
ネットできるじゃーんっ!!!
わーおぅ!!
さすが三ツ星ホテル!
無料の水が2本用意されてるーっ!!!
バスルームを見る
用意されてたのは、シャンプーとボディソープと石鹸
ま、バスルームはこんなもんかな・・
とにかく、思ったより部屋が全然良かった!
なにより、パソコンが用意されてるってのがいい!
ワーイワーイ、と喜びに浸った後は、いよいよチャン君のいるマッサージ屋へ行くか!!
身なりを整えて鏡で顔をチェック。
チャン君のいるマッサージ屋、金子保健中心はホテルの4階にある。
エレベーターに乗って4階へ・・・
ドキドキ・・ドキドキ・・
チーン、4階に着く、扉が開く・・、
するってぇーと、目の前にあるのはいきなりマッサージ屋のフロントだぁあっ!!
そんな、いきなりフロントなんて、緊張のあまり目がチカチカする~!!
フロントの周りにワイワイいる団体日本人客、一人エレベーターの前で呆然と立ちつくすワシ
ヒ~!ジロジロ見られてるヨォ~!!
目はチカチカ、胸をバクバクさせながら、ヨチヨチとフロントへ寄っていき、鞄の中からメモとチャン君の写真を取り出して中国語でこう言った。
すいません、チャン君、いますか?
フロントのおじさんは、アッ!!と私を驚いたような顔で見ると、
あの日本人が本当にやってきたぞ!!
え!なんだって!!この子が、あの!?
ほらアイツだ、早くアイツに連絡しろ!!
と言った感じで、ワラワラと私の周りに従業員の皆さんが集まってきた・・。
へ~、この人ね~
この子がいつも手紙を送ってきた人ね~
遠くから本当に来たんだね~
何言ってるかは分からないが、まさにこんな感じで見世物になるワシ・・(笑)
若い男の子から、ちょっとそこの椅子に座って待ってて下さい、と日本語で言われ、しばし待つ。
はぁ~・・!
チャン君仕事中やろな~・・
どんなんなってるかな~・・
私の事本当に覚えてるのかな~・・?
ドックンドックンしながら、見世物になりながら待つ事10分・・
向かい側の扉の奥から現れたのは・・
薔薇の花束を胸に抱えたチャン君だーーーーーーっ!!!!!!
照れながら笑顔で私に薔薇を手渡すチャン君。
ワァッと周りで湧き起こる拍手。
・・な、なんだこの凄い状況は!!(笑)
予想だにしなかった従業員の皆さんの出迎えに懐かしいような甘酸っぱいような気分。
半年ぶりに見たチャン君は、髪が短くなっていて、しかも私服姿だった。
あり??
と、思っていると、チャン君は中国語で、「お腹空いてますか?」と言うような事を聞いてきた。実は、むっちゃくちゃ腹へっていたので、うんうん、と頷くと、「じゃあ行きましょう」とエレベーターに乗せてくれた。
はり??でかけるの??
こうして、?マークで花束を抱えながら出かける事になりました。
チャン君は仕事中だし、会えないかもしれない。
会えたとしても一目だけか、運が良ければマッサージしてもらえるか。
とにかく私の部屋の番号さえ渡せりゃいいんだ!!
と思っていたのに、どうやらチャン君は私をもてなす為にこの日から仕事を休んでくれたらしい。さすが、中国人のもてなし方は半端じゃないなぁ。。。
ホテルの外へ出て、タクシーをつかまえるチャン君。
タクシーの中でチャン君は何か言いたげだったのでメモとペンを貸すと、
「南京路へ行きます」と書いてくれた。
南京路とは、上海一の繁華街で、私が手紙で行きたいと書いた場所の一つだ。
早速私の行きたい所へ連れてってくれるなんて凄いぞ!
南京路に着いてタクシーを降りる。お金はチャン君が出してくれた。
チャン君は、「どこに行きたいですか?」と聞くけど、そんな右も左も分からないので困る。
しばらく歩いていると、上海に進出した日本企業の味千ラーメン発見。
それでもいいかな~?と思ったけど、せっかく上海に来たんだから上海らしいもん食べたいと思ったのでスルー。
で、結局何を食べるか分からないままブーラブーラ20分ほど歩いていると、チャン君が指さしてふらっとホテルの中へ入っていった。
お、ホテルのレストランかぁ、なんか違うけど、彼なりに気を使ってくれたんだな~。
と、チャン君に付いて行くと、連れて行かれたのは、2階のバー。
え!こんな所高そうだし、なんてったってまともな食いもんないだろー!?
と、思ったけどいきなり彼の面子をつぶす訳にはいかない。
「ここいいですか?」と聞くので、うんと頷き薄暗い室内へ入る。
まぁ、高級そうなホテルの中なので大丈夫だろう。
メニューを見る、中国語、全く分からん・・
でも青島ビールだけ分かったので、それを注文!
食べ物は、これまた分からないので、分からないというと、チャン君が店員に頼んで英語のメニューを持ってきてもらった。
英語のメニューを見る。
フルーツ盛り、ポップコーン、スナック・・・
ろくなものがない。しかも高い。
めちゃ腹減ってるのに~!!
と、ここは仕方ない、中でもマシなサンドウィッチを頼む。
するってぇーと、切らしてると言うではないかーっ!!
しょうがないので、結局注文したのは、ソーセージと青島ビールのみ。
上海に来て初めてのディナーがソーセジ
・・・腹ふくれる訳ね~っ!
バーの中は、他に誰もお客さんがいなくて、うちらのみ。
真ん中にはデカいスクリーンがあって、テレビの内容が映し出されていた。
ちょうど素人参加の音楽番組をやっていて、私の唯一知っている中華曲の不得不愛がかかったので、おっ!と思い、チャン君にこれ知ってる!と伝えた。
バーで40分くらい過ごし、バーを出た。
お金はチャン君が出してくれた。
とにかく、まだ全然腹が減っているので何か食べたかった。
味千ラーメンに入っときゃあ良かった~!!と後悔しながら、味千とメモに書いて渡すも、チャン君には通じなかったようで、とにかく味千ラーメンの方向へ戻ろうとチャン君を引っ張っていったら、途中でスタバ発見!
もーこの際スタバでいいわい!
スタバに入って、ガラスケースの中のおいしそうな奴を注文。
チャン君は?と聞くと、首を横に振っていらない、というジェスチャー。
え、アタシ一人で食べるのー?っていうか、チャン君お腹減ってないのー!?
と思ったが、とにかく腹に何か入れたかったので一人でケーキとフラペチーノを買った。
値段は日本と同じくらいでがっかり。もっと安いと思ったのになー。
スタバ食
この左のケーキがめちゃくちゃマズかったー!!
なんか、塩味で、具にしいたけやひじきみたいのが入っていて、なんじゃこりゃー!
見た目に騙されたぜ・・
と、スタバのマズいケーキのお陰でとりあえず腹はふくれ、外へ出た。
その後、人民公園へ散歩に行き、チャン君がちょっと座ろうというのでベンチで一休み。
するとチャン君は携帯を見せてくれて、彼女からもらったラブラブメールなどを見せてノロけてくれる。
はいはいはい・・・
と思っていると、携帯で撮った彼女の写真を見せてくれた。
一体どんな可愛い彼女なんだろ~。。。
とワクワクしながら見ると・・・
!!
ふ、笑止・・・
私は生暖かい気分になり、二人で幸せになってね、と心の中で願った。
人民公園で30分ほど休憩した後、そろそろ眠くなってきたので帰りたいと伝えると、
タクシーを捜すチャン君。
なかなか捕まらないので、途中コンビニでアイスを買ってくれて、歩きながら食べた。
もう夜も遅くて11時ごろになっている。
危険という感じもなくて、若者達がチラホラいる。
パジャマを着たオッサンも歩いたりしている。
タクシーがなかなか捕まらなくて、チャン君はタバコを吸いだした。
えーっ!!コイツタバコ吸うのかよーっ!!
ちょっとショック(笑)
結局1時間程タクシーを捜し歩いてやっと捕まえられた・・・
ホテルに着いたのは夜中12時頃。
チャン君はホテルの部屋まで送ってくれた。
私はチャン君へおみやげとしてユニクロの服を2枚とお菓子詰め合わせを買ってきていたのでそれを渡すと、その場で喜んで着てくれた。
あ~、おみやげ持ってきて良かった☆
明日は何時ごろに来たらいいですか?と聞くので、
朝の10時!と言うと、チャン君は帰っていった。
1日目終わり。
2日目、朝起きて、サービスに置いてあるボトルの水を開けて飲んだ。
中国はとても乾燥しているので、喉がカラカラ~。
そして旅の楽しみの一つ?朝からお風呂に入ってリラーックス♪
30分ほどお風呂を楽しんで、バスルームから出た時に何気に目に入ったミニバーの棚。
なんか紙が置いてある。
ランドリーサービスの紙かなんかかな~?ふふんふふん~♪(上機嫌)
と手にとって見てみたら
な、なにぃー!!!!
水が・・タダじゃねーっ!!
しかも6元だとぅおー!!!(コンビニでは1元)
普通、水はサービスだろがぁー!
しかも、粉のインスタントコーヒーまで5元てあーた。
三ツ星ホテルだと思って油断したぜ・・・
ピンポ~ン♪
10時きっかりにチャン君が迎えに来てくれた。
おおっ!私がプレゼントした服を着てきてくれてるーっ!
嬉しいなっ♪プレゼントして良かったぁーっ☆
・・・しかし、彼はあろう事か、シャツをズボンの中に入れていたのデス。
私は軽くショックを受けながらも、黙って見過ごす事にした。
ここは中国中国!
ホテルの外に出ようとした時に、
朝ごはん食べましたか?
って聞かれたので、食べてない、って言うと、ホテルの3階にあるレストランに連れて行ってくれた。
ビュッフェ形式で、1人20元、またもやチャン君が支払ってくれる。悪いなぁ・・と思いつつも、さぁー食べるぞ~!と思ったら・・・
時間が遅かったからもう終わる寸前で、食べ物がほとんどないよ~・・(涙)
←それでも一応かき集めたのがコレ。
コレで一人20元は高すぎだーっ!!
ビエェ~ン!!
でもお腹いっぱいになって結構おいしかった
食べた後、チャン君は、
歩きますか?それとも図書館へ行きますか?
とメモに書いて聞いてきた(うちらは基本的に筆談)ので、よく分からなかったけど、せっかくなので図書館に行く事にした。
タクシーに乗って図書館へ向かう中、私はずっと気になっていた事をチャン君に質問する事にした。
一ヶ月の給料はいくら?
中国人は仲良くなったら給料の額を聞きあったりするってネットで知ったし、何も知らずにおごってもらってばっかりいてチャン君の経済的負担を重くしたくなかったからだ。
すると、チャン君は、ちょっとはにかみながら、800元だと教えてくれた。
は、はっぴゃく元!日本円に換算すると12000円!
あわわ!今までおごらせてゴメンよーっ!!
ワシなんか今無職やのに君の10倍以上の金を国からもらってるよーっ!!(失業給付)
これからはもう全部ワシが出す!!
心に固く誓いました。
そして聞きたかった事がもう一つあるのだ。
チャン君の彼女は銀員だとメールで教えてくれててこれもショックをうけたうちの一つだったのだが、てっきり私は銀行員だと思っていた。翻訳でもそう出たし。だとしたら、一体どこで知り合ったんだよーっ!?友達は、銀行の窓口で出会ったんだよきっと!!って言ってたけど、聞いてみたらお風呂やのカウンターだって。
銀員ってのは、お金を精算するカウンター業務の事らしい。
ふ・・・
また、私は生暖かい気分になってしまった。
上海図書館に到着!
結構立派な建物でデカくて綺麗!
さぁ、図書館へ・・って、なんか右端にある小さな入り口から中へ入ったかと思うと、
そこは食堂だった
はて?さっき朝ごはん食べたばっかですけど??
まぁ、確かに量は少なかったが・・
と思っていたら、なんとチャン君のお父さんの職場だったーっ!
思いがけずお父さんに対面!!
でも忙しかったみたいで、顔を見て挨拶しただけで終わった
チャン君が席に座って待ってて、と言うので待ってたら、
ペプシコーラを持ってきてくれた。
あー、またおごってもらってしまった・・
ま、安いからいっか、と開き直っていただく
一服してるうちに、食堂は一般のお客さん達でいっぱいになってきたので、
階段を上って図書館の中へ。
すると、カードを持ってない人は中に入れなかったんだぁ~へなへな。
チャン君は、すみません、と言って、カード持ってない人でも入れる部屋に案内してくれた。
そこで少し本を見る。もちろん中国語の本しか置いてないけど、写真とか面白かったよ。
図書館の庭にある孔子の像
求知
知を求めよ!
孔子像の所まで行ってみました
庭への門は閉じてたんだけど、おじさんが親切に開けてくれたのだ。
求めよさらば与えられん(旧約聖書)
孔子先生~!
次はタクシーで
豫園に向かいまーす!
どーでもいいけど、上海のタクシーの運転席は、周りがプラスティックで覆われている。
犯罪防止なんだろうけど、お金を渡しにくーい!
着いたのは上海老街という所
この通りには、ずらーっと色々なお土産やさん?がぐちゃぐちゃと並んでいて、
見てるだけでも結構面白い
毛沢東のピンバッチも売ってたよ
でも、サビてたりする・・(笑)
ずーっと歩いてたら、いつのまにか豫園商城に入ってたのね!
つー事で、前回は前を通り過ぎるだけで終わった南翔饅頭店に到着!
上海に来たのはこの為だと言っても過言ではなーいっ!
でも、すっげー混んでて、1時間くらい並んだ・・
値段表
目指すは8元で16個100gの奴だっ!
・・16個って多くないかい?
並んでたら、おばちゃんがやってきたので、お金を渡すとこんなペラ紙をくれた
2人分、もちろん私のおごりじゃーっ!
バンバンおごっていきますよーっ!
ううっ、おいしそーな小龍包!
窓口で受け取って酢をかけた。
入り口の横に座ってそこで食べたんだけど、さぁ~てお味は!?
・・・あんまりおいしくない(涙)
なんだ全然おいしくないじゃないかぁああっ!!
名物にうまいもんなし!?
・・・どうやら外の小売より、店の中に入って2階で食べた方がおいしいらしい。
3階で食べるともっとおいしいらしい。
くぅーっ!次上海に行ったら今度は中で食べるぞーっ!!
と、ここでハプニング発生!
小龍包を食べていたチャン君、小龍包の汁を自分のズボンにこぼしてしまったのだーっ!(汗)あー、肉汁だしシミになるかなぁ?とすぐにティッシュを出そうとしたが、大丈夫大丈夫、というチャン君でした。あぁ・・
食べ終わった後は、豫園商城をブラブラと抜け、目の前にデパートの様な建物が。
デパートの前にあった風で動く人形
なんだこりゃ(笑)
そのデパートの中に入ると、すっごいごちゃごちゃしてる~!!
一体こんなもん誰が買うんだよ!?ってものばかり・・
20年前の日本のようだ。
ずーっと歩いていくと途中で古城公園があったので、寄る。
広くて綺麗で落ち着けるいい公園だったなー。
でも、カップルが昼間からべちょ~ってくっついてたー!!
中国のカップルはあつあつぶりが欧米なみだぞ!
同じアジアとは思えん・・けど、仲良いのはいい事だね。
するってぇーとじきに外灘(ワイタン)へ!
ひゃっほーぅ!夢にまで見た外灘!もう一度ここに来たかったんだよね~!!
ヤー!!
優しいチャン君は、浦東(プードン)の方を見せてくれようと
望遠鏡に小銭を入れると、昔の遊園地のようなデカくて変な音楽が流れだした・・(笑)
そうやって外灘を満喫していると、みるみるうちに風が激しくなって、薄暗い雲がたちこめ始めた。
私はトイレを借りる為どこかのホテルへ行きたかったので、外灘から地下道を通って向こうの通りを目指す。
トンネルを抜けると雨が降り出し、だんだん強くなって
もうどしゃぶりでどうにも動けない。
←道路の下で雨宿りをする人民の皆さん
しばらく待っても全然やみそうにないので、チャン君がメモに書いた、ホテルに戻ってマッサージしますか?と。
ヤッター!!待ってました!チャン君にマッサージしてもらう為に上海に来たようなもんなんだから(笑)
タクシーでホテルへ戻り、チャン君の職場金子保健中心へ
でも、しばらく待ってたんだけど、次々とお客さんがやってきて場所がないとかで、結局私の部屋でやってもらう事に。
薄い布を足元にひいて、按摩膏も職場から持ってきてくれてマッサージ♪
1時間黙々と足マッサージをやってくれるチャン君。ワーイ気持ちいい~☆
チャン君に、正規料金はいくらか聞くと78元(約1200円)だって。なにーっ!!
前回の上海旅行で2000円払って安い言っとったんやぞワシら!
あんのガイドのやろーっ!ボリやがったな!(笑)
マッサージが終わった後、私はお礼にチャン君の肩をもんであげた。
チャン君は、私があまりにもうまい?ので、どこかで習った事あるの?って聞いてきたけど、ふふふ、実は昔整骨院でバイトした事あるんだよ。
チャン君は、この後どうしますか?と聞いてきたので、雑技団に行きたい!と言ってみた。
すると、ええっ!といった顔をして、とりあえず部屋を出て向かった先は金子保健中心だった。
相変わらず、うちらが来ると、職場の皆さんがわらわらと集まってくる(笑)
チャン君は、そんな仲間達にヨッ!と挨拶をして、カウンターのオッサンに雑技の事を相談し始めた。なにやら中国語で言い合ってるけど、「あ~、いきなり今日は無理無理!こういうのは予約しないと駄目だよ!それに高い席しかないって!」といった感じだろう。
ガイドブックには3つの雑技団が載ってたんだけど、オッサンにそれを見せると、「ガイドブックには100元~200元なんて書いてるけど、実際は高い席しかないよ」なんて言われて(多分)、訳の分からない中国語で周りの人達と相談したかと思うと、オッサンはどこかへ電話をかけた。
オッサンはメモをすると、チャン君にそれを渡した。
メモには、ガイドブックには載ってない劇場名(白玉蘭劇場)と、1人100元、と書かれていた。
おおお~!うちらの為にどっかに電話して雑技の席を予約してくれたみたい!
それも1人100元で!現地価格現地価格!?オッサンありがとう!ありがとう、優しい職場の仲間達!
という事で、雑技には次の日に行く事になったので、よーし、雨もあがった事だし、んじゃあ今から上海TV塔、つまり東方明珠電視塔に行こーっ!!と、チャン君に言った。
ええっ、今から!?と驚いた反応を示すチャン君。
そう、今から♪
だいたい、上海に来て、上海の夜景を見ないなんて、外灘のきらびやかさを見ないなんて、考えられーん!!
ちーには、夜は危険だからいくらチャン君が一緒でも出歩かない事、なんて言われていたが、私は夜の外灘が見たくてしょうがなかったのだ。
ホテルを出て、喉が渇いていたので近くのコンビニへ。
つぶつぶが入ったキウイジュース
看得見
珍しかったので購入
味は、、、普通
いつもはタクシーでどこかへ行っていたけど、地下鉄に乗ってみたかったので、地下鉄の駅を目指す。
そんなに遠くないと思ってたのに、ホテル好望角大飯店から地下鉄徐家匯駅まで歩いて50分くらいかかった・・・!!
これなら地下鉄の駅までタクシーにすれば良かった~(涙)
おかげで辺りは暗くなってきた(夜7時頃)
地下鉄 徐家匯から陸家嘴までは4元だったかな?
切符はシンガポールと同じプラスティック製だ!
陸家嘴で下りて徒歩5分くらい、
やってきました東方明珠電視塔!
アジア1の高さを誇るらしいぞ
もちろん?チャン君は登った事ないので私のおごり
高さによって料金が異なったんだけど、中間の263mにはレストランにも入れるっぽかったので1人85元のそれにした。上海の夜景を見ながらチャン君においしいもの食べさせてあげよー!と思ったからなのだ。
上に登って上海の夜景を一望だーっ!
チャン君は、上海はとっても綺麗ですねー!って喜んで、とても嬉しそうだった。
一通り夜景観賞をした後、さ~て、レストランに行くか~♪って思ったら、お目当ての所に行けない!一応レストランはあったんだけど、チケットを見せて入ろうとすると「このチケットで入れるのはここじゃありません」みたいなそぶりを見せられて入れない!!
このチケットで入れるレストランは一体どこなんだぁあ!!せっかく高い金払ったのに~!と、雑用のおばさんを見つけてジェスチャーするも、あっちあっちと教えてくれたにもかかわらず、結局レストラン見つけられず。
めっちゃ腹減ってたからレストランでおいしいもの食べるの楽しみにしてたのに~!!
こんなんなら70元のチケットにしときゃあ良かった~、もったいねー!
と、この時は思っていたのだが、どうやら85元のチケットで入れるのは263mの展望台+上海都市歴史発展陳列館という所だったらしい。
レストランは勝手に入って食べてくりゃあ良かったのね・・そりゃそーだよなぁ(涙)
レストランに入れなかったので、納得いかないまま下の展望台へ下りた。
90m(多分)からの夜景だよ
お腹すいたよ~・・・と思いながら、TV塔の外へ出ると、チャン君が路上で売っていた肉を買ってくれた。
ううっ、野菜もないのに肉だけなんて食べたくないよ~、と思いながら、おそるおそるその肉を食べると、まぁまぁおいしかった。
一体何の肉なんだろうか・・。羊?
でもやっぱり肉だけなんて食べられん~・・
と思っていると、タイミングよく目の前を通るフルーツ売り!
すかさず、チャン君に、あれが欲しい!と指差し、買ってもらった。ワーイ
スイカのなんとみずみずしかった事よ
とまぁ、正体不明の肉とスイカでお腹がふくれる訳もないんだけど、もう私は疲れたのと空腹で、ホテルに帰りたくてしょうがなかった。もう夕食はコンビニで何か買えばいいんだよ、と。
再び地下鉄に乗って帰るんだけど、ホームで地下鉄を待っている時、何気にチャン君を見ると、ななんと!社会の窓が全開だった・・(笑)
ギャー!と思って、チャン君のズボンを指差すと、チャン君はそそくさと後ろを向いて社会の窓を閉めた。
チャン君・・・(涙)
ホテル近くの地下鉄の駅に到着すると、ホテルに帰るだけだと思っていたら、
チャン君は、麺食べますか?と言ったあと、絶対に地元民しか入れないような店へ連れて行ってくれた。
籠に色んな食材が串に刺して並べてあって、自分の好きなものを選んでオッチャンに持っていくと、その材料でラーメンを作ってくれるというものだった。
器にビニールがかぶせてあるよ、合理的というか何と言うか(笑)
味は悪くなかったんだけど、疲れともの凄い眠さでほとんど残してしまった。
あえて言うなら、ちょっと辛かったかな。
あー、ちゃんと食べられなかったのが勿体無い!
こうして夕食も済み、ホテルに帰ったのはまたもや12時頃。眠すぎるっ!
チャン君に、じゃあ明日も朝10時ね、と言って帰ってもらった。
2日目終わり。
3日目、朝の9時頃に起き、30分ほど風呂に入る。
そして、1人でコンビニへ行き、おみやげ用にちょっとしたお菓子と水を買う。
私は1日目、2日目のチャン君があまりにも頼りなく感じたので、今日の予定はちゃんと調べねば!とネットで朱家角への行き方などを調べておいた。
今日も10時きっかりにチャン君がオハヨゴザイマース♪と来た。
ハウスキープのおばさんが来ていたので、ドアは開いていたのだ。
今日はどんな服着てきたかな~?って・・・オーイ!!昨日と同じシャツ着とるやんけ!
あれ、昨日暑かったけど、そんなに汗かかなかったのかな~??とふと思いをよぎらせる。
ちなみに昨日小龍包の汁をこぼしてしまったズボンも同じだ。つまり上下同じだ。頭からつまさきまで同じだ。
ちなみに、説明していなかったが、チャン君のスタイルは、ブカブカのオッサンチノパンにエナメルの靴という、素敵ないでたち。40代のオッサンか君は!(笑)とつっこみたくなるのをグッと我慢する。これが私を出迎えてくれたチャン君の一張羅なんだろう。まだ19歳なのによー頑張ってくれた!(涙)
私はチャン君にさっきコンビニで買った水を1本渡し、今日もさあ行きましょう!
っと、今日も昨日のホテルのビュッフェだったら嫌だな~・・・と思っていると、ホテルの外へ出ようとする。
あれ?今日は外で食べるのかな??
と、ホテルを出る前にフロントで両替だーっ!
1万円を出すと679元になった。
10000÷679=14.7
つまり1元=15円だーっ、空港で両替よりレートがいいぞっ!!
レートが良かったので私はご機嫌になってホテルの外へ出る。
するとチャン君はホテルから歩いて5分くらいの所にあった店へ連れて行ってくれた!
蘭州正宗牛肉拉面
玄関先で、麺をゆでている、これまた地元民しか入らないような小さいお店だ(チェーン店らしい)
チャン君が頼んでくれたのは、葱爆牛肉半面(10元)だ。
色々メニューに書いてあったけど、私は全然分からないのでチャン君におまかせ
注文すると、なんとその場で手打ち!
すごい、見てるだけで楽しー☆
一つの小麦粉の塊からだんだんと細い麺が伸ばし伸ばしできていくのを見たなんて、初めてかも!
これは味にも期待が持てそうだぞ♪
注文から20分後くらいかな?ハイお待ち~!
スープ付きで、うぅ~ん、おいちー☆
ああっ、やっとまともなもん食べれた(涙)
ただ、ちょっと量が多かったので半分くらい残してしまった
ご飯の後は、近くのバス亭からバスで余山へ
何故かバスの後ろのエンジンのフタを開けっぱなしで走るバス・・・
バスで約一時間、余山国家森林公園に到着!
1/4ほど開いてるゲートから普通に中へ入ろうとすると、呼び止められる。
ん?あれ?お金いるの??私出すよ~??と思っていると、黙ってゲートを引き返すチャン君。
一体どうしたんだ?今日は休みなのか?
黙ってチャン君についていくと、観光チャリのおっちゃんに何やら掛け合いをし始めた。
そして私にニコッと微笑みかけると、乗ってくださ~い!というジェスチャー。
わけも分からず、言われた通りに乗る。
一体どこ行くんだ~!?
ギッギッギッ・・・私達2人を乗せたチャリは重そうに進む。
5分くらい乗った後、ここで降りろとのジェスチャーが。
そして、細~いわき道にチャリを隠すように入れるオッチャン。
周りには特に何もない。一体何が始まるんだろうか・・・
少し怖かったけど、チャン君がいるから大丈夫だろう・・な。
チャリを置いた後、オッチャンは道を渡っていく。
続くチャン君。私もついていく。
突然消えるオッチャン。
!?
覗くとそこにあったのは門だーっ!!
オッチャンは門の一番端の人一人入れるような隙間を通っていた。
続くチャン君。
え!?アタシもここ通るの・・!?
これって不法進入なのでわ!!(汗)
ははは・・と笑う私に、笑いながら手を差し伸べるチャン君。
←左端の隙間から私も入ってしまった。
そして進むと石の小屋があり、そこの壁に人が通れる横穴が・・!!
ヒ~!怖いよー!斧で開けたんかな!?
道なき道を歩く・・・
すると壁にぶつかった。オッチャンはどこからかハシゴを出すと、登れという。
ヒ~!
中国まで来てなんでこんな思いせなあかんのや~!
はしごを登って壁の向こう側へ出ると竹やぶが広がっていた・・
ふとおっちゃんのむき出しの足を見るとむちゃくちゃ蚊に刺されてる!!
早くこんな所から抜け出したいよー!!
オッチャンの後をしばらくついていった所で、オッチャンは遠くを指差し中国語で何か言った。するとチャン君が、オッチャンの手に40元をにぎらせ、オッチャンはどこかへ去っていった・・・
オッチャンの指差した方を登っていくと、で、出ました~!
まともな道に出ましたよっ!!(涙)
どうやら、ここが余山らしい。
何が悲しゅうて不法侵入せなあかんねん。
と、階段を登っていくと、途中にトイレがあったので行こうと思った。
山に設置してある、石でできた屋外トイレ。
と、中を覗いてみたら・・・うっ!!
溝にしきりがあるだけのトイレだーっ!!!
噂には聞いていたけど、初めて見た・・
横から丸見えだよ。
私はせっかくだから挑戦してみようと思った。幸いトイレには誰もいないし。
しかし、そこは山の中。やぶ蚊がめちゃくちゃ多い!!もちろんトイレの中にも飛び放題。。。
おしっこ引っ込みました。
外で待っていたチャン君の所へ戻る。
するとチャン君があっ!と言って私のズボンを指差した。
見ると私のズボンのチャックが開いたままになっていた・・・ギャー!!
地下鉄の時、チャン君の事を情けないと思ったが、自分も同じ事をしてしまうとは・・
因果応報って奴だろうか。
ふ・・これでおあいこだね。。。(涙)
ずーと登っていくと、広い所に出た。
山の上に売店発見!
ここでアイスと水を購入
売店には食べ物や飲み物の他に、上からおもちゃがつるされていた。
おもちゃの剣やヌンチャクなど。
買う奴ぁいねーだろ・・
その広い所は展望台になっていて、下が見渡せた。
しばらくそこで休憩した後、更に上に登っていくと、お堂?教会?みたいなのがあって中を見学。更に近くに時計博物館があったのでそこも見学。
そして山を下りた。
下りる途中の道にも、地面に物を広げて売っているおばちゃんがいた。
どこでも商売してる・・すごいよなぁ。
余山の出口を出る。
出た時に、ゲートで料金はいくらか見てみた。
大人は1人40元だった。
ちょっと高いけど、それくらい出してあげるってば~・・!!
という事で、次はタクシーで朱家角へ向かう。
約30分、82元だった。もち、私が出す。
朱家角に到着。
チケット売り場、、っていうかチケットを売る小屋。
最初、な、なんだこの怪しい小屋!?って思ったらチケット売り場でした。。
入場チケット 1人10元
チケット売り場から入り口へは少し離れていたので、オッチャンがチャリで入り口まで乗せていってくれた。(タダ)
隠れた水郷の街、朱家角
周りにはお店が並んでいて、見て歩くだけでも楽しい
葉っぱで色んなものを作る職人
凄い!一体どうやって作るんだろう!?
こんな感じの職人芸があちこちで見られる
チャン君は、私と歩いている時、いいって言うのに、あおいでずっと私に風を送ってくれていた。優し~☆
そのセンスが壊れてしまったので、新しいのを買ってあげた。
他の店では10元って言ってたけど、チャン君が交渉の末、3元になったデカセンス。
朱家角を1時間半程歩いて見て周った後は、人民広場行きのバスに乗って帰った。
バスのテロップで、「乗客の皆さん」って言う意味で「乗客メーン」って流れるのがなんだかおかしかった。
バスで1時間後、人民広場で下りる。
ちょっと裏道へ入ると、わぁお!庶民の風景!?
窓から物干し竿が出てます出てます!
道端に洗濯物が堂々と干してありますよー
あぁっ、なんだか中国らしい風景に初めて出会ったかも
その同じ通りにあったスーパーへ寄り、マヨチェーック!
あ、あったあった!!
やっぱ中国にも普通に?あるんだ!
つー事で写真だけ撮ってきました。
(中国マヨ、マズいから)
タクシーで再び図書館へ。
チャン君のお父さんが勤める食堂で夕食をごちそうになる♪
肉の角煮とキノコ炒めと肉まんとおかゆ。
どれも全部おいしいっ!
しかし、おかゆの中に虫が一匹入ってました・・さすが中国(涙)
図書館から一旦ホテルへ帰り、歯を磨き、近くのコンビニへ行った。
チャン君は雑技観賞時に食べる瓜の種?を買っていた。
タクシーで白玉蘭劇場近くへ。
実はタクシーの運転手が場所を知らなかったので、途中で降ろされてしまい、
近くの人に聞いて行った。
開演時間ギリギリで劇場についたんだけど、電話で予約しておいた人となかなか連絡が取れず!しばらく前で待ちぼうけ~・・本当に今日見られるんかな??と不安になっていたら、電話がつながり、係りの人は既に劇場内にいた!
係りのお姉さんは私達に券を2枚くれ、チャン君に渡しておいた200元を払った。(ほら、面子があるじゃないですか。)
お姉さんは、ガイドらしく、日本語が話せた。
私が日本人だって分かると、「隣の人に言わないで下さいね~!!隣の人は200元払ってるんですから・・」と教えてくれた。
そーか、やっぱそーだよね。ありがとう、チャン君と職場の皆さん・・!!
そしていよいよ上海雑技団観賞!
席は後ろから2番目の席だった。ま、安いから仕方ないね。
実はチャン君は、雑技団が好きと手紙に書いていたくせに、今まで一度も見た事がなかったらしい。なので、いたく感動し、いたく私に感謝していた。
私はと言えば、2回目の雑技団という事もあってか、感動はいまいち。
会場の音響が小さかったのも残念だったなぁ。前回の上海旅行時に行った所よりも魅せ方が下手だったかも。
まぁ、それなりに面白かったっす。
雑技の詳細は前回の上海旅行記でどぞ。
大迫力のアクロバットバイク
デカい籠の中を5台のバイクが走り回る!
生で見たらこりゃあほんと凄いです。
夜の7時~9時までの1時間半、雑技を楽しんだ後は、またタクシーを捕まえてホテルに帰った。
ホテルの部屋につくと、チャン君がまたマッサージをしてくれると言う。ヤター☆
今日は山登ったり歩き回ったり、とても疲れたのだ。
しかし、按摩膏は??って思ったら、今日は足マッサージではなく、全身マッサージをしてくれるというではないかっ!!
つー事で、ひびきはいやらしいかもしれないが(笑)、全くそんな事はなく、ベッドに横たわって健全に全身マッサージをしてもらった。なんてったって彼はプロですからね・・へへへ。
約1時間マッサージをしてもらい、体がほぐれた後は、部屋にあるパソコンをつけて、ネットで私のホームページを見せた。
チャン君は、私のページは日本語だらけで分からないと言っていたので、エキサイト翻訳も教えてあげた。
これで私の全てが分かるだろう。
また明日10時に、といつも通り約束をしてチャン君は大人しく帰っていった。
3日目終わり。
4日目朝、8時半頃に起き、30分程風呂につかる。
その後は近くのコンビニ快客へ水と、最終日なのでおみやげを買いに行く
あと、私は海外旅行に行くとその先でヨーグルトを食べたくて仕方がなくなるので、ヨーグルトを探しに
スプーンどうしよう・・と思ってたら、スプーン付きのヨーグルト発見!
わぁい♪
ついでに美容にいい亀ゼリーも購入。味は不安だったけど、めちゃうまかった~!
買ってよかった亀ゼリー!!
亀ゼリー 3.2元
ヨーグルト 2.6元
さぁーて、そろそろ迎えの10時、チャン君が来るぞ~
・・・って待ってるのにチャン君が来ない。
いつも10時きっかりに来てたのに来ないのだ。
ま、まぁ彼だって遅れる事はあるさ・・と10分、20分、30分・・来ない!!!
ひょっとして途中で交通事故とか!?
あー、どうしようチャン君に何かあったら!!
と、不安になってきたので、部屋の電話から思い切ってチャン君の携帯に電話。
ツーツー・・・ウェイ?(←中国語でもしもしの意味)
出たーっ!!!
今どこにいるの!?
と頑張って中国語で言うと、彼は中国語で今いる場所を言ってすぐに切った。
んー、、、よく分からんかったけど無事だという事だな。ホッとした。
その3分後くらいにピンポ~ン♪と、チャン君が部屋に来た。
一体どうしたんだよーっ!心配したんだぞーっ!!
と、言おうと思ったら(言えないけど。)、チャン君が何かを差し出した。
飲むヨーグルトと肉まんだーっ!!!
私が昨日の夜、ヨーグルトを食べたいって言ったから買ってきてくれたんだ!!(涙)
きっとこの肉まん(多分)も並んで買ってきてくれたから遅くなったんだな。(感動)
ヨーグルトはうすっぺらい容器に入っていて飲みにくい&下に置けない・・(笑)
肉まん・・というか、パン生地の中に肉のミンチが入ってるんだけど、めちゃウマ!!
うわーん、オイラこういうのが食べたかったんだよーう!
ちなみに、今日のチャン君の服装は、、、また昨日と同じだったらどうしようとドキドキしたけど、上は私があげたもう一つのTシャツ、下は同じくオッサンチノパンだった。
しかぁーし!またもやTシャツがズボンに入れられているーっ!!
シャツの時は黙ってましたが、Tシャツは出してほしい・・・!
つー事で、コレ出すんだよと、シャツをひっぱり出して外に出してあげた。
チャン君は、はにかみながら、ありがとうございます、とお礼を言った。
さて、朝食を食べ終わったら、外へレッツラゴー!
タクシーで龍華寺へ。どこに行っていいか分からなかったんだけど、マッサージ仲間の人が勧めてくれたのだ。
タクシーの中でチャン君は、唐突に質問してきた。
もし僕に彼女がいなかったらどうした?
・・・っておめーなー!!(笑)わしゃ彼女のいる男には興味ないんじゃい!
君には彼女がいるやろ!と断った。
どうやらチャン君は私に惚れてしまったらしい・・
そりゃあ美しくて(笑)金持ちの異国の人がわざわざ自分に会いに来てくれて、色々おごってくれたら惚れてしまうのも無理なかろう。
私だって惚れてしまうだろう。
しかぁーし!それは連れがいなかったらの話だぁーっ!
大体アンタ彼女の事自慢しとったやんけー!(苦笑)
と、話を終わらせて龍華寺に到着、でも朝早いからなのかチケット売り場が閉まってる~!
つー事で、チャン君が先に超市へ行きましょう、と私にメモを見せる。
超市って何だろう?市場かな?
超市へ行くのに、エスカレーターを上って道の向こう側へ。
中国では女の子同士は友情の証?として普通に手をつなぐらしい
超市到着。
市場ではなく、スーパーでした。
おみやげになりそうなものーっ、と思ったけど、荷物になるので少しだけゼリーを買った。
あと、マヨネーズがたくさん売ってたので撮影(笑)
スーパーを出ようとしたら、チャン君が彼女へのプレゼントを買うからと、雑貨屋へ寄る。
私に、これどう?ほしい?と聞くので、うん、かわいいね、と言ったら、なんだか様子がおかしい。
彼女のと称してどうやら私にプレゼントしようとしている!!こりゃヤバい!と思い、不要(ブーヤオ)を繰り返す。
しかし、チャン君は、いいからいいから、と強引に買ってしまった・・・
いやー、マジでいらんてばー(荷物になるし)
と、チャン君に一生懸命返すと、チャン君はあきらめてぬいぐるみを自分で持った。
それどうするの?と聞くと、「彼女にあげる」と。。。
よしよし、それでいいんだよ(笑顔)
ちなみに私は不安になったので、彼女の誕生日プレゼントは買ってあるの?と聞くと、ある、という返事だったので安心した。
程なくして龍華寺へ戻るも、やっぱりチケット売り場が閉まってる~!
寺は開いている様子なのに・・と思っていると、門の反対側にも売り場があって、そこは開いてた!
でっかい線香をもらって、寺の入り口すぐに線香をたてる所があり、みんな線香に火をつけて四方にお参りをしていた。
皆さんに習って、私も膝と頭をつけてお参り
この龍華寺には、色んな仏像やらお参りするスポットがあって、なかなか楽しかった!
穴場かな?
寺をひと回りすると、図書室があったのでそこへ入って一休み。
クーラーが効いてて涼しー☆
チャン君は、台湾製?とかマジックでデカく書かれたばかデカいカメラを取り出して私を写そうとしたら、ゴッゴッゴ・・・と言って、カメラは壊れてしまった・・(笑)
こんな事なら、日本からいらんフィルムカメラ持ってきてあげれば良かったな~
バスに乗って上海博物館へ
1人20元、もち私が出す
外はめちゃ暑いので、早く中に入りたくて仕方がなかった
中を少し見回った後は、途中でティーターイム!
チャン君はいらない、と言ったんだけど、私のおごりだから遠慮せず好きなの言って!
とケーキを2つずつとお茶を頼んだ。
ケーキ1つ 10元
ジャスミンティー 20元
博物館はとにかく広くて、全部で3時間もいた。
民族衣装やら壺やら印鑑やら調度品やら書画やら、とにかく色々!
その中、博物館で見つけたカワイイ聖徳太子(?)
上海博物館を出て、人民公園を通ると、ハトのえさを売っていた。
するとチャン君がえさを買ってきてくれたので、えさを撒くとワラワラとハトが寄ってきて面白い。
中国何でも食べるって言ってもこうやって公園でハト飼ってるんだね~
さて、そろそろチャン君の彼女の誕生会の時間が迫ってきたので、広い道の向こう側にあるバス乗り場へ行こうとするんだけど、チャン君は人民広場の辺りには明るくないらしく、地下道を通ったのに、又同じ所に出てしまった・・・チャン君(涙)
その地下道にあった宣伝ポスター、なんとシブがき隊のモックンこと本木雅弘ではないか~っ!!
しかもこれ、通りのでかいビルにも同じデザインでどでかい布吊り広告があった。
やるなモックン・・・!!
やっと道の向こう側へ出た~!早く急いでバス乗り場へ・・・っと、おいしそーな店発見!
めちゃ食べた~い!!
と、チャン君を呼び止めて、アレが食べたいと説明し、お金を渡して買ってもらった。
街客という店の
タピオカ入りココナッツミルク 4元
おいち~!おいち~!!
と、ゆっくり飲んでたら、チャン君に、早く早く、とせかされバス乗り場へ急ぐ。
バスに乗る。
赤信号で新聞を取り出し読む運転手。
日本では考えられんな~
40分くらい乗った所でバスを降りると、チャン君の彼女とその友達が待っていた。
チャン君のファッションがアレだったので、彼女は一体どんな服を着てるんだろうか・・と不安だったんだけど、黄色のアイシャドー(なかなかできませんよコレは)にジーパンの巻きスカートとかつけててオシャレさんだった。意外!(失礼)
チャン君は、彼女に会うなり「誕生日おめでとう!」と言ってあのトラのぬいぐるみを渡した。・・・ってオイオイ!あんた彼女のプレゼント用意してあったんじゃないのかよーっ!!
私が、いらんと言ってなかったら彼女のプレゼントはなかったんだろうか・・恐ろしい。
私は自己紹介をした後、続いて私も日本からもってきたプレゼントを彼女に渡した。
プレゼントと言っても買ったものではなく、なんかいらんもんないかな~と自分の部屋を見渡して目に入ったマスコット(昔の男から貰ったモノ)なんだけどね・・いや、でもカワイイから!!
合流した後、15分程歩き、タクシーに乗った。
タクシーの中で彼女は私のプレゼントを開け、スカートにつけようとしていたので、私がつけてあげた。
←どーだ、カワイイじゃん!
タクシーに乗ってだんだん郊外の方へ行く。
こんな街外れまで来るなんて、ちょっと怖い・・普通のツアーじゃありえないもんね。
タクシーの中では、交流を図ろうと、彼女達の写真を撮って見せてあげたり、つたない中国語で話しかけたりした。最初は恥ずかしがっていた彼女達も、しだいに打ち解けてきてくれた。
タクシーは途中で止まると、チャン君一人が出て行った。
何か買ってきたみたい。誕生日ケーキだ。
そして又タクシーは走る。
タクシーに乗ってから30分後、タクシーを降りた。
やっと着いたのかぁ~!と思うと、今度は家族の人々に合流。
ちなみに、彼女にあげたプレゼントの包装が、タクシーを降りると同時に道に捨てられていた・・・彼女にゴミ落ちたよ?と指指すと、いいのいいの、って感じで行ってしまった。。え~っ!!(中国では道にゴミを捨てても掃除の人がかき集めて持っていってくれるらしい。でも、若い女子が平気でゴミを捨てるなんてビックリだー!!)
さーて、どこに行くのかなっ?と思っていると、バスが来て、一同バスに乗る。
まだ移動すんのかよーっ!?トイレ行きたいのに・・・
チャン君に遠いの?って聞くと、遠くない、と言うので一応安心。
バスに乗ると、チャン君は彼女の横に立って、私にしたようにセンスで彼女に風を送ってあげてた。良かった~!彼女の前ではちゃんと彼女の方行ってくれて!
っていうか、噂には聞いてたけど中国の男ってめちゃ優しいよなぁ。
バスに乗って10分後、お店に到着。
入り口の右側には、五元店と書いたボードが置いてある。
家族の皆さんに続いて私も店に入る。
そして、すぐにトイレの場所を聞いた。
お店のトイレだから大丈夫だろう・・・
って、、ヒィイ~!!!
バスルームにはよく分からない荷物がどっさと置いてあり、その横にある洋式の便器には、便座がないーっ!!
ついに出会ってしまった・・汚いトイレに。。。
それも食堂だぜ?
なんて言ってる場合ではない。
ど、どうしよう・・と考えた末、空気椅子で用を済ませる事にした。
人生初、空気椅子用足し(涙)
用を足した後は、手洗い、、手を洗う場所が見当たらない(涙)
仕方ない、汚い所には触ってないからそのまま出た。
っていうか、彼女や彼女の友達は一体どうやってあそこで用を足しているのだろう!?と疑問に思った。便器に足の跡とかついてないから、便器に登った訳ではなさそうだし・・そして手はみんな洗わないのかーっ!?と。
その疑問は後で解けた。
手は、トイレの横にある調理場で洗っていた。
調理場と言っても、被災したの?と思うくらい汚い調理場だが・・
そして、その調理場の横に個室があって、誕生会はそこで行われた。
個室の真ん中には中国式の円卓があり、壁には古い扇風機とクーラーがあった。
どう見ても、人をもてなす部屋には見えず、これが一般の暮らしですかぁ!といった感じだ。
部屋の隅にタンスが置いてあり、その上に店主のだろう荷物が(笑)
あ、でも左下に写ってる円筒形の物はケーキの入れ物っす。
とまぁ、私以外誰も気にする者はなく、誕生会は始まった。
誕生会のメンバーは以下の通りだ。
チャン君、チャン君の母、チャン君の父、チャン君のいとこの兄ちゃん、チャン君のいとこの姉ちゃん、チャン君の彼女、その彼女の友達、そして外人の私、の計8名。
やっぱ中国の絆って凄いよなぁ~、ただつきあってるだけなのに親も彼女の誕生日を一緒に祝うなんて・・そりゃあ一見さんの私が参加できるくらいなんだから、彼女だったら家族同然って事なんだろうけど。
料理が出てきて、食べていると、チャン君のお父さんが彼女におめでとう!と言って100元を渡した。
な、なにーっ!中国ではプレゼントにお金を渡すのかっ!?
続いてチャン君のお母さんからも100元が・・!!
うーん、息子の彼女とは言え、他人にお金をプレゼントするって凄いな~!!
それも中国紙幣で一番高い100元だよ!日本で言うなら1万円だよ!
さすが中国・・めでたい事には太っ腹!!
さて、肝心の料理の方なんですが、信じられないくらい肉料理ばかり・・。
あまりの肉攻めに、野菜をくれー!と叫びたかった。(野菜と言えば、それぞれの肉の上に乗ってる葉っぱを細かく刻んだ奴くらい。)
何の肉か分からない、しかし意外や意外?どの料理もおいしいのだ!!
この人達は、こんなに肉ばっかり食べて、なんで皆太ってないんだろう?
と不思議に思った。中国人って、皆痩せてるよね。
私があまり食べないでいると、隣に座っているいとこの姉ちゃんが、遠慮するな!と言ってどんどん私の椀に肉を入れてくれる。
入れてくれる度にシェイシェと笑顔を返すも、心は椀を手でフタしたい気分だ。
椀の中に入る、鳥の足先のブツブツの部分。
へへへ・・生まれて初めてブツブツ食っちまったぜ。
ゴリゴリしてたぜ・・
私はお腹もふくれていないのに、肉ばかりなので、もう食べられなくなってしまった。
(料理は本当においしいんだけどね。でも肉だけはキツいよ~。)
さて、肉料理ばかりなので、骨も多い。
骨を捨てるような専用の入れ物もなく、仕方がないので、テーブルにまとめて置く。
ちなみにテーブルにはビニールがしいてある。
しかし、隣のいとこの姉ちゃんは、豪快にも床に骨をペッ、ゴロンゴロン~と吐き出していた。。
中国人は食べ物を食い散らかす、むしろそれがマナーだ、と聞いた事があったが、床にまで容赦なく吐き出すとは、、すげぇよ中国・・
その後にも、魚が丸ごと一匹入った鍋や、おいしそうなスープが出てきたが、もう食べられなかった。
皆が料理を食べた後、チャン君のお母さんがテーブルにしいてあったビニールを引いて、机の上のゴミやらを集め始めた。
なるほど!これなら食い散らかしても簡単に掃除ができるね!!だから食い散らかして楽しく?食べるって訳かぁ!
しかし姉ちゃんが床に吐き出しまくってた骨は一体どうやって掃除するんだ・・と考えないでいい事を考えてしまった。
さー、テーブルが綺麗になった後は、バースデーケーキだー!
私にしてみれば、え、まだ食べるの!?って感じだが、入る所は別腹ですよね!?
これが中国式バースデーケーキだっ!
直径30センチくらいあって、デカい!
チャン君と彼女が仲良く肩を組んでケーキを切り分け、みんなに配ってくれた。
よしよし、これでアタシも安泰だな。
しかし、このケーキ・・、見たとおり上に少しフルーツが乗ってるだけで、中はスポンジとクリームだけ。そのクリームも生クリームではなく、生クリームとバタークリームをたして2で割ったような味だ。
ま、マズくはないけどね、クリームとスポンジだけはつらい!
ので、これまた一口食べて残してしまった・・(お腹いっぱいだから。)
皆がケーキをほぼ食べ終わった頃、何を思ったか、チャン君の彼女が残ったケーキからクリームを指で取り、チャン君の顔にベチャッとつけた!
するとチャン君もクリームをつかみ彼女の顔にベチャ!!と・・
ヒ~!な、な、な、何をおっぱじめるんだ~!
クリームを顔に投げあうなんて、ここはアメリカかー!!(中国です。)
チャン君と彼女のクリーム投げあい合戦はエスカレートし、周りのみんなも巻き込んでクリームのつけあい・・こ、怖いよ~!日本じゃ絶対ありえないよ~!
私は、彼女の誕生日という事で、上半身はシンガポールで購入したシルク100%の一張羅、チャイナ服を着ていたので、こっちに来ないで~!!と心で祈っていた。
結局、チャン君に、ちょぴっと顔につけられただけで済んだ。良かった~。。
ちなみにチャン君の顔と、私がプレゼントしたTシャツはクリームまみれでひどい事になっていた・・すげぇ。
でも、こんな風に何も気にしないで楽しめるっていいよね。
日本人は細かい事まで気にしすぎか・・
という事で、怖かったけど、楽しかったよ~。
私は次の朝、帰る事になっていたので、夜10時半に誕生会はお開き。
チャン君と彼女と彼女の友達と私の4人はタクシーに乗って帰った。
まず私のホテルへ到着。
いつもはチャン君が部屋の入り口まで送ってくれてたけど、今日は彼女がいるから来ないだろうなー、とタクシーを私一人だけ降りて、チャン君達にバイバイ、おやすみ!と言うと、チャン君は、「ちょっと待って下さい、待ってて下さい。」と言った。
は?待つってどこで??
と不思議に思っていると、「あ、おやすみなさい、さよならー」と言ったので、私は安心して一人で部屋に帰った。
いやぁー、チャン君と彼女はあんなに楽しそうにしていたし、良かった良かったぁー。
今回の旅も楽しかったなぁー!と、風呂につかっていると、いきなりピンポ~ン♪とベルが鳴る。
はぁあ!?まさか待っててってコレの事ー!?
出ない訳にもいかないので、簡単にバスタオルを巻いてドアに出た。
なんすかー!?と。
すると、チャン君はバスタオル姿の私を見て、あっ!すいません!!と顔をそむけた。
どうやら簡単な話ではないらしい・・?
仕方ないので、ちょっと待ってて!と言って、服に着替えて(風呂の途中やのに~!)再びドアへ出る。
で、何?どうしたの?
と聞くと、
貴方の事を思ってます。
と来たもんだ・・・
あんたさっきまで彼女と仲良くしとったやんけー!
どうやら、明日帰ってしまうので愛の告白に来たようだ・・・
以下筆談。
貴方の事を思ってます。
貴方が帰った後もずっと思ってます。
彼女いるやろ?
貴方も可愛く、美しい。
彼女泣くよ?
貴方が帰ってしまったら僕が泣く。
君は私に失恋したの、私の事忘れて!
無理です!貴方の事を忘れる事なんてできません!
貴方が時間がある時に、僕に手紙を書くか電話してほしい。
僕は貴方を愛してるんです!
駄目だよ!!君は彼女を愛するべきだよ!!
でも僕は貴方を忘れる事はできない!
だからお互いに手紙や電話しましょう!
僕の事嫌いですか?
(嫌いじゃないけど・・)嫌いだよ!(と言うしかないでしょ)
なぜ?じゃあなぜ僕に会いに上海に来たの?
・・・アタシは上海を見に来たんだよ!(と言うしかないでしょ)
じゃあ何故手紙で僕に会いに来るって書いたの?
彼女がいるって知らなかったからだよ!!
と、もういくらきつく言ってもウォーアイニーウォーアイニーで埒があかんので、もうこの話は終わり終わり!アタシ明日早いんやから!
と、チャン君を追い返す事にした。
チャン君は寂しそうに、明日見送りに行ってもいいですか・・?と聞くので、それは私も来てもらわなくては困ると、うん、と頷いて、帰ってもらった。
あーあ、最後にこんな事になってしまうなんて・・
私はまた風呂に入りなおした。
・・・嫌いなんて酷い事言っちゃったなぁ。。。
あんなに色々私の為に一生懸命やってくれたのに。。
明日、チャン君の事、嫌いじゃないよ、って言おう。
ごめんよーチャン君!でも、君にはお似合いの彼女がいるんだからねー!!
二股はいかんよ二股は!!
夜、トイレに入ったら、見事に?下痢ってました。
街角で食べたタピオカ入りココナッツミルクか!?はたまた誕生会の料理か!?
この下痢は2~3日続きました・・お腹は痛くなかったけど、ジャージャーって感じ・・
4日目終わり。
5日目、朝、約束の時間にチャン君がピンポーン♪と来た。
いつもなら「オハヨーゴザイマース!」と元気な挨拶をしてくれたのだが、どよーんと沈んでいる。無理もないが・・
そして、チャン君の顔を見ると、わーっ!!目、目が一重になってるぅう~!!
チャン君は綺麗な二重なのだが、片目が一重になっていた。
この子、昨日の夜、泣いたんやな、泣いてしまったんやな~!!
ううっ、ゴメンヨー!!
今日も頑なに愛の告白は拒否しようと思っていたが、とたんに可哀想になってしまった。
フロントでチェックアウトを済ませ、タクシーに乗る。
タクシーで地下鉄の河南中路へ。
地下鉄の河南中路から龍陽路へ。
龍陽路でリニアに乗って浦東空港へ。
この間約1時間。ギリギリ~!
その間中、チャン君はもう私にべったりだ。
帰らないで~、ウェーン!と言った感じ。。(笑)
ちなみにコレがリニアだ!
時速431kmの世界をお楽しみ下され
空港に着くと、急いでカウンターを探してチェックインする。
良かったぁ~、間に合って・・!!
めちゃお腹が空いていたので一番安かったサンドウィッチを買って食べた。
それでも1個20元くらいした、高!!
チェックインを済ませたから、余裕余裕~、と思ってゆっくり食事してたら、チャン君が、急がないと!と教えてくれる。
ん?そだね、そろそろ行くか。
ゲートの所でお別れだ。
寂しそうなチャン君にハグをし、元気でなっ!!と握手。
ホッペにキスぐらいしてあげようかなー、と思ったけど、そんな事したら、この人深みにハマってしまうわ、と思ったのでやめ。
私はチャン君に見送られながらゲートの奥へと消えた。
・・・なんとそこに見えたのは、出国審査に並ぶ長蛇の列!!!
ギャー!!飛行機のチェックインして安心してたアタシはアホや!これ忘れてた~!!
チャン君が急げと言ってくれなかったらまだのん気にサンドイッチ食ってたわ・・
飛行機に間に合いますよーにーっ!!!!
と祈りながら列の最後尾に並ぶ。
・・・なんとか間に合い、無事飛行機に乗れました。あはは・・
帰りの機内食
鶏肉
パン
サラダ
もちもちお菓子
さよなら上海、さよなら私のかわいいチャン君。もう二度と会う事もないだろう。
ゴーッ・・・飛行機は日本へ飛ぶ。
13:45、日本到着。
念のため借りておいたレンタル携帯を返却する。
1日250円×5日=1250円を支払う。
そして自分の携帯の電源を入れる。
いやー、日本に着いた着いた!
ほんと日本と中国は近いねっ!!
近いけど、チャン君はもう遠くの人だよ~
ピルルルル・・・早速電話がかかってきた。
んっ?誰カナ~??
モシモシー?ワタシアナタノコトオモッテルーウォーアイニー
ヒー!!チャン君から即効電話だった。。。
は、は、は・・・
この続きは機会があればまた(笑)
巡った順番
[1日目]自宅→中部国際空港(セントレア)→中国上海浦東国際空港→ホテル→金子保健中心→南京路→ホテル[2日目]ホテル→上海図書館→豫園→外灘→ホテル(マッサージ)→東方明珠電視塔→ホテル
[3日目]ホテル→余山→朱家角→人民広場→スーパー→上海図書館→ホテル→上海雑技団→ホテル(マッサージ)
[4日目]ホテル→龍華寺→上海博物館→人民広場→彼女の誕生会→ホテル
[5日目]ホテル→中国上海浦東国際空港→中部国際空港(セントレア)→自宅
中国 上海旅行の印象
前回の上海旅行記で書いてない事を。
・両替について
両替は空港だと手数料が一律50元(約750円)も取られてしまうので、銀行やホテルで両替した方がお得かな?
・トイレについて
普通に行くような所は、汚すぎるトイレというのはなかったな~。 街を歩いていたら、デパートやホテルのトイレを借りればいいし。
・タクシーについて
初乗り11元、日本に比べてかなり安いので、手軽に利用できる。 スピードも聞いてたより出してるような感じでもなかったし、快適でした。 たまにボッタクリがあるみたいだけど、私が乗ったものは全部ちゃんとしてた。レシートもちゃんとくれたよ。
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