海外でのSIMカード変更歴(?)は、10年以上になります、バックパッカーのスーです。
以前は、現地に到着してからSIMカードを購入していましたが、最近は日本のネット通販で簡単に購入できるようになったので、かなり楽になりました!
さて、その中で、タイの「AIS」という電話会社が発行している「SIM2fly」があります。
このSIMカードが海外旅行、特に数か国をまたぐ周遊旅行にもの凄く便利なので、詳しく紹介します(>▽<)
SIM2flyとは
タイの大手電話会社「AIS」は日本で言うDocomoの位置にあります。
そのAISが海外旅行に行くタイ人をターゲットに発行しているのが「SIM2fly」です。
その恩恵に私たち外国人もあやかれるというのが有難いですね~(>▽<)
価格は、
アジア用 8日間 399バーツ
世界用 15日間 899バーツ
で、タイのAISショップで購入でき、私も実際にアジア用を399バーツでタイで購入しました。
が! 日本のアマゾン等でも同じ物が買えるんですよ!!
SIM2flyの利点
もう、国ごとにSIMを用意する必要がないよ~!(>▽<)
日本でも使える!
タイから見たら、日本は外国です。
その為、ローミング「オン」の状態で、日本でもデータ通信が使えます。
数か国行く時でも、そのままSIMカードが使える
例えば、今回私は「香港」「マカオ」「上海」「高雄(台湾)」と行きましたが、スマホに挿しっぱなしで何の操作もすることなく、その国に着いてすぐ繋がりました!
最長1年の有効期限
チャージをしていくことで、有効期限が最長1年になります。
なので、海外に頻繁に行く人は、継続して使用可能です。
SIM2flyを使わなくていい場合
24ヵ国で使えるアジア用は、日本のネット通販で1300円ぐらいします。
台湾・中国・韓国・タイなど、1ヵ国しか行かない場合、もっと安いSIMカードがあるので、そちらを買う方がお得になります。
SIM2flyの使い方
では、SIM2flyの使い方を順に説明します。
アンドロイドは、大抵の機種はセットするだけで自動的に認識してくれるので楽です!
iphoneはここでは説明しません(^^;
SIMをセットする
SIMカードをSIMフリーのスマホにセットします。
海外旅行にアンドロイドは1台確保しておくといいですよ!
なので、ただ、「SIMフリーのスマホ」というだけでは使えない国があるかもしれません。
古い機種だったり、1~2万円台の廉価版だと、対応周波数が限られている可能性があります(^^;
なので、もし、海外で電波を掴まない場合は、SIMカードのせいではなく、自分のスマホが対応していない可能性があります(>_<)
自分のスマホがどの周波数に対応しているか調べるには、「(スマホの機種名) 周波数」で検索すると分かると思います。
自動的に電波をつかむ
SIMカードをセットすると、多分30秒ほどで、自動的に電波をつかみます。
日本の場合、ローミング先は「Softbank」か「Docomo」です。
そして、電波の強さの所に「R」と出るのは、「ローミング」の意味です。
つまり、タイのAISが日本のソフトバンクの電波をローミングして利用していますよ、という意味です。
画像のように、電波を掴んでいれば、SIM2flyが使える状態になりました!
と言っても、まだデータ通信が使えない状態だと思います(普通は。。)
SMSが来る(多分)
電波を掴んだら、赤線のようなSMSが届くかと思います。
(私はパッケージを別で申し込んだので、ちょっと文章違いますが…。あ、ひょっとしたら届かないかもしれません。。)
設定する
ここからは、実際に海外や、海外に行く直前など、SIM2flyを使い始める時に設定します。
設定 → 無線とネットワーク → モバイルネットワークと進みます。
モバイルデータ通信 →「オン」
データローミング →「オン」
4G →場合によって「オン」か「オフ」
デュアルSIMの場合
設定 → 無線とネットワーク → デュアルSIM設定と進みます。
デフォルトのデータ通信を、SIM2flyを入れた方を選びます。
SIM2flyを実際に使い始める
上の設定を済ませると、赤線のようなSMSが届きます。
英語の意味は、「容量4GB、8日間のパッケージが開始しました。有効期限は2019/10/14 07:28:23から2019/10/22 07:28:23です」という感じです。
有効期限は、タイの時間でカウントされます。
これであとは、普通にネットを使えます(>▽<)
SIM2flyの速度
これは、日本から繋げた状態で速度テストしたものです。
海外で使っても、「遅すぎて使えない」ということは一度もありませんでした。
SIM2flyの電話番号
SIM2flyには、タイの電話番号もついているので、チャージがあれば電話を受けたり、電話をかけることも可能です。
普通は購入時のパッケージに電話番号シールが貼られていますが、日本のネット通販で買うとシールがない場合があるのかな?
自分の電話番号を調べるには、「*545#」とダイヤルし、電話をかけます。
すると、画面に自分の番号が表示されます。
別に知らなくても問題ありませんが、下で説明するAISのアプリで必要になります。
でも、海外ローミングなので、電話を受けるのにもお金がかかります。
ローミング国外やりとりの場合、1分35バーツ(約125円)です。
日本へ(タイの番号から)電話をかける場合: +81-(最初の0を省いた電話番号)
日本から電話を(タイの番号へ)かける場合: 010-66-(最初の0を省いたSIM2flyの電話番号)
AISのアプリが便利
AISのアプリを使うと、チャージしたり、パッケージを申し込んだり、残高がチェックできます。
my AISにログインする
AISのアプリは、SIM2flyに限らず、AISの全てのSIMで使えますが、SIM2flyの場合で説明します。
アプリを開くと、タイ語なので、「EN」をタップして、英語にします。
SIM2flyの電話番号を入力し、「OK」をタップ。
自分の電話番号は、「*545#」とダイヤルし、電話をかければ分かります。
すると、SMSでOTP(ワン・タイム・パスワード)が届きます。
SMSに書かれている、4桁の番号を「OTP」欄に入力し「OK」をタップ。
「rabbit LINE Pay」の表示が出てくるかもしれませんが、「キャンセル」で。
「my AIS」にログインできました!(>▽<)
これが「ホーム」画面です。
ここで、「残高」「SIMの有効期限」が分かります。
SIM2flyを最初に入れた時点では、「残高0」「有効期限2か月ぐらい?」になっているかと思います。
SIM2flyの使用期限・残量をチェックする
さて、海外に到着し、SIM2flyのパッケージを使い始めたとします。
そこで詳細をチェックする方法です。
「Current Roaming Package(現在のローミングパッケージ)」をタップ。
「残りの容量」と「使用期限」が確認できます♪
「期限」は「タイの時間」なので注意して下さい。(日本との時差はー2時間)
SIM2flyにLINEでチャージする
通話(タイの電話番号)を使いたい場合や、パッケージを追加で申し込みたい場合など、お金をチャージすることで使用可能になります。
ホーム画面の「Balance(残高)」をタップか、上のアイコンの「Top Up」からチャージ可能です。
チャージする番号が自動的に入力されているので、「LINE Pay」で支払います。
チャージは、10バーツ(約37円)から可能。
10~150バーツで30日の延長
200~1500バーツで60日の延長
が、1回チャージごとに延び、最長1年延長可能。
なので、面倒ですが、例えば10バーツを12回チャージすることで、12か月の延長ができます。
「Rabbit LINE Pay」と「チャージする金額」を選択してから、「NEXT」をタップし、この画面に来ました。
問題なければ「OK」をタップ。
すると、LINEアプリに飛びます。
LINEでクレジットカードを登録していない場合、「登録」をタップ。
LINEでクレジットカードの登録をします。
VISA、Master、JCBなど、一般的な日本のクレジットカードで登録可能。
カードの有効性を確かめるため、1円の請求があります。(すぐにキャンセルされるので引き落としなし。)
カードの確認が済めば、登録完了。
LINEで登録したクレジットカードで支払います。
この時は、ジャパンネット銀行のVISAデビッドカードを使いました。
うわ、JNBなのに、JBNって間違えてる(^^;
「Rabbit LINE Payの公式アカウント」を友達追加する必要がなければチェックを外します。
トップアップ(チャージ)に成功しました!
ジャパンネット銀行からも、引き落としの連絡メールが届きました。
10バーツは37円でした。
残高と有効期限が増えました☆
パッケージを申し込む
SIM2flyの使用期限が過ぎてしまった場合や、タイ国内で使いたい場合は、パッケージを申し込みます。
上のアイコンの「Package(パッケージ)」をタップ。
タイ国内の場合は上段の「パッケージ」、海外の場合は下段の「ローミングパッケージ」です。
「SIM2fly」のパッケージを追加で申込み、または別の機会に改めて申込む場合、パッケージを選びます。
例えばアジア14日間の旅行の場合、4GBで8日間のパッケージを2回申込むといいですね♪
しかも、アプリから更新の停止ができないので、AISのショップに直接行って停止してもらうしかないので注意して下さい。。
AISの便利コマンド USSDコード
SIM2flyに限らず、AISのSIMカードで使えるコマンド(USSDコード)の一覧です。
コマンドの後にダイヤル(通話)ボタンを押せば、機能するので、いつくか覚えておくと便利ですよ!
番号確認 | *545# | 「自分(SIM)の電話番号」を確認 |
---|---|---|
残高照会 | *121# | SIMの「残高」と「有効期限」を確認 |
データ残量照会 | *111*6# | ローミングパッケージ(SIM2fly)のデータの「残量」を確認 |
通話料金照会 | *111*9# | ローミング中の通話料金を確認 |
SMSを英語にする | *119*2# | タイ語で届くSMSを英語に変更 |
IVRを英語にする | *118*2# | 自動音声サービスを英語に変更 |
その他メニュー | *700# | 言語を変更したり、「有効期限」「残高」を他の番号へ |
国内データ残量照会 | *121*3# | タイ国内のデータ通信の「残量」を確認 |
国内パッケージ申込 | *777# | タイ国内で使用するパッケージの申込 |
SIM2flyの使える国は146ヵ国
2023年2月現在で、SIM2flyの使える国は146ヵ国!
どんどん増えていくので、さらに便利になっていきます(>▽<)
アジア・オーストラリア31ヵ国
- Australia オーストラリア
- Bahrain バーレーン
- Bangladesh バングラデシュ
- Brunei ブルネイ
- Cambodia カンボジア
- China (including Tibet) 中国(チベット含む)
- Georgia ジョージア
- Guam グアム
- Hong Kong 香港
- India インド
- Indonesia インドネシア
- Israel イスラエル
- Japan 日本
- Jordan ヨルダン
- Kazakhstan カザフスタン
- Kuwait クウェート
- Laos ラオス
- Macau マカオ
- Malaysia マレーシア
- Mongolia モンゴル
- Nepal ネパール
- Oman オマーン
- Pakistan パキスタン
- Philippines フィリピン
- Qatar カタール
- Singapore シンガポール
- South Korea 韓国
- Sri Lanka スリランカ
- Taiwan 台湾
- Uzbekiztan ウズベキスタン
- Vietnam ベトナム
グローバル146ヵ国
- Afghanistan
- Aland Islands
- Albania
- Argentina
- Armenia
- Australia
- Austria
- Azerbaijan
- Bahrain
- Bangladesh
- Belarus
- Belgium
- Bhutan
- Bolivia
- Bosnia and Herzegovina
- Brazil
- Brunei
- Bulgaria
- Cambodia
- Canada
- Chad
- Chile
- China (Including Tibet)
- Colombia
- Congo (Democratic Republic of)
- Congo Republic
- Costa Rica
- Croatia
- Czech Republic
- Cyrus
- Denmark
- Dominican
- Ecuador
- Egypt
- El Salvador
- England
- Estonia
- Faroe Islands
- Fiji
- Finland
- France
- Gabon
- Georgia
- Germany
- Ghana
- Gibraltar
- Greece
- Greenland
- Guam
- Guatemala
- Guernsey
- Honduras
- Hong Kong
- Hungary
- Iceland
- India
- Indonesia
- Iran
- Ireland
- Isle of Man
- Israel
- Italy
- Japan
- Jordan
- Kazakhstan
- Kenya
- Kuwait
- Kyrgyzstan
- Laos
- Latvia
- Liechtenstein
- Lithuania
- Luxembourg
- Macau
- Macedonia
- Madagascar Republic
- Malawi
- Malaysia
- Maldives
- Malta
- Mauritius
- Mexico
- Moldova
- Monaco
- Mongolia
- Montenegro
- Morocco
- Nauru
- Nepal
- Netherlands
- New Zealand
- Nicaragua
- Nigeria
- North Ireland
- Northern Cyprus
- Norway
- Oman
- Pakistan
- Panama
- Papua New Guinea
- Paraguay
- Peru
- Philippines
- Poland
- Portugal
- Puerto Rico
- Qatar
- Reunion
- Romania
- Russia
- San Marino
- Saudi Arabia
- Scotland
- Senegal
- Serbia
- Seychelles
- Singapore
- Slovenia
- Slovak Republic
- Solomon Islands
- South Africa
- South korea
- Spain
- Sri Lanka
- Svalbard and Jan Mayen
- Swaziland
- Sweden
- Switzerland
- Taiwan
- Tajikistan
- Tanzania
- Tonga
- Tunisia
- Turkiye
- Uganda
- Ukraine
- United Arab Emirates
- United State of America
- United States Virgin Islands
- Uruguay
- Uzbekistan
- Vanuatu
- Vatican City
- Vietnam
- Wales
- Western Samoa
SIM2flyの各国ローミングキャリア
SIM2flyは、各国の大手キャリアを利用するので、安定して繋がりやすいと思います。
日本:SoftBank/docomo
韓国:SK Telecom
台湾:台灣大哥大(Taiwan Mobile)
香港:CSL
マカオ:CTM
中国:中国聯通(China Unicom)/中国移動(China Mobile)
マレーシア:Maxis
シンガポール:SingTel
インドネシア:Telkomsel
フィリピン:Smart/Globe
ベトナム:viettel
ラオス:Lao Telecom
ミャンマー:MPT/Ooredoo
カンボジア:Smart/Cellcard/Metfone
インド:AirTel
スリランカ:Dialog
ネパール:NCEL
オーストラリア:Optus
アメリカ:T-Mobile/AT&T
カナダ:Bell Mobility/TELUS
イギリス:Vodafone
フランス:SFR
イタリア:Vodafone
スペイン:Vodafone Espana
ポルトガル:Vodafone/MEO
オランダ:Vodafone
ドイツ:VODAFONE D2
オーストリア:A1/T-Mobile/Drei
スイス:Salt
ベルギー:B PROXIMUS/BASE
デンマーク:TeliaDK
チェコ:Vodafone CZ/T-Movile CZ
ギリシャ:Vodafone
ハンガリー:Vodafone HU
トルコ:VTAS/Terk Telekom
フィンランド:Sonera
ノルウェー:Telia
アイルランド:Vodafone
スウェーデン:Telia
オーランド諸島:Sonera
アイスランド:Siminn/Vodefone
スヴァールバル諸島/ヤンマイエン島:Telia
エジプト:Orange
南アフリカ:Vodacom
カタール:Ooredoo
オマーン:Ooredoo
パキスタン:Warid/Jazz
クウェート:ooredoo
「SIM2fly」が便利すぎる!
以上、「SIM2fly」がとっても便利なので、海外旅行、海外周遊旅行の時には、参考にして下さい♪
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