「今日、友達の店へ行くんだけど、スーも一緒に来る?」
そうショートメッセージが入った。
昨日、皮のお店へ裁縫用の金具を買いに行き、そこで偶然出あったエイク(39:皮職人タイ人)からだ。
「行く行く!」
ってことで、待ち合わせをし、エイクのバイクの後ろに30分ほど乗って連れて行ってもらったのは、メイジョーという所にある、ヌッさん(40:皮職人タイ人)のお店。
パッと見、何のお店なのかよく分からないけど、ヌッさんはこの辺ではとても有名な皮職人らしい。
そもそもなんでここへ連れてきてくれたのかと言うと、私が持っていた、着物の帯で作ったポーチを「これ自分で作ったの」とエイクに見せた時、エイクも「僕もこれ自分で作ったんだ」と皮のポーチを見せてくれたのがきっかけ。
「どうやって作るの!? 作り方教えて~!」
「う~ん、自分では作るけど、人に教えたことないからなぁ・・・」
「何年ぐらい作ってるの?」
「5年ぐらいだけど」
「じゃあ教えられるよ!」
「いや、教える自信ないし、僕の友達の方が教えるのうまいから、そっちの方がいいかも」
という流れで、昨日の今日にして早速連れて行ってくれたのだ。
前々から革製品をどうやって作るのかに興味があり、教えてくれるって人に何人か聞いたことはあったけれど、結構高かったのでやらずじまいだったのである。
さて今回はラッキーにも教えていただける機会に恵まれ、エイクがバッファローの皮や道具を用意してくれて、ヌッさんの革製品作り講座スタート!
まずは型紙を作り、それに沿って皮に鉛筆で書き込み。
そしておおまかにカッターで周りを切り、皮に水を含ませた脱脂綿で、水を塗って柔らかくする。
湿った皮に道具を使って模様を丁寧につけていく。
皮にレーザーカラーで色を塗る。
色を塗り終えたら、周りを型どおりにカッターで切る。
張り合わせる所に糊を塗る。
皮と皮を張り合わせる。
張り合わせた後、周りを爪でコシコシして、毛羽立ちを抑える。
糸を通す所にハンマーと4つ穴目打ちで穴を開けていく。
穴に糸を通し、返し縫いで縫っていく。
(最初と最後のみ、2針縫う。)
金具をコンコンと装着。
形を整えて、こんなに素敵なライターケースのできあがり~☆
私はタバコを吸わないので、コインケースに使おうっと♪
材料代ぐらいは出さねばね・・! とお金を払おうとすると、なんとプレゼントとのこと!!
ありがとう、ヌッさん、エイク!!
こちらが教えて下さったヌッさん。渋い!
ヌッさんは、自分で商品を売ったりすることはなく、オーダーのみで作っているそう。
カッコイイな~!
帰りはエイクがおいしいパッタイのお店へ連れて行ってくれた。
確かにおいしかった~☆
こうしてまた一つ夢が叶ったのでありました。
ありがとうございます。
コメント
初めまして。
『革製品をつくる』を検索していてこのブログを見つけました。
もともと旅行が好きで・・・と言っても海外旅行経験1回。いつかまた!!が早18年。
スーさんのブログが、とっても楽しそうだったので思わずソレテいくつか読ませていただきました。
また、寄せてもらいます。