4年前から、家の無線LANルーターはtp-linkを使用しています、スー宅です。
tp-linkのルーターは、USBポートがついている機種であれば、VPN、NAS、プリントサーバーが使えて、とっても便利(>▽<)
買い替える度に、毎回設定しているので、ここにまとめておきます(^^ヾ
スー宅 tp-linkの歴史と環境
1&2代目(2017年7月~):TL-WR841N & Archer C20(AC750)
3代目(2018年6月~):Archer C1200(AC1200)
4代目(2019年11月):Archer C2300(AC2300)
5代目(2020年12月~):Archer A10 Pro(AC2600) ←いまココ
今使っているのは、2020年12月に購入したArcher A10 Pro(AC2600)です。
環境
参考までに、家の環境は、3階建ての1階にNTTのONUを設置、そこから壁の中を伝って2階の私の部屋へ引いたLANケーブルにルーターを繋いで、1~3階でwifiを使ってます♪
プロバイダは2019年4月までYahoo!BB ADSL、それ以降は「@スマート光」です。

tp-linkのルーターでVPN、NAS、プリントサーバーを設定する
ルーターをONUに繋いで、初期設定を済ませた前提で話を進めます。
各種設定は、パソコンでルーターの設定画面へアクセス。
tp-linkの設定画面へログイン(下のどちらか)
今後の説明は、全て「詳細設定」のタブで設定します。
NASを設定する
「NAS(ナス)」とは、「Network Attached Storage(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)」の略で、簡単に言えば、「ネットワーク共有ディスク」です。
家の中(外からも、海外からも。)の無線で繋がったスマホやパソコンから写真や音楽のデータなどを簡単にやり取りできるので、とても便利!
ルーターのUSBポートに繋ぐ
まずは、ルーターのUSBポートに、ハードディスク等を接続します。
私は500GのSSDをUSB 3.0に繋ぎました。
ルーターの設定画面で確認
接続したルーターの設定画面で確認。
「USB共有」の「USBストレージデバイス」で認識され、表示が出ていればOK。
もし、ない場合は、「スキャン」
設定画面を下へスクロールすると、詳細な設定ができます。
外からVPNで繋げば、ディスクにアクセスできるので、わざわざ危険にさらす必要はありません(^^;
右側のアイコンをクリックすると、ディスクの中で共有するフォルダを選べます。
※普通はディスク丸ごと共有でいいと思います。
「アクセス認証」を「オン」にすると、ディスクにアクセスする時に「ユーザー名」と「パスワード」が必要になります。
が、その場合はユーザー名とパスワードを変更しておきましょう(^^;
パソコンからUSBドライブにアクセス
エクスプローラーを開き、アドレスに「\\192.168.0.1」を入力してエンターキー。
すると、USBドライブが開きます。
ここでは「Volume_A1」の中がドライブの中身です。
その場合は、新しい機種に買い替えた方がいいかも(^^;
私の場合、AC1200とAC2300が、Windows10で接続が不安定になったので、AC2600に買い換えたら安定しました!
ドライブにいつでも簡単にアクセスできるよう、ドライブの上で右クリックし、「ネットワークドライブの割り当て」を選びます。
好きなドライブ文字を選び、完了。
コンピューター上に現れて、いつでもUSBドライブにアクセスできる状態になりました!
「Volume_A1」の中身を開いた状態で、「クイックアクセス(お気に入り)」を右クリックし、「現在のフォルダーをクイックアクセスにピン留め」しておくと便利ですよ(>▽<)
スマホからUSBドライブにアクセス
ここでは私が使っているアンドロイドの「Solid Explorer」を使って説明します。
メニュー上部の「…」をタップ。
「ストレージ管理」をタップ。
右下の「+」をタップ。
「LAN/SMB」をタップ。
ルーター(ここでは「C2300-SHARE[192.168.0.1]」)をタップ。
ユーザー名やパスワードを設定していない場合は、「ゲスト」で入れますが、ルーターの設定画面でアクセス認証をオンにした場合は、そのユーザー名とパスワードを入れます。
後は、「高度な設定」は「いいえ」で、最後まで進みます。
C2300-SHAREというストレージが出現し、スマホからもUSBドライブにアクセスできるようになりました!
写真やドキュメントや音楽など、これで共有USBドライブを通して楽にやりとりできます♪
プリントサーバーを設定する
wifiやLANで繋いだパソコンから、ルーターにUSB接続したプリンターで印刷できるよう設定します。
まず、プリンターのUSBプラグをルーターのUSBポートに繋ぎ、プリンターの電源を入れます。
私はUSBハブにSSDとプリンターを繋ぎましたが、問題なく使えました☆
ここの「プリンター共有」から、ユーティリティファイルをダウンロードしてインストール。
もしくは、tp-linkのサポートページよりダウンロード。
ユーティリティファイルを解凍すると、「CHS」「ENU」の2つのフォルダがありますが、CHSは中国語版、ENUは英語版のようです。
英語版の中のsetup.exeをクリックし、インストールします。
ここの説明に沿っていくと分かりやすいです。
設定が一通り済んだら、印刷したい時にプリンターの電源をONにし、デスクトップに現れたこのアイコンをクリックすることで、プリンターが使えるようになります。
プリンターがネットワークで繋がりました!(>▽<)
もし印刷できない場合は、ルーターの管理画面にログインして、プリンターサーバーの状態が、ONになっているか確認しましょう。プリンターの電源もオンにしておく必要があります。
VPN機能を設定する
カフェやホテルの公衆wi-fiから
- 自宅のファイルを安全にやりとりできる
- 海外からでも、日本の自宅からアクセスしているように繋げる
- 外からでも、家にあるプリンターから印刷できる
- 暗号化されているので、情報漏洩の心配が減る
など。
日本の自宅から繋いでいるような感じになるので、海外(中国含む)にいても日本国内でしか見れないアマゾンプライムの映画や、各テレビ局サイトの見逃し配信が見れるんですよ(>▽<)
それに、自宅にしか置いていないファイルを外から見たり編集したり、プリントアウトできたりと、便利なことだらけ!
3年前にAC1200でこの機能を知った時は驚愕しましたよ(>▽<)
動的DNSを設定する
TP-linkが用意しているサービスを使います。
左メニューの「ネットワーク」から「動的DNS」をクリック
サービスプロバイダーから「TP-link」を選び、
「ドメイン名リスト」から「登録」をクリックし、
自分の好きな英数字を入れて保存します。
VPNサーバーを設定する
左メニューの「VPNサーバー」から「OpenVPN」をクリック
「VPNサーバーを有効にする」にチェックし、
「インターネットとホームネットワーク」を選び、保存します。
証明書の「生成」をクリックし、生成されるまで少し待ちます。
証明書が作成完了したら、設定ファイルの「エクスポート」で、ファイル(OpenVPN-Config-AC2300.ovpn)をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルをエディターで開き、「remote」の部分のIPアドレスを、さきほど自分で登録した動的DNSのドメイン(xxxxx.tplinkdns.com)に書き換えて、保存します。
VPN接続したいパソコン、スマホなどにVPNの設定ファイル(OpenVPN-Config-AC2300.ovpn)をコピーします。
コピーする場所は、自分が覚えておけばどこでもいいですが、パソコンの場合は「C:\Users\ユーザー名\OpenVPN\config」の中だと楽。
パソコンで繋ぐ場合
ここを参考に、OpenVPNをインストールします。
デスクトップに現れた「OpenVPN GUI」をクリック。
画面右下の「タスクトレイ」にOpenVPNのアイコンが現れます。
アイコンを右クリックし、「接続」をクリック。
(もしくは、「Import file」で、設定ファイルをインポートしてから、接続)
アイコンの色が緑に変わり、VPNで接続されました!
後は、家にいる時と同じようにNASが使えます(>▽<)
VPNを切断する時は、同じように右下のアイコンを右クリックし、「切断」します。
アンドロイドで繋ぐ場合
google playから「OpenVPN」のアプリをインストール。
アプリを開き、一番下の「OVPN Profile」をタップ。
設定ファイルを選択し、「IMPORT」をタップ。
※私は、Downloadフォルダに設定ファイルを入れておきました。
「ADD」をタップ
ボタンをタップ
VPNで接続されました!
上の通知バーに「コネクトマーク」と「鍵マーク」が出現します。
これで、公共Wi-Fiでも安全にインターネットが使えるし、家のNASに接続することも可能です(>▽<)
(中国旅行の時、家のNASに繋いでみましたが、きちんと接続できました☆)
切断する時は、緑のボタンをオフにするか、通知バーを下にスワイプして「DISCONNECT」をタップします。
iPhoneで繋ぐ場合
iPhoneの場合は、ここを参考にして下さい。
tp-linkのルーターでVPN、NAS、プリントサーバー設定まとめ
以上、tp-linkのルーターでVPN、NAS、プリントサーバー設定まとめでした。
tp-linkのルーターがあれば、こういった便利なことができるので、参考にしていただければ☆
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