2008年から12年居座っていた「コアサーバー」から「mixhost」に移転しました、スーのページです。
スーのページをはじめとして、全部のサイトでWordPress(ワードプレス)という無料のシステムを2012年から使っています。
WordPress自体の引っ越しは何度もやっていますが、やり方をまとめていませんでした。
いつも、えーっと、、となるので、次回のためにまとめておきます(^^ヾ
phpMyAdminでデータをエクスポート
phpMyAdminにログイン
「データベース」→「phpMyAdmin」
phpMyAdminにログインしました。
バックアップしたい「データベース」をクリックし、上の「エクスポート」をクリック。
エクスポート設定
エクスポート方法は「詳細」を選択
テーブル:通常は選択状態でOK、使わなくなったプラグインなど、いらないテーブルはチェックを外す。
データが大きい場合は圧縮
フォーマット特有のオプション:そのままでOK
生成オプション
チェックする
□DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION / EVENT / TRIGGER コマンドを追加する
データ作成オプション:そのままでOK
「実行」で、SQLファイルをパソコンに保存。
phpMyAdminでデータベースを作成する
新しいデータベースの作成方法は、各サーバーに従って下さい。
phpMyAdminでデータをインポート
「インポート」→「参照」で、SQLファイルをアップロードし、「実行」
※サーバーによって方法が違うので、検索して下さい。
wp-confing.phpを修正する
「新しいデータベース名」など、wp-config.phpを修正します。
ディレクトリやファイル構成を同じにする
後は、ftpを使い、新サーバーにwordpressや各フォルダ、ファイルの構成を同じにすれば、移動完了~(>▽<)
めでたしめでたし☆お疲れっ!
必要ならデータを修正
自分のパソコンに保存したバックアップデータ(SQLファイル)を、修正、置換すると少しデータが軽くなる。
エディタで修正する
エディタで一括置換しておくと素敵。
私は長年秀丸エディタを使っています♪
例1:ドメインを変更するなら一括置換
例2:http:// → https://
例3:/> → >
プラグインで修正する
データベースを最適化、オプション削除
データベースを最適化、Transient削除
不要なカスタムフィールドの値を削除
一括置換
ローカル環境で修正する
xamppをインストールし、ローカル環境でwordpressのテストを動かしています。
wordpressのデータに、いつの間にか変なゴミができているのを消してスッキリしたい。
削除したいのは、これら。
検索する単語 | 意味 |
---|---|
_oembed_ | 動画URLなど埋込時に自動生成。値が{{unknown}}なら消していいと思う。oEmbed機能を無効化する方法もあり。 |
_edit_last | 記事の編集ユーザに関係、消しても問題なし |
_edit_lock | 記事の編集ロックに関係、消しても問題なし |
_wp_old_slug | スラッグを変更した場合、新しいスラッグ(URL)に自動的に転送してくれるが、記事投稿後すぐに変更した場合にはゴミでしかない |
akismet | akismetがスパムとして防いでくれたデータの残骸。 |
データベースを選択→「検索」
「検索する単語や値」に入力し、「実行」
「表示」をクリック
問題なければ、「すべてチェックする」→「削除」
※行数を変えれば一度にたくさん削除可能。
「はい」
で、削除完了、スッキリ☆
オーバーヘッドを最適化する
いつの間にか蓄積された、データーベースのゴミ、オーバーヘッドを最適化します。
各テーブルの右端に出ているのが、「オーバーヘッド」
「オーバーヘッドのあるテーブルを確認する」をクリックすると、該当のテーブルがチェックされます。
「チェックしたものを:」→「テーブルを最適化する」
オーバーヘッドが消えて、データーベースのサイズが少し小さくなりました♪
wordpressのテーブル接頭辞(prefix)を変更する方法
サーバー引っ越し、セキュリティ強化などで、ワードプレスをインストールする時に、変更しなかった「テーブル接頭辞(プレフィックス)」を変更したい場合があります。
インストールの時、意味が分からず、そのまま進んだ場合、wp_になっています。
「wp-config.php」の、この部分。
これは、「このブログのデータだよ」と区別する、名字のようなものです。
「wp_」のままでも、別にいいんですが、セキュリティ的にはあまりよくないみたいです。
なので、これを簡単に変更する方法。
データベースを選択→「SQL」
ウィンドウに、下のコマンドを入力し、「実行」
例:「wp_」を「wp_new_」へ
ALTER TABLE wp_commentmeta RENAME TO wp_new_commentmeta;
ALTER TABLE wp_comments RENAME TO wp_new_comments;
ALTER TABLE wp_links RENAME TO wp_new_links;
ALTER TABLE wp_options RENAME TO wp_new_options;
ALTER TABLE wp_postmeta RENAME TO wp_new_postmeta;
ALTER TABLE wp_posts RENAME TO wp_new_posts;
ALTER TABLE wp_termmeta RENAME TO wp_new_termmeta;
ALTER TABLE wp_terms RENAME TO wp_new_terms;
ALTER TABLE wp_term_relationships RENAME TO wp_new_term_relationships;
ALTER TABLE wp_term_taxonomy RENAME TO wp_new_term_taxonomy;
ALTER TABLE wp_usermeta RENAME TO wp_new_usermeta;
ALTER TABLE wp_users RENAME TO wp_new_users;
※「ALTER TABLE」は、テーブル定義の変更コマンド
※ALTER TABLE 古いテーブル名 RENAME TO 新しいテーブル名
これで、めでたくテーブルの接頭辞が、「wp_」→「wp_new_」に変更できました♪
次は、テーブルの中のデータを変更します。
「検索」→「wp_」を入力して「実行」
wp_が含まれているテーブルが表示されました。
この中の
・wp_new_options
・wp_new_usermeta
の「表示」をクリック
テーブル「wp_new_options」の列「option_name」に「wp_」がついたものが2つ
テーブル「wp_new_usermeta」の列「meta_key」に「wp_」がついたものが5つ
全部で7つ、「wp_」→「wp_new_」にします。
データベースを選択→「SQL」
ウィンドウに、下のコマンドを入力し、「実行」
例:「wp_」を「wp_new_」へ
UPDATE wp_new_options SET option_name = ‘wp_new_page_for_privacy_policy’ WHERE option_name = ‘wp_page_for_privacy_policy’;
UPDATE wp_new_options SET option_name = ‘wp_new_user_roles’ WHERE option_name = ‘wp_user_roles’;
UPDATE wp_new_usermeta SET meta_key = ‘wp_new_capabilities’ WHERE meta_key = ‘wp_capabilities’;
UPDATE wp_new_usermeta SET meta_key = ‘wp_new_user_level’ WHERE meta_key = ‘wp_user_level’;
UPDATE wp_new_usermeta SET meta_key = ‘wp_new_dashboard_quick_press_last_post_id’ WHERE meta_key = ‘wp_dashboard_quick_press_last_post_id’;
UPDATE wp_new_usermeta SET meta_key = ‘wp_new_user-settings’ WHERE meta_key = ‘wp_user-settings’;
UPDATE wp_new_usermeta SET meta_key = ‘wp_new_user-settings-time’ WHERE meta_key = ‘wp_user-settings-time’;
※「UPDATE」は、更新コマンド
※UPDATE テーブル名 SET 列名 = ‘新しい値’ WHERE 列名 = ‘変更する値’
以上で、テーブル接頭辞を変更できました(>▽<)
参考WordPressのプレフィックスを変更する時の手順
参考「WordPress」 接頭辞の変更方法!管理画面ログイン出来なくなってしまった時の対処法も
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