昨日の夜、ブログを書いた後、最低だった。
昨夜の興部の電車休憩室の宿泊者は全部で6人。
バイク旅のおっさんが2人。
車旅の夫婦が2人。
東京からマラソンに来た青年、タカシマさんが1人。
そして私。
寝る用意は8時半に既に他の皆さんはできていたのだけれど、変な夫婦2人だけが晩酌をしており、自分達だけ煩い扇風機をつけ、旦那の方は、下はパンツで歩き回り、「みなさーん、マナーだから9時には消灯しましょうね~」とホザいていた。
電気が明るいので、それならば9時まで話でもしようかと、私は隣のタカシマさんに私のヨーロッパ一周の旅をしはじめた。
「マケドニアの首都スコピエに行って、モンテネグロの世界遺産の町コトルに行って、クロアチアのドブロブニク、海が綺麗な町にいって、次は首都の・・・」
と話していたところ、酒を飲んでいたデブのガマガエルのようなオヤジが向こうの方からこう言った。
「なぁーにがマケドニアだ、モンテネグロだ。そんなに簡単に言うけどな、何言ってやがるんだ」
は・・・?
「あのー、簡単に言うも何も、実際に行ってきたんですけど・・・」
「歴史もなーんも分かってねー奴が、ただ行ってきただけだろうが。バカ女が」
・・・なんやコイツ。
「バカ女って何ですか!? ちょっと!!!!」
しかしデブガマは更に暴言をはいてくる。
私だってこんな輩は許せないので、言い返す。(もちろん丁寧な言葉を使ってですが。)
というか、公共の施設で皆が寝る体勢なのに煩い扇風機をつけて晩酌をし、パンツで醜い姿をさらしながら歩き回り、更に女性に対してのこの暴言。
しかも、ガタイのいい、バイク旅のオッサン2人組も、このことをしっかりと聞いているのに、全く注意しようともしない。
話を聞いていたタカシマさんも困った様子で見ているだけ。
・・・なんだこりゃ?
女性が酔っ払いにからまれて酷いことを言われているのを、日本男児はただ黙ってみているだけか。
一緒に晩酌をしている奥さんも、「この人酔っ払ってますから~」って、酔っ払っているから何でも許されると思っているわけ??
私が負けずに言葉を返していたら、デブガマガエルはまさかここまで言い返されるとは思っていなかったのか、「あ~あ、もう寝よ寝よ! ほら、ネーチャン、電気消して!」と言いやがった。
「あなたが9時まで起きていたいって自分で言ったんでしょう! お酒を飲んでいるのはあなたですよ! 何で私が消すんですか!?」
ガマガエルは醜い姿のまま、寝袋に入る。
本当に信じられない奴がいたもんだ。
仕方ないので、それを横で聞いていたタカシマさんが電気を消しに行った。行かなくていいのに。
本当に信じられない。こんな奴がいるなんて!!!
周りの人も無視だし!!
電気が消えた後も、私は怒りで眠れなかった。
―――そして朝。
まだ人が寝ているというのに、朝の6時だというのに、バイク旅のオッサンや醜い夫婦が大きな声をたてて会話をしている。全くマナーのなっていない人たちだと思う。60歳も越えているのに、なんてことだろう。
私はあの醜い夫婦を見たくなかったので、もっと寝ていようと思った。
醜い夫婦が自分達の荷物を車へ運び、いなくなったなと思った時に、寝袋から出た。
・・・でもあのガマガエルに一言何か言ってやろうか。「昨夜私に言ったことを覚えていますか?」と。
醜い夫婦の車が出発しそうだったので、そちらの方へ向かおうとすると、デカい図体のバイクオッサンが私にこういった。
「お互いに大人にならないとね~。相手は酔っ払っていたからさ、ホラ」
この人は何も思わなかったんだろうか・・・。
「ウチの娘にもいつも言ってるんだけどさ、性格ブスにだけはなるなよ、と。いくら外見が綺麗でも、中身までブスになっちゃ駄目だよ~」
よくこんなこと言えるな、、他人の私に向かって。それにあんたの娘のことなんかどうでもいいよ。
「あのー、昨夜どう思われましたか?」
「あーゆうのはどこにでもいるんだよ。酔っ払ってたしね~。ネーチャンも大人にならなきゃね~」
「私は最初相手にしてなかったですけど、それでも絡んできたのはあっちですが」
「まぁ、忘れなさいよ。旅も楽しくないでしょ? 山にでも登って、バカヤローって言えばいいじゃない」
はー、そうですか。山に登ってバカヤローね。それでストレス解消ですか。時代が古すぎやしませんか?
「あの、ところで、私にこういうこと言ってますが、相手の方にも何か言ったんですか?」
「いや、何も言ってないよ。人生の先輩だからね」
この人の人生の先輩は凄い人なんだな~・・・。
ただ注意するのが怖かっただけでしょ・・・。
この人は64歳らしいが見た目は若く、しっかりしてそうな感じなのに、女性が酔っ払いに絡まれていても見てみないフリをする最近の人と一緒か。自分が注意できなかった、それを正当化するために、私に説教して罪を逃れたいんだろう。
「あの、私あの人に一言いってきたいんですが」
「・・・やめといた方がいいんじゃない? あんなのはどこにでもいるよ」
結局醜い夫婦の車はそのまま出て行った。
全く腹立たしい・・・!!!
醜い夫婦には本当に腹が立つし、それを注意できず知らん振りをしていた他の人たちにも失望した。
でも仕方が無い、うまく私も言葉が出てこなかった。。。
そうして朝7時半、外の車の中で寝ていたヨーさんの車に乗り込み、車を出発させてもらってから昨夜の話をすると、「なーんで俺を呼んでくれんかったんや!」と怒り出した。
「そんな輩がいたら電話してくれればすぐに飛んでいったがな!」
本当にそうだった。そうすれば良かった。ヨーさんのことをすっかり忘れていた。
ヨーさんは元刑事、ついでに元マルボー、そういう輩の扱いは慣れているのだ。
こんなに頼りになる大人が近くにいたのに、私は呼べなかった。
「ホンマ災難やったな~! しっかし、一緒にいたあのバイクのオッサンら2人組は何も言わんかったんかい? あの人らも元自衛官と元防衛省やで。あの人らやったら何か言うてくれたんと違うんか?」
な、なんだって~~~!!! そんな人たちなのに、女性が酔っ払いに絡まれて侮辱されていても注意しないなんて!!!! しかも朝になって酔っ払いがいなくなってから、逆に女性の私に注意!?!?
女性を守る日本男児はもういない。。。
あの人たちの職業を聞いたらますます失望してしまった。
「まぁ、その怒り、俺にぶつけたってや。ははは」
すいません、ありがとうございます、ヨーさん。。。
天気はいいけど、本当に、昨夜と今朝のことが腹立たしくて素直に楽しめない。。。
「あの展望台、ちょっと行ってみようや!」
ヨーさんが山の方へ車を走らせた。
「おいっ! よりにもよってアイツらの車かよ!! アチャー、嫌な奴らと会ってもうたなぁ」
な、なんと、あの醜い夫婦の車がそこに停まっていた!!
ど、どうしよう。。。
「どうする? やめとくか・・?」
いや、せっかくだから、一言いいたい!!
女の私だからナメられたけど、ヨーさんもいるし!!!
ベンチに座っていたデブガマガエルを見つけ、スタスタ歩み寄る。
「覚えていますか? 私のこと、覚えていますか?」
「あ、あぁ、覚えているとも・・・」
「昨夜、私に言ったことも覚えていますか?」
「あぁ、覚えているが・・・」
デブガマは目を合わせられず、挙動不振になり、軽く震えているようだ。
ヨーさんはそんなデブガマにビシッと言ってくれ、デブガマは私に一応謝った。
しかし、私の目は見れないようで、適当に目を合わさずに謝った後、おぼつかない手でタバコを吸い出した。
これが謝る態度ですか・・・。。。
結局デブガマはその場から逃げ出し、頼りない奥さんが代わりに私に謝り、車で逃げていった。
・・・なんて情けない人たちなんだろう。。。
酔っ払っていたから何をしても許されると思っていたのかな。。。
こうして注意をすることがなかったら、これからも旅人の集まるところで遅くまで晩酌をし、自分の家かのように気に食わない人に暴言を吐き続けたのかな。
そんな人が旅をするなんて非常に残念だ。注意のできない大人にも残念だ。
でも、ヨーさんは凄いと思った。本当にありがとうございます・・・!!!
私はヨーさんのお陰で、まだ大人を信じることができます!!!
こうして、気分スッキリ! ・・・とまではいかないけれど、少しは気が晴れた。
さて、観光や、カンコー!!
紋別の釣り場再び。
天気が良いと景色も違う!
こんなにたくさん連れた人がいた! 凄い!!
お昼は道の駅でホタテカレー450円♪
ほたての貝柱入りソフトクリーム! とカボチャソフト。
貝柱はしょっぱかった!!
天皇陛下も来られたお花の原生林を訪れ、
斜里へ向かう途中でSLを見た☆
知床方面へ向かい、
オシンコシンの滝を見て、
羅臼岳を眺め、
無料の温泉、熊の湯に入った♪
そして夜は根室に到着っ!! 今日は凄い距離移動した!!
カウチホストのカイルと会い、
3人で回転寿司☆
ヨーさん、ありがとうございます!!
ヨーさんにも一緒にカウチサーフィンを体験してもらい、カイルの家で休ませていただくのでありました。
毎度ながら凄い展開。
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