交換小説-タイトルなし
私は小学生の頃から文通というものを始めだしました。 きっかけは、友達の転校です。 なので、小学生ながらに趣味は文通と言う、ちょっと 珍しい子供だったかもしれません。同級生の子からは 「文通って何?」とその意味を聞かれたものです。

まー、そんなこんなで、高校生になりまして、 深夜放送されていた映画を見ていたらロードショーという 映画雑誌を抽選でプレゼントというお知らせがあったので 応募してみたんです。 そしたらなんか当たっちゃいまして、かつ、その号のアンケート ハガキに答えて送ったら「カーリー・スー」っていう映画の アリサン・ポーターのテレカまで当たっちゃいました。 (当時、私は既にカーリー・スーを劇場で見てました。)

つー事で、映画雑誌を始め、テレカまで当たっちゃったのが 嬉しくて、次号のロードショーから買い始めたんです。 そのうち対を為す映画雑誌のスクリーンも買い始めて、高校生ながらに 毎月映画雑誌に1500円くらい使うというとんでもない散財野郎でした。 (今の高校生は金持ちだよね・・)

そして映画雑誌をしばらく読むにつれ、あるものに興味を示したのです。 こういう映画雑誌を読んだ人なら一度は目にした事のあると思う イングリッシュ・アドベンチャー、すなわち「家出のドリッピー」です。 オーソン・ウェルズの朗読を聞いているだけでスラスラ英語が分かるようになる! っていうアレです。 そこに書かれているたくみな広告文句と利用者の声にいてもたっても いられなくなった私は親に頼み込んでドリッピーを始める事に成功しました。

そして一ヶ月に一度、ドリッピーのCDが毎月我が家に送られて来る事に なったのですが、聞いたのは最初の2枚だけ。(全部で1年、12枚のセットっす) しかも、毎月一緒に同封されている振込用紙でお金を払うようにしてたんですけども、 何か月分かの支払いが遅れたら一ヶ月分余計に請求が来たので、 苦情の電話を入れたりした事もありました。(笑)←何事も領収書はきちんととっておきませう。

で、ドリッピーは全然聞かなかったんだけども、これまた毎月一緒に同封されていた 会報誌の「MEET」っていう奴が私はいつも楽しみで、その「MEET」が読みたいがに 家出のドリッピーに続く上級者用の「コインの冒険」って奴まで買い続けてしまった という、親には言えない恐ろしい過去を持っています。 (ちなみにコインの冒険も2枚くらいしか聞いてないよ)

だもんで、私は大学の一人暮らし時代にも何とか聞こうと引越し先にも持っていった けど一度も聞かず、現在も本棚に収まったまま。もうオークションで売っちまおう! って何度も思ったけど、やっぱ勿体無いのでそのまま。いつ聞くんだよお前は!? つー状態で綺麗なドリッピーとコインがある訳なんすけども、まぁそれはいいんです。 (じゃ、今までの話は!?)

え〜、話はMEETに戻りまして、その会報誌には何が書いてあったかって言うと、 まぁシドニィ・シェルダンの新作の本の情報とかもあったんですが、私の一番の 楽しみは「文通友達募集」のコーナーでした。 普通の雑誌やらと違って、このコーナーが半分以上占めてるような会報誌だったんです。私はまずその募集コーナーで見つけた女の人にお手紙を出してみました。 何通かのやりとりが続いた後、音沙汰はなくなりました。 まぁ、文通にせよ、メールにせよ、そんなもんですな。

そして今度は自分から友達募集を出してみる事にしました。 もう当時のMEETは捨ててしまったのでどんな内容で出したか正確ではないですが、 多分「チョコボールとビバリーヒルズ高校白書とらんま1/2が好きで、趣味は切手収集の 福井県に住む元気な女の子です。初めだけ切手同封でお願いします!」って感じやったと思います。切手収集は書いたかどうか不明。

そうしたら5〜6通くらい来たんですが、まぁ現在でもそこそこ交流のある人は 1人くらいです。
で、その昔文通をしていた中の一人と交換小説ってのをやってみました。 提案したのは私です。(中学の時も同級生とそういうのやってたの。) その交換小説をした相手というのは男性で、一度写真を送ってきてくれた事が あったんですが、寝起きで頭ボサボサ・・とかとにかくスゲー写真で面食らった 覚えがあります。ネタとしても、凄い写真を他人に送る勇気がある人だなぁ・・ と思ったものです。彼の名は裕ちゃん、性格はかわいい人でした。

つー事で、よくここまで読みましたね、アナタ。(笑)
本編はこれからっす。
交換小説は自分から提案したものの、最初は裕ちゃんから。
特にタイトルも決めずそれは始まるのでした。 (句読点、誤字脱字などそのままで。)

〜裕ちゃん編〜
春の陽気な桜の香ばしいかおりを、肌で感じながら、ぼくは、 アメリカ・ロックフェラービルの前に立ちつくしていた。 今からぼくの新しい人生が始まる。すごくでかいビルだ。 アメリカンドリームを夢見て、ここに来たのは、今からちょうど、 50年前だ。 でも、ぼくの年は25才。 なぜって・・・、それはぼくが冷凍されていたからだ。 科学者の父を持ったぼくは、50年前人類初の、冷凍保存ヒューマン・ビーイング の実験台として使われたのだ。自らの息子を実験台一号に、 せざるをえなかった父のことを思うと、ふびんに思ってしかたがなかった。 そんな父はもういない。冷凍2号として、自ら実験台に乗ったが、失敗して しまったらしい。ぼくは、生まれかわった。これからぼくの第二の人生が始まる。

〜マリリン編〜(←私の事でし。(笑))
僕は周りに目をやった。何もかもが変わってしまい、 僕の知っている映像は何一つなかった・・・。これから一体どうやって 生きていけばいいのか・・・。金もないし、知り合いだって・・・、そうだ、 父さんだって、もし実験に成功していたら、僕と同じ状況だったハズ・・・。 父さんは僕より後に冷凍保存に入ったのだから、絶対に何か残してあるハズ だ!!そう確信するや否や、僕の足はもう既に走りだしていた・・・。

〜裕ちゃん編〜
僕は、走った。とことん走った。周りを見わたしても、僕の知っている 景色はなかった。ただ遠くに自由の女神が、カラフルに飾りつけられて 立っていた。昔、白かった服は、今では、虹色にペンキで塗られている。 ぼくの知ってる彼女じゃない・・・。あっ、顔に、ひげがあるじゃないか。 いったい誰があんなことを・・・。僕は、時代の移り変わりの激しさを、街の 中に立ち止まり、身にしみて、感傷にふけっていた。
「おいっ、大和じゃないか。」
突然、後ろから、誰かが声をかけてきた。誰だ? 僕の名前を知っているのは?僕は、そのなんだかなつかしさを感じさせる 声の主を見ようと、振り返った。

〜マリリン編〜
それは確か、60年前に、つまり僕が15歳の時に行方不明になった 友人だった。 一体どういう事なんだ? そいつはどう見ても僕と同じ歳かそれ以上。分けがわからない。 僕がぼう然とつっ立っていると、そいつはしゃべり出した。 「大和、大和だろ?俺だよ、俺、新吾だよ!」 シンゴ・・・、その名を聞いた時ピンと来た。そうだ、新吾、あいつ は僕の親友だった。学校をいつものように一緒に帰った夜に、 500年に1度起こるという彗星の大軍があった。そして新吾は 姿を消してしまったのだ・・・。足跡一つ残さずに・・・。 僕は自分の置かれている状況を忘れて、驚きと、なつかしさのあまり 涙がうかんできた。「何だよ、お前、僕に何の連絡もしないで消えてさ・・・。 それで今、何してるんだ?」そう聞いた時、僕はハッとした。 ここで新吾に会っている事はおかしいのではないか? ここは一体・・・。「実は・・・」それまでほほえみながら僕を見ていた新吾が 静かにしゃべり出した。

〜裕ちゃん編〜
「実は、俺・・・、あの夜のこと覚えているだろっ。」 「もちろんさ。新吾が、消えちまった夜だろ。」 ぼくは、突然、消えてしまった友人のことを、ついさっきのことの ように思い出していた。 「俺は、あの彗星が、空一面に降ってきた瞬間、ネズミに変わっちまった んだよ。」 新吾は、まじめな顔をして、ぼくに語りかけた。 人間がネズミに・・・・。まさか、そんなことが・・・・。いや、まてよ、そういえば、 あの日以来行方不明者が続出したぞ。みんなあの彗星のせいで、ネズミに変わっちまったというのか・・・。でも・・・。 「まさかっ。」ぼくは、思わず親友のことばを、疑ってしまった。 「信じなくてもいいよ。信じろって、言われても無理な話さ。」 新吾のいってることは、本当のことなのか・・・。 「でも、どうしてここにいるんだい?」ぼくは、きいた。 「俺は、ネズミの世界で、ずっと生きてきた。日本のナンバー1の地位につき、 大和がアメリカに渡った時、俺もいっしょに渡り、アメリカで、イタリア系のネズミや 中国系のネズミたちと争い、アメリカで一番のファミリーを築いたんだ。そして、 大和のおやじが残してくれた、人間に戻るくすりを飲み、人間に戻り、そして、現代では、ポピュラーになっている若返りのくすりを飲んだっていうわけさ。」 何だって!?ぼくの父さんが残したくすり・・・・?どうしてそんなくすりを 開発したのだろう・・・。それと、若返りのくすり?いったいどうなってるんだ。

〜マリリン編〜
僕は何気なくポケットに手を入れた。 「あれ、何か入ってる」 そう言ってとりだしてみると小銭が何枚かあった。 500円玉1枚、100円玉3枚、そして10円玉2枚と5円、1円が3枚ずつ。 全部で838円。「なぁんだ、たったこれだけかよ。しかも日本円だぜ・・・」 そう言ったとたん新吾が叫んだ。「何だって!日本円?しかも お前が持ってるのって50年前のか!?」 あまりの大声に心臓がとびだすかと思った。 「そうだよ。でもここアメリカだし何の役にもたたないんだろ?」 僕がそう言うと、新吾は興奮してしゃべりだした。 「お前は知らないだろうが、30年くらい前から日本の急激な円高が進み、 今ではどの国でも円単位の新貨幣が使われてるんだ。そう、つまり50年前の 日本円なんて、今では相当な価値があるんだよ!」「―――!!」

途中までっす。
訳の分からないストーリーは若気の至りなんで勘弁してやってつかーさい。
最後まで読んでしまった人、感想はいりません。


☆オマケ☆
裕ちゃんが押入れの奥から「MEET」を探し出し見つけてくれた 実際の私の文章。

「初めてペンフレンドを募集するのでドキドキしてます。私 はS51.4.28生まれのA型で、現在高校2年生の女の子 です。好きなものは、ビバリーヒルズ高校白書、ジョイ・ウォン、 映画、まんが、天外魔境、パソコン、占い、チョコボール、 睡眠、お笑い、などいろいろ変です。初回だけ切手をお願いし ます。老若男女は問わないし、返事確実です。海外ペンパルも 紹介してください。」



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