懸賞と私
小学2年の時、雑誌「小学二年生」でパーマンの笛つきバッチ (あの赤くてPの形のパーマンの印の奴。しかもそれはなぜか吹けるよ うになっていてさらにちゃんと目玉も付いていたのだ。)が当たって以来懸賞 歴約10年の私は今までにも小当たりではあるがテレカなら20枚くらい、中 当たりでビデオテープ、ゲームソフト、カメラ(コニカのだが、そんなによく もなかった。)、プラスティック朝食用器セットなど が当たっている。また、大当たりまではいかないがどんべえの らくでんわ(やわらかくてさわっていると気持ちいい。)も当たった。 だから私は毎日ポストを見るのが楽しみでわくわくしている。何も手紙とか そういうのじゃなくて、ただの広告だけが入っていたりするとちょっと寂しく なったりもする。 しかもエロビデオ通販の広告が多いんだな。。。。

ところかまわずポストに入れんなぁぁあ!!

そんなある日いつものようにがっこから帰ってきてポストを開けてみた。

あ、なんか封筒が届いてる!

ちょっとばかし期待して見てみるとスリムビューティーハウスのだった。 その封筒はピニールで、後ろが透けて見えていた。 そしてそこからは飯島直子がキュートにほほえんでいた。

なぁーんだ、エステの広告かぁ。

私はまたか、と思いながらなんで私の住所が分かったんだろう?って ちょっと不思議に思ったけど、なんかいろんな物に住所とか書いてるから きっとそこから調べられたんだろう、と思った。まぁ、その封筒の飯島直子があまり にもかわいかったので美少女評論家の私はとりあえずと っておくことにした。そして、その封筒は開けずに机の端の方に置いておいた。 ちなみに私の机の端というのはとりあえずな物(教科書とか雑誌とかちらしとか) を無造作に置いておくデンジャーゾーンである。 そしていつしか飯島直子も雑誌などに埋もれていったのだった。

約一カ月後、私はいつもそうなのだが、いきなり机の整頓をしだした。 それまでは気にならなかったデンジャーゾーンがあまりにも 広がり過ぎて邪魔になってきたからである。私は上の方からせっせと 整頓を始めた。ほぼ一番下の所にいつしかの飯島直子がいた。

あ、この前の奴だ。

と思い捨てようとしたが、とりあえず見てやるか、と封筒を開けた。 中の広告を出してみるとそういうのにありがちなでかい広告だった。 そしてふむふむと見ていると、なんかその広告の間から一枚のワープロで うった白い紙が目についた。

なんじゃこれ?

と見てみると、な、なんとそこには

当選おめでとうございます!

と書いてあるじゃないか!!私は思わず

やったぁぁああ!!!

と叫んだ。そして踊る気持ちを押えながらよくよくその紙を読んでみた。 その内容は5万円分の商品券が5名に当たって私 はラッキーなその一人だということだった。

そういえばそういう懸賞に応募したよなぁ。

そして一緒に付いていた券を黄金を見るかのようにおそるおそる見てみると、 ちゃぁ〜んと5万円って書いてあるじゃぁないですかぁ!!私の顔は思わず にやけてしまった。 そして、ふと券の右端の方を見ると使用期限が明記されていた。 ふむふむと使用期限を見てみると、平成8年9月末日までとなっていた。 私は一瞬気がふっとんだ。その日は10月3日。 私はぼーっとして

今年って平成7年だっけなぁ〜?

と思いにふけってみた。実家に電話して、今年は平成何年か聞いてみた。 帰ってきた答えは

平成8年やろ?

封筒を見ると飯島直子がやさしくほほえんでいた。。。

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