仮面浪人
私はここ(京S大)に来る前は、実は京T女子大という大学に 在籍していた。そう、つまり仮面浪人をしていたのだ。 仮面浪人とは?それは大学に通いながら、または在籍しながら別の大学受験に 向けてこっそりと勉強することである。 なぜ私が仮面浪人をしていたかというと、私は英語英文学科だったのだが、 そのT女には文学部しかなく、トータル人数が少ない。そのためとれる講義も少なく、 選択できるとはいっても、同じ学科であればほとんど同じ 時間割になってしまうのだ。 しかも卒業要単位数が167

これって詐欺だ〜!

人数が少ないので生協も小さく、図書館も小さい。これでは ムツゴロウ王国にも負けてしまうんじゃないかと思った ほどである。

おまけに坂の上にあって周りには遊ぶところなく、授業が終わったらみんな どこかへ消えていってしまい大学の静かさは 絶品である。
まぁ、なんと言っても女子大なので男がいないのが 嫌だったかな。←おい。

あーでも悪いところばっかじゃないんですよ。 人数少ないのでアットホームだし、校舎とか オレンジ色しててかわいいし、トイレはめちゃ きれいだし、帰るとき坂だから自転車 こがなくていいし。とりあえずフォロー。

ま、大学自体の説明はもういいとして、仮面浪人の時にあった話。 私は仮面浪人とは言っても、一応大学には通ってたし、予備校にも通っては いなかった。(←じまん。
だから、予備校主催の模試を自分で書店で申し込んで受けに行ったものだった。

それは、ある駿台予備校に模試を受けに行った日のことだった。 模試は朝9時からだったのだが、1時間目の社会に私は遅刻 してしまいぎりぎりに教室に入った。同じ受験番号の貼ってある机を探し、ちょうど 一番前の席だったのでさっさと席について世界史を受けた。

1時間目が無事に終わり、2時間目は英語だった (たぶん。)。 その英語の始まる2時間目の前の休み時間には、英語から受験する人たちが 教室に入ってくるのだが、私は1番前の席だったので、何気なく入ってきた人たちを 見ていた。

なぁ〜んか見たことある顔だなぁ〜。。。

と、思ったらなんとT女の同じクラスの子だった。 これにはびっくりし、その子も私に気づくなり、「スーザン!?」 (←私のあだ名。)と呼んで驚いた様子。(そりゃ驚くわな 。) でもその後その子は視線を私の斜め後ろに向けていたのだ。

なんだ?

と思って後ろを振り返ると、なんとそこにも同じクラスの子が座っていた。

驚いた。

それでは私が髪をふりみだし軽い呼吸困難にまで なりながら教室に入ってきた姿を見られていたというのか!?

無念。

それにしてもあの人数の少ない学校のしかも同じクラスの子が私をあわせて 3人も仮面浪人だったとは。その子達はちゃんと学校 も行ってたし、全然気づかなかった。まるで忍者だ。 T女は仮面浪人が多いとは聞いていたけれど、 う〜ん、まさかこんなに多いとは。

すごいぜ、T女!

後になって別のT女(現在もT女)の友達にその子達の事を聞いてみたら、1人は大学に 来てないし(多分大学に合格したんだろう。)、もう1人はまだT女に通ってるの だと(ああ、だめだったのか。)。 そんなT女が退学者を減らす為か、私が京S大に入学する に制度が変わった。 卒業要単位数が124単位になり、前期後期で単位がとれる セメスター制になったのだ。

ずるい。

私がT女にいる間にそうしてくれればやめなかったかもしれ ないのに。あ、でもやっぱやめてたかな。(←どっちだ。)

ま、そんな私も今では一応京S大生やってますが、今年(’96年)の夏休みに実家 福井での、高校3年の時の同窓会があった。うちの高校は一応福井県でも有名な ばりばりの進学系の県立高校で、浪人生も結構いる。 で、去年浪人してた子はどの大学に行った等の話なども出る。 東大にうかっていたり奈良女子や同志社なども。 もちろん行方不明のヒトもいるのだが。

そこでの私と、立命館に推薦で行った子の会話。

私「ところで、去年浪人してた○○ってどこ行ったの?」
友「え〜とね、確かT女だって。」
私「へ、へぇぇ〜〜〜。。。。。」

がんばれよ。

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