2年目の悲劇
その日は私と彼がつきあって2年目というおつきあい2周年記念日だった。
そろそろ寒くなってきたので彼氏はコタツを私の部屋に出しておいて欲しいという 要望の元、私は部屋を掃除し、コタツ布団を干した。コタツ布団を干すついで にベッドの布団も干した。部屋が狭い為、ベッドの布団を戻してからでないと コタツをきちんと配置できないので、コタツ布団はそのまま床に投げ出しておいた。

ベッドの布団を干している時に、時間があるので家賃を払いに銀行へ 行こうと思いつく。彼がうちに来るのは多分2時間後くらいだろうと勝手に 思っていた。

とゆー事で、銀行は歩いて2分程だし、午前中で人通りも少ないだろう から、適当な格好をして外にでた。

ここでいう適当な格好とは?
髪を後ろでひと束ねにし、下はジーパン、上には適当なジャケット、 そのジャケットの下は見えないのをいい事にパジャマ、そして足には コルクでできたようなサンダルである。

こんなヤバい格好にちょっとどきどき冒険心を抱きながらも、一歩外に 出たらほとんど人はいなく、

これだったら、銀行へ誰にも会わずに行けるかも

なんて自分の格好はやはりヤバいという思いと、誰が見る訳でなし4分や そこらの事に気を使う必要なしという思いが交差する。

そして銀行に向かい、道を歩き出した。ちょうど道の前方に軽トラックが 止まっていたので、それをよけて前に進もうとしたその瞬間、 約30m前方若い男が目に入った。 それはまさかの私の彼。しかもちょっとおめかし気味・・・。

やべっ!

部屋には布団がちらかりっぱなし、それより何より恥ずかしすぎる自分の格好。 幸いにも彼は私が車の影だったという事もあって全く気づいていなかった

これなら行ける!すぐに帰ってとりあえず自分だけでも取り繕わなければ! と考える事0.25秒すぐにきびすを返し走り帰る!

でも悲しいかな、体はそうはいかなかった・・・。
なにせ足に履いていたのはコルクでできたようなサンダル。 体をひねると同時にこける。 しかも左向きで戻ろうとしたので、重心が傾き、左へこける。 瞬間に思った為、そのエネルギーも突発的にデカい。 よって立ち上がる事のできない程、痛い。

どうしよう、どうしよう、もうすぐ彼が来てしまう・・・
と車の影で一人這いつくばる惨めな私。

彼はそんな事知りもせず、あと30秒で彼女の部屋なんて わたせせいぞうの絵をバックにセカンドアニバァサリィなんてタイトルの詩でも心に詠んでいたかもしれない。

・・・そして2人は素敵に出会う

・・・凍りついた時の中で私は一言

い、痛い・・・

まさか自分の彼女がそんな所で小汚い格好をして這いつくばってるとは 思うまい。

優しい彼は、車の影で倒れてる人がいるから「大丈夫ですか?」と声を 掛けようと思ったらしいが、実際には見てはいけないモノを見てしまったのだ。 そんな私を見て何気なく去ろうとする彼をひきとめ、 とりあえず部屋に戻った。

・・かしこい人なら覚えておいででしょう。 そう、部屋は布団達のひしめきパラダイス。 全くもう何から何までサイテーである。

結局私は両ヒザに擦り傷、左腰に打ち身&傷、心にダメージ、そして 血塗られた2周年記念日の素敵な思い出ができました。

やっぱ外に行く時は、近くでもオシャレして部屋をキレイにしてくのがいいですね。 ってゆーか常識なの?あはっ☆

※ちなみにこの彼とはもう別れてしまいました

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